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[ZOIDS]総合雑談スレ[ゾイド]part.216 (1002レス)
[ZOIDS]総合雑談スレ[ゾイド]part.216 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/zoid/1731936393/
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14: 名無し獣@リアルに歩行 [sage] 2024/11/19(火) 17:23:10.51 ID:??? 田舎の古びた一軒家で一人暮らしをする義男(よしお)は、70歳のこどおじならぬ「ゾイド爺さん」として知られていた。若い頃からゾイドが大好きで、家にはデスザウラーやゴジュラスが並んでいた。しかし、両親はすでに亡くなり、親戚も疎遠となった今、彼を訪ねる人は誰もいない。 ある寒い12月の日、義男は小さな石油ストーブの前でデスザウラーを手に取り、独り言をつぶやいた。 「…死ぬ前に一度でいいから、サーロインステーキを食べてみたかったな…」 若い頃、貧しくて手が届かなかった憧れのご馳走。それを口にすることはないまま人生が終わるのだと思うと、義男の心はますます寒く感じた。 その夜、義男はデスザウラーを手に、ふらりと外に出た。雪が静かに降り積もる中、彼は近所の教会の前にたどり着いた。教会の窓からは暖かい光が漏れており、中では家族連れが笑顔でクリスマスを祝っていた。 「俺には…もう、こういう場所は似合わないな。」 義男はポケットから古びたゾイドのパーツを取り出し、手のひらに握りしめた。そしてベンチに腰を下ろし、デスザウラーを膝の上に乗せた。 雪は降り続け、冷たい風が彼の体を包み込む。義男は目を閉じ、静かに眠りについた。 翌朝、教会の前で彼の凍えた姿が発見された。膝にはデスザウラーが置かれ、その小さなプラスチックの恐竜が、まるで彼を守ろうとしているかのように見えた。 地元の人々は、いつもひっそりと暮らしていた義男のことを思い返し、胸を痛めた。誰も知らないうちに孤独の中で息を引き取った彼の最後を、教会の鐘の音が静かに見送っていた。 http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/zoid/1731936393/14
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