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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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561: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/16(月) 18:44:26.29 ID:gV7qcoI0o >>560 ……… 【突如殊勝な態度になった少女に不信感を抱かぬ程男は平和ボケしていない】 【こちらの攻撃の威力を大きく削ぐ何かしらの異能を持つ相手が「殺して下さい」等と、見え透いた罠を仕掛けてきているのだ】 【だから――――】 ふん…… .だからどうしたと言うのだ 【だからどうしたの言うのだ】 【今、自分を踏み躙って見ろと言う挑発をしてきた者が居る】 【安い挑発、そして見え透いた罠。しかしその程度の"児戯"を恐れるものかと男は敢えて挑発に乗って見せた】 最高の技と言ったなァ。良いだろう見せてやるとも 対価は貴様の命を貰うがな―――――! 【朧気ながら相手の力を知っている】 【相手の速度に対応しつつ反撃が難しい事も理解している】 【その"敵"が、自分の首を取って見ろ等と――――】 【手元に集めたのはソフトボール大の水球、それを少女の体目掛けて投げつける】 【当たる瞬間の威力はそこそこ。しかし…その水には「流れ」が有る!】 【水球の体を成しつつも同じ場所を流れ続け、もし当たれば投げつけた際の威力とは別に相手の肉を削ぎ落とし続け様とするものだ】 【手元での精製、手元を離れても十分な威力を出す為の水流水圧等高度な魔翌力操作を以てしての自慢の「技」と言える1つだ】 【単純な水量…力押しでは敵わない―――悔しくとも認めざるを得ないが故の選択である】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/561
562: ルナ ◆/Pbzx9FKd2 [sage] 2015/03/16(月) 19:59:32.19 ID:Bu9V+vzJ0 >>561 【少女の策とは以下のようなものだった。】 【うまく誘いに乗り相手が水を用いた攻撃をしてくるならば、少女は一切のダメージを受けずにその攻撃を『真正面から喰らい』そのまま敵まで駆け】 【大きな力を使った後の疲弊した隙をついて敵を撃ち[ピーーー]。そういう算段であった。】 【水は個体ではないが物質であることに変わりは無い。ウォーターカッターが鉄をも切り裂くことが可能なのは、水という物質が凄まじい速度で運動しているからに他ならない。】 【ゆえに遠距離攻撃の性質上、術者の手元から離れた物質であるならどのようなものでも無力化することができるだろう。少女はそう考えたのだ。】 【少女の敗因は発想が柔軟で無かったせいだろう。少女の生きる異能の溢れかえる世界では、物理法則が常に通用するとは限らないという単純な真理を少女は実感していなかったのだ。】 …ッ!!! 【間一髪、本当に間一髪のところで迫る水球を避ける。『避けなければ死んでいたから』。】 【一度手元から離した物質が速度を失ったとき、念力でも使えなければ再び物質に力は加えられない。ならば念力を使えば良い。それだけの話であった。】 【少女は男が誘いに乗った瞬間勝利を確信したけれど、迫る水球の異変にすんでの所で気づくことができた。】 (あれは…あれは私の能力では止められない!!) 【水のその一滴一滴を静止させようとも、男は手も触れずにまた水の一滴一滴に殺傷力を持たせなおすだろう。】 【そういうことが可能な異能だってある。少女はそれを、この生死の境で認識した。】 【少女はその場に崩れ落ちる。己の浅はかさを恥じた。力不足を痛感した。】 【プライドを捨て敵に謝罪し、だまし討ちの末に殺害しようとして挙句の果てに失敗し。】 【これ以上ないくらい惨めに少女は完敗した。】 ……………… 【少女は動かない。しかし観念したわけではない。】 【少女が真に武人であったならここで潔く殺されることを選んだだろうけど、しかし少女は自身の目的の達成の為ならなんだってする卑怯者であった。】 【こんな所で死ぬわけにはいかなかったから。少女は恥に恥を塗り重ねるかのように。】 …レイヴェンッ!! 【少女は逃亡することを選んだ。叫んだ少女のもとに、夜の闇から一匹の巨大なカラスが舞い降りた。】 【人間の2、3人は背にのせることはできる程の巨躯。頭には脳に電流を流すかの様な機械が装着されている。】 【少女を素早くその背に乗せると、カラスは羽ばたき地上を離れた。】 【背の上で、少女…ルナは、これ以上ないくらいに恨めしそうな顔をしながら、眼下の男に話しかけた。】 二つだけ、貴方に聞きたいことがある。貴方の名前は? そしてもう一つ。 貴方はこの世界を滅ぼしたいと思う? 【さっきまでの殊勝な態度はどこへやら、吐き捨てるようにルナは問うた。】 【狙いはどうあれ潔く少女の誘いにのったあげくこの扱いだ。当然、この問いは無視したところで構わないだろう。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/562
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