日本ワインを応援するスレ19本目 (808レス)
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178: 日本のワインで奇跡を起こす」読書感想3 [] 2019/11/16(土) 13:08:06.21 ID:wj65RxQa 甲州ワインの中でも最も「良い畑」に相当する有名な場所は、明野ともう一つ鳥居平であり、 どちらも日当たりのいい傾斜地です 更にグレイス三澤ワイナリーの凄い所は、 グレイスワインは「補糖もシュールリーもしない」明確な目標を掲げ、それを実行に移したことでした 甲州ブドウは長い事生食用として使われ、ワインにする発想がなく、糖度が上がりにくいという性質があります それをとうとう垣根リッジ方式と言う畝を高くする方式を導入し、その後長い事耐え忍び糖度25度と言う信じられない 糖度を実現し、いよいよ無補糖でシュールリーもしない、と言う見た事のないレベルの葡萄でワインを作り上げたところです これからの目標として熟成に力を入れる、との事 最近は早呑みのワインが増えてきたからだそうです 一般的に熟成に向いたワイン、と言うと「タンニンが豊富でアルコール度数高い」ワインが それに向いていると言う事ですが、要は消毒液みたいなワインがそういうワインになると言う事でしょう しかしながら、ここからが鼻につくワイン通どもの変態風味趣向とますます一般人の嗜好の乖離が起こる部分でもあるのです つまり プリムールの「タンニンが豊富でアルコール度数高い」ワインを買ってしまい、それを 飲み頃の前に飲む&呑ませる行動をとってしまう事です こういう輩は熟成後の味がどうなるかが愉しみで、それを早い段階で「分かる」事に悦びを見出し、 その趣味をワインを知らない人にひけらかすのです そして結果的にますます市井でワイン嫌いが増えてしまうのですね 結局大事なのは「飲み頃が長い」「和食に合う」事であって、熟成云々はそれに比べれば 重要な問題ではないのではないでしょうか? そうすると、農薬や化学肥料を使わない、いわゆるオーガニックを推進する方向性しかないのではないか 葡萄の生命力を高め、収量制限をもっともっときつくする方向ではなく、「飲み頃の長さ」を 長くすることに徹する 結果的に熟成すればいいや、ぐらいがちょうどいいと思います http://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/wine/1564877833/178
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