[過去ログ] ア   イ   ヌ   ス   レ (1002レス)
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21: 2021/07/02(金)08:47 ID:0(21/999) AAS
 そこで問題になるのが「言語」です。仮に上記の2,3のいずれかが正しかったのだとすれば、擦文文化がアイヌ文化へと変質する以前からアイヌ語は存在していたのでしょうか、いなかったのでしょうか。

 実は、この点が全くもって曖昧にされてきたのです。
アイヌの起源が北海道だとする前提に立った上で、アイヌ語がいつの時代から、どこのエリアで、どのような人々によって使われてきたものなのか、明確に説明した人が誰もいないのです。

 アイヌ語は縄文時代から既に東北から北海道にかけての地域で使われていたのでしょうか。
 前回の動画でも述べましたが、私がこの仮説に全く同意できないのは、アイヌ語と日本語の間に決定的な隔絶があるからです。
例えば、地続きで隣り合っているヨーロッパの諸言語はかなり似ています。
ポルトガル語とスペイン語ならば70%ほどの意思疎通ができるとされています。

 仮にアイヌ語が東北部のきつい方言くらいの差異しかない言語であれば、私は「アイヌ語北海道起源仮説」に納得がいくのです。
また。仮にアイヌ語圏と日本語圏が地続きで隣り合っていたとすれば、その間に「中間的な言語」が使われていたエリアがありそうなものですが、それも無いのです。

 大化の改新以降、朝廷は東北部に支配域を拡げていくため、城柵と呼ばれる移民を送りました。仮にこの時点で東北部ではアイヌ語が使用されていたとすれば、関東の住人と東北の住人が交わる過程で、アイヌ語という全く異なる言語の存在が確認され、何らかの記録に残り、二つの言語が融合するような事態が起こりそうなものですが、見事ににそのような痕跡は存在しないのです。
 そして、13世紀以降、北海道には和人とコミュニケーションが取れない「唐子」「日の本」という集団が存在しました。彼らの言語こそアイヌ語だったとすると、その時代までに東北の和人は全く理解できなくなってしまったことになります。
東北部のアイヌ語文化が、どのような過程を経て、いつ頃までに消滅したのか、誰も説明をしてこなかったのです。
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