[過去ログ] 【空知英秋】銀魂 二百十四訓 (760レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
385: 2012/12/03(月)23:27 ID:JAHDihgG0(1) AAS
【万斎】
その部屋の前に行くと、
女の声が、ひっきりなしに部屋から漏れ聞こえている。
結構厚い扉だと思うが、それを越して声が聞こえるとは。
・ ・・なんとも、品のない女でござる。
元来、性的に淡泊な高杉が、このようなことをするのは、久しぶりだ。
万斎がずっと部屋の入り口にいたのが分かったのか、女の声がやんだ。
高杉は、自分の情事を特に気にしない。中断されようと、見られようとも平然としている。女だけではない。
部下の命も、自分の命にすらきっと執着はしていまい。何を犠牲にしても、構わないのだ。そもそも、滅多なことでは動じない男だ、この男は。
なにより自分の野望を優先させる。
その為に重要だと思うものを優先させる、それだけのこと。
だからこそ、女より自分を優先させるのは当然だ。
きっと高杉は出てくるだろう。
そうでなくてはならない。
そのはずだ。
それなのに。
桂が騎兵隊の船にいた時、高杉の私室に泊まっていることを確かめるため、同じようにこうやってドアの近くに居たことが何度かある。
艶っぽい声はしなかった。なにやら話す声がかすかに聞こえるだけ。昔話でもしているのか、それとも・・・と思っていた。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 375 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.009s