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118: 2022/08/20(土)09:54 ID:??? AAS
中国語の表現をピジン語として用いたと想定した場合の、日本語」における
「の」のイメージについては、龍/隆/垄(long)の尻尾をつかむことができた
ように感じる。中国語において"long"が想起させるイメージは、英語で表現
するなら"ridge"に相当するものであり、「せり上がり」としての曲線を、
極言するなら、指数関数のような昇り方をイメージさせ、それが本来の
隆起における「隆(long)」であり、「龍(long)」が昇るイメージであり、
畑の「垄」がせりあがるイメージなのだ。

日本語の「の」がその「龍/隆/垄(long)」を流用して、吸収していると
すれば、「の(伸/延)ぶ」は、本来は、そのままその上に伸びる曲線の
イメージを再帰形として用いたものであることになり、「の(乗)る」は、
その曲線が生じている様態を、平面に何らかの重量が乗った状態として
イメージしたことに依るものであると考えることができる。そのような
反転が容易に生じることは、「龍/隆/垄(long)」≒"ridge"としての
山の尾根や、背中から背骨が浮き上がる様子、法隆寺のように湾曲
して空に向かう屋根(ちなみに法隆寺には龍が彫られているらしい)を
思い起こして見れば、直ちに理解できるはずである。

さらに、「のるかそるか」という慣用表現として現代語に残っている
「のる」の用法も、古語としての「上に曲がるように伸びる」ことを
表していたものと考えられる。辞書では、「真っ直ぐに伸びるか、
曲がるか」を意味するものとしてエピソード的な解釈が加えられて
いるようであるが、エピソード的な解釈はほとんどの場合、間違って
いる。なぜなら、エピソード的な解釈は、用いられている言葉の
活力が失われて、意味が見失われたことの証左であり、後付けで
辻褄を合せるようにもたらされる場合がほとんどだからである。
人々は、直観的な表現を好むのであり、エピソードによって説明を
要する表現は、排除する。「のるかそるか」という表現は、
「意図に合うような曲線で理想的に伸びる(つまりうまく発展
する)か、その曲線から逸れるか」を表現していたものと見るべき
だろうと思う。
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