[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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125: キリーノ・リカニツカヤ(No.7 Nemesis)◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/09(月)08:56 ID:kJ04fQJs0(1) AAS
>>15-17>>18>>23>>62
【―――攻撃と、魔術と、爆発と、そして死と生が混じり合う戦場の中で。】
【Nemesisは全てのエネルギーを使い果たし、その結果身体に過大な負荷を抱えていた。】
【消耗したパワーが、角に使用した能力が、己の肉体を蝕んでいく。全力が尽き、膝を地に着く。】
(……やり、きった……すくなくとも、これで私の力はゼロ……!!)
(……もう終わり、これでお終い、なのに……なのにっ!! )
はぁっ……はぁ、―――くっ、……どうなってんのよ、アンタの"存在"は……!!
【ゲームにおける、バグ。もはやそうとでも表現するしかない、異常なまでの生命力。】
【Nemesisは既に勝負が決したとばかり思っていたのだろう、この状況にはもはや笑うしかない。】
【どうすればいいか―――融合が解けて、彼女の身体が少女へと戻っていき、絶望的な状況の中で―――!】
省24
587(1): ????◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/17(火)22:22 ID:aapwWB2lo(1/2) AAS
【爆音―――と言うには少し上品な、小気味の良い排気音が風の国の街道に響き渡った。】
【直列四気筒型。単気筒や二気筒とは違い、ガスの燃焼とシリンダーが奏でる鼓動の様な独特の音は消え失せ】
【代わりに滑らかで、絹の様な静かなエンジン音を風の様に靡かせる―――高回転仕様の、スポーツマシン向けエンジンの音だ。】
【シルバーとレッドで彩られたボディに、特徴的な単眼ライトを持つその大型スポーツ・バイクは、】
【"ある店"の前で車体とエンジンを停止させる。鍵を抜き去り、ハンドルロックを掛けたその二輪車の持ち主は】
【法規を完全に無視し、ヘルメットも被らずに乗っていたのだろう、風で荒れた黒い髪をわしゃわしゃ、と指で整える。】
【そして、表の看板にデカデカと書かれた店名と、レザー・パンツのポケットから取り出した、くしゃくしゃのメモ書きとを見比べると】
―――オーケイ、此処か。……ん、見た目は中々悪くない。
そういや、話には何度も聞いてたが―――なんだかんだで、顔出すのは初めてなんだよ、な。
省8
598(1): ????◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/17(火)23:11 ID:aapwWB2lo(2/2) AAS
>>593
【店に入った途端、背後から聞こえてきたのは、よく聞き慣れた音だった。】
【銃は好きだったし、それに今だってライダース・ジャケットの内側には二挺ほど、相棒が鎮座している。】
【流石に音だけでエモノの種類までは判断できなかったが、それでもこの距離と音と、そして空気で何が起きているのかは、把握して。】
―――あー、そうだな。
クリーニングじゃなきゃ、デリバリーのピザか、それともルーム・サービスの出張ホストか。
まあオレくらいのハンサムとなってくると後者の方が圧倒的に可能性が高いわけだが、正解はどっちでも、ないんだな。
オーライ、手を挙げよう。敵意は無いし、それに危害を加える気も無い。
此処には大量の金があるってことは知ってるが、生憎高給取りで金には困って無くてね。
その証拠に、ホラ、表にあるバイク見えるか? あれMV AGUSTAって言ってな、イタリア製の高級な―――、まあいい。
省16
616(1): キング◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/18(水)00:20 ID:4qEo5xCzo(1/2) AAS
>>609
【最近流行っている、と言われると、恐らくは彼も事情は飲み込んでいるのだろう。】
【"あの六罪王"の事だろうと合点を行かせると、矢張り、先ほどと同じ様にニヤリと笑った。】
あー、いやいや、待った待った、ちょ~っと待った、タイムだ。
確かにオレは人間じゃあない、けどニュースの一面を飾るような怪獣もどきと一緒くたにはしないでくれ。
オレだってあんな怪物染みた再生能力は持ち合わせちゃいないし、それに撃たれ過ぎれば死ぬ時は死ぬさ、ホントだぜ?
まあ、あの"ゼットンもどき"の不死身野郎にオレが勝ってる部分があるとすりゃ―――、
女の事は何でも手に取るようにわかる、っていう部分くらいなもんだ。アンタが美人さんなら、五分で惚れてたぜ。
なんてな、冗談だよ。ともかく、ベクターって言ったか? まあ、アレについても色々情報は握ってるが、オレは味方だ。
―――武器はこれだ。アンタのフォーティーファイブもイカしてるが、
省28
621: キング◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/18(水)01:02 ID:4qEo5xCzo(2/2) AAS
>>619
/遅くなってしまい申し訳ありません、一旦凍結で、明日以降置きレスと言う事でお願いします!
958(1): ??????◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水)16:28 ID:7I1auojX0(1/4) AAS
【光と影が、同時に交わり合う事はない。交われば、どちらかは必ず消えてしまうからだ。】
【光には光の、影には影の住む世界と、過ごす生がある。そして、今この場所はそのどちらに属するのかと言えば―――】
【恐らくは、影の導く世界だろうか。暗く蠢く、明りの消えた悪の住む場所。それが、影の世界であり―――そして、目の前に広がる現実だ。】
『―――……さん。纏めておいた資料を此処に置いておきますね。』
『……? ソーンさん? ソーンさん、……聞いてますか?』
……、ああ。悪いね、少しボーっとしていた。次の予定は?
『……ええ、夜9時過ぎから直属部隊の訓練状況を視察する件が残っています。』
それが今日最後の仕事か。分かった、それまで特に予定は無いな。
省31
960(1): No.1 ソーン◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水)17:34 ID:7I1auojX0(2/4) AAS
>>959
【仕事の都合上、スパイや工作員といった特殊な人種と行動する事は多かった。】
【忍び足で近づいてくるひたひた、という音も、寝首を書かれた事が一度や二度では無い彼にとっては】
【何度となく聞いた音であったが―――にしても、殺気が無い。というよりは、どこか疲れている様な、そんな足音だった。】
【ソーンはゆっくりと、音のする方向へ首を振る。そして見上げた先に居た人物に対し、流石に驚愕を隠せず―――。】
……―――ごほっ、ごほッ……、失礼、まさか"君"……いえ、"貴方"だったとは。
いや、正直驚かされましたよ、こんな所にフラフラ歩く六罪王がいるのは初耳でしたし、
それに裸足で基地を散歩中、お腹が空いたから湿気たサンドイッチを所望するとは、予想外ですな。
―――アンドレイ・ニキシビリチャチ・ル・ダグラス・マックスウッド。
フル・ネームだと会話に支障が出そうだ、素敵な御名前ですが、今は"ダグラス卿"、とでも御呼びしましょうか。
省15
963(1): No.1 ソーン◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水)18:23 ID:7I1auojX0(3/4) AAS
>>961
【傍目に美味しそうには見えなかったが、それでも作ったのは基地にいる専属のシェフ達だ。】
【ソーンが直々に命じて作らせたものだし、勿論不味いと言う事は無い。】
【単に、見た目と新鮮味が無い、というだけだった。】
……貴方がそう仰るのなら、態度を改めましょう。それから、これがチーズサンドです。
……ふぅ。いやはや……、ダグラス"君"、君も中々に豪胆と言うか、見かけよりカラッとしているのだね。
てっきり君はもう少し繊細で、口に入れるモノ等は芸術家らしく妙な拘りがある物だとばかり……こほん、失礼。
【そしてサンドを差し出すと、先程までとは打って変わって尊大な態度を見せる。】
【猫を被るのが上手いのもまた、世渡りを長く経験してきたが故、だろうか。】
【尤も、そんな付け焼刃で行き過ぎた謙遜も、ダグラスには通用しなかったようだが。】
省25
969(1): No.1 ソーン◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水)19:21 ID:7I1auojX0(4/4) AAS
>>966
【弱い。そう、あっさりと言い切ってしまう辺りは流石に、六罪王としての風格を感じさせる物だった。】
【単に戦闘力や野望の大きさで伸し上がってきた様なタイプでは無い、もっと別の意味で"底知れぬ"何かが見える、】
【そんな相手と今ソーンは言葉を交わしていたのだ。そしてそれは、腕自慢と話すよりある意味緊張するのもまた確かだった。】
ふむ―――同感だね、私も基本的に殴り合いは大嫌いだ。
流石に子供に後れを取る様な事までは無いだろうが、女性なら分からないね。
なにせ、この世界には強い女性が多い。君の言う剣士の少女とやらもそうだ、恐ろしいよ、全く。
で、その怪我の為に手術を、か―――なるほど、合点がいった。
しかし、弱い部分を露呈できると言うのは、それそれで君が"強い"証拠かもしれんな。
省25
974(1): No.1 ソーン◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水)21:08 ID:nVajtj9Ao(1/3) AAS
>>970
【確かに、ソーンは機関への忠誠心だけは他者に負けを知らぬ程、深い。】
【だがしかし、"愛国者"が皆、須らく"右翼"かといえば、そうでないのもまた事実であって。】
【サンドイッチを口に放り込むと、彼は手早く租借して半ば無理やりに飲み込み―――言葉を続けた。】
私は君と違って、殺される可能性も殺す可能性も秘めている、危うい存在だ。
だからあまり、大声では言えない事ではあるのだが―――君は、あくまで"芸術肌"だから、ね。
私が何をしようとしているのか、話した所で真っ先に殺されると言う事もなさそうだ、私の考えを言わせて貰おう。
そう―――君の意見は尤もだ。"だいぶ適当"だと評したね、正解だ。
私も随分と、ふわふわした目標だと思っているし、正直に言えば"曖昧"過ぎる。
組織と言う巨大な存在が、一つに纏まるには絶対的な忠誠を捧げる為のカリスマを用意するか、
省20
978(1): No.1 ソーン◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水)22:01 ID:nVajtj9Ao(2/3) AAS
>>976
【作り上げられた形だけの統制と、そこに群がった幾人もの悪人達。】
【それ自体は決して間違ったことではない、この世界にはそんな吹き溜まりもきっと、必要だ。】
【しかし行き場を失った悪党の居場所としての機能を負う為に、カノッサは元来存在していたのか、違う筈だった。】
その通り。今のカノッサで、居心地が良いと考えている輩からすれば私など異端者も異端者。
罪神に弓弾く逆徒と呼んで差し支えないだろう、だが、その彼らが護ろうとしているのは"自分の居場所"であって
カノッサという組織でもなければ罪神という忠誠を誓うべく相手でも無い―――もったいない、実にもったいない話だよ。
これだけの設備と人員が、目的があやふやなままにエネルギーを消耗していくなど、勿体無いにも程がある。
逆に言えば、それだけの可能性を秘めていながら我々は"燻っている"のだろう、ボーッとしているのだろう。
―――だから取り戻す、恐怖としてのカノッサを。
省20
981(1): No.1 ソーン◆/iCzTYjx0Y [saga] 2015/03/25(水)22:46 ID:nVajtj9Ao(3/3) AAS
>>980
【無かったものが、あたかも予め存在していたかの様に現れる―――】
【これもまた、ソーンには持ち得ない、想像しえない力だ。靴を生み出すと言うその行為だけで】
【ダグラスという男にどんな力が備わっていて、そしてその力がどれだけ有用なのかを如実に物語る―――。】
……ククッ。"興味を引かれる"、か。
これはまた、随分と好奇心旺盛な六罪王も居たものだ。
だがしかし、君の力は絶対的で、そして私には欠ける物である事は言うまでも無い。
―――神輿が少し終末論に走りすぎている事を除けば、計画は順調だ。
君が見たいという神域の芸術を垣間見る為にも、"此処"をより良い場所にしていく必要がある。
先程確か言っていたね。より高い位置、悪の極地から周囲を見ることで、より奥深い芸術を見つけたいのだ、と。
省19
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