[ZOIDS]総合雑談スレ[ゾイド]part.216

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846: 名無し獣＠リアルに歩行 [sage] 2024/12/09(月) 14:45:26.96 ID:???

最強のゾイド、デスザウラー。圧倒的な火力と防御力を誇るその巨体は、これまで数多の敵をねじ伏せてきた。だが、そんなデスザウラーに挑む者が現れた。共和国の切り札、キングゴジュラスだ。

荒野にて二体の巨獣が対峙する。周囲の地面は振動し、草木がなぎ倒されるほどの威圧感が広がる。

「デスザウラー、お前の強さは知っている。しかし、その脚、そこが貴様の唯一の弱点だ！」

キングゴジュラスのAIは冷静にデスザウラーの動きを分析していた。その巨大なボディを支える脚部は、いかなる攻撃にも耐えられるよう設計されているが、その負担は非常に大きい。脚を狙えば巨体は崩れる――これが共和国のエースゾイドが導き出した戦略だった。

デスザウラーが咆哮を上げ、超重力砲を構える。だが、キングゴジュラスはその巨体からは想像もつかないスピードで一気に距離を詰める。

「動きが速い……！」

デスザウラーのAIが反応する間もなく、キングゴジュラスの強靭な脚が宙を舞った。そして、タイミングを計ったかのようにその脚がデスザウラーの関節部分に正確に叩き込まれる――共和国のゾイド研究者がムエタイ技術を取り入れた最強の蹴撃、「テラーイ」だ。

「ギャオォォォォォン！」

デスザウラーは咆哮を上げながら後退する。その脚部に致命的なダメージを受けたことで、巨体を支えきれずバランスを崩す。足元の地面が砕け、デスザウラーは膝をつくように倒れ込んだ。

「ふん、お前の強さは知っている。だが、俺たち共和国には知恵がある！」

キングゴジュラスは更に追撃の構えを見せる。その巨体から発せられるエネルギー波動が周囲を震わせ、デスザウラーのAIは戦闘継続を危険と判断する。

最強同士の戦いは、知恵と技術を武器にしたキングゴジュラスの勝利に終わるかと思われたが、デスザウラーはその場で撤退を選択し、生き延びることに成功した。

「次に会うときは、お前のその脚すら守れなくしてやる……」

キングゴジュラスの目は勝利を確信しながらも、その次なる戦いを見据えていた。ゾイド史に刻まれるこの戦いは、ただの力比べではなく、技術と知略がぶつかり合った壮絶な戦場だったのだ。

http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/zoid/1731936393/846