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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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686: 熊出 等比 ◆/Pbzx9FKd2 [sage] 2015/03/20(金) 00:35:03.73 ID:Y9UvJ46j0 >>679 【少女・衣織が心を許してくれたことを感じると等比はとても嬉しそうに笑った。子供に頼られるかっこいいお姉さんというのは昔からの彼女の夢であったから。】 【衣織が望めば自警団支部内の見学は簡単だろう。等比の勤める職場の男性は皆可愛い女の子に甘い。】 【もっとも大抵の場合彼女は職場にはおらず、近辺で悪党と戦っているか修行に打ち込んでいるかのどちらかである。】 【彼女が支部にいる時はほぼデスクに向かわされ始末書を書かされているときだ。】 【そして皐月から許可を得ると、等比はありがとうございますありがとうございますと再三に渡り感謝した。】 【食事を待つ間彼女は、お母さんの手料理楽しみだねー、などと衣織に向けて楽しげに話しかける。熊出等比の精神年齢は基本的に幼いのである。】 【間もなく皐月の作ったカレーが運ばれて、等比は神谷親子と共に食前感謝の祈りを捧げる。そしてその一口目を口に含んで咀嚼し、皐月の問いに答えた。】 …おいしい!!おいしいです師匠!ううっ、生きててよかった!! 【当初の仕事モードはどこへ行ったのかがつがつと皐月お手製のカレーに喰らいつく。彼女の目にはうっすら涙が浮かんでいた。】 【そして彼女は口いっぱいにカレーにがっつきながら身の上話をし始めた。行儀が悪い。】 【それは彼女が神谷親子に非常に気を許していることを意味するのだが、二人にとっては迷惑なことだろう。】 私の勤めている支部だと、もぐもぐ、食堂が何故かなくって全員、ぱくぱく、共用のキッチンで自炊しなきゃならないんです。ごくり。 でも私料理すごく下手で、がつがつ、いっつもろくな食事ができてなかったから、はぐはぐ、喜びもひとしお、というわけなんです。ごっくん。 【凄まじい勢いで食べ終え、彼女は最大級の賛辞の意味を込めて言った。】 最高です!!二つ星なんかじゃないです、これはもう、文句なしに一等星です!!一つ星です!! 【星の輝きの程度を表す等級と、三ツ星評価は彼女の脳内でよくわからない形で融合していた。】 【ごちそうさまでした、と言い食事を終え、等比は非常に満足した様子で後片付けを手伝った。その後、彼女が皐月に切り出した話題は意外なものであった。】 【彼女は興奮した面持ちで話しかける。】 あの、さっきRAIN(れいん)でお父さんと連絡をとったらですね、お父さんの職場レイリス大でした!! 数学の教授でして、年は50歳を超えてて、熊みたいにおっきくて身長は2メートルくらいあるんです。 それで茶色いあごひげがたくさん生えてるとにかく大きくて目立つ人で、名前はベアーウト・フィボナッチというんです。ご存じないですか!? 【偶然にも、彼女の父もまた皐月と同じくレイリスフィード大学の教授であった。皐月は彼を知っているだろうか?】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/686
691: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga] 2015/03/20(金) 01:08:11.45 ID:mlkcP0RZ0 >>686 ふふっ、等比さんったら大げさなんですから。でも、そう言ってくれると嬉しいです! (……それにしても、よっぽど食生活に切羽詰っていたんでしょうか……なんだか、食べる勢いに迫力がありますね……) 【これほどまでに感謝されるなら、料理を作った者としても作った甲斐があるというもの。】 【料理を作った人間にとって、何よりも嬉しいのは「美味しい」という言葉。その一言で手間暇かけた全てが報われる】 【多少行儀が悪くたって構わない。こうやって本当に美味しそうに食べて貰えれば、それが一番嬉しい】 【……ただ、これほどまでに必死に食べられるといつもの食生活が気になってしまう。ちゃんと十分に食べてますか?】 あらら、毎日自炊ですか……忙しいのに大変でしょう。そうだ!今度家に遊びに来たらお料理を教えてあげましょう! なに、料理が苦手でも心配する必要はありません。簡単なメニューならきっとすぐに作れますよ! 【……ちゃんと食べてませんでした。毎日自炊となればそれは大変だ。……皐月は毎日娘の分の料理まで作ってるけれど】 【そこで、皐月は思いつく。今度料理を教えてあげよう、って……皐月も主婦だ、料理の一つや二つなら教えられる】 【料理が苦手でも、美味しく作れるメニューはいっぱいある。今度教えてあげよう……そんなことを画策するのだった】 【やがて、三人とも食べ終える。】 【等比は満足してくれたようで、皐月は嬉しそうに微笑む。……衣織は等比の下した評価に冷静なツッコミを入れている】 「一つ星なら等級下がってますよー……ま、いっか。」 【―――まあ、美味しいって言ってくれてるからそれでいいや。うん。納得しよう。】 【それから三人で片づけ。洗い物も三人でやるなら楽でいい。―――そんなわけで、皿洗いもすぐに終わって】 ……えーっと、……ああ、お名前は伺ったことがありますね!あまり交流は無いのですが……そうでしたか、私と同じ職場でしたか。 名前が違うから親子だとは知らず……。今度会った時にお伝えしておきますね。娘さんは頑張っていますよーって! きっと喜びますよ?親にとってはね、一番うれしい事は子供が頑張っている事ですもの! 【皿を洗い終えてから告げられた事。彼女の父親も皐月と同じ大学に勤めてるとの事で】 【言われてから思い出すと、確かにそんな人がいた気がする。同じ理学系とはいえ科が違うからあまり会う事は無いのだけれど】 【事務的な会議で、ちらっと見かけた気がする。……今度会った時、声を掛けてみようかしら】 【さて、食事も終えて今度こそ帰らねばならないだろうか。きっと門限的なものもあるのだろう、時間はまだ大丈夫だろうか……】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/691
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