[過去ログ] [ZOIDS]総合雑談スレ[ゾイド]part.216 (1002レス)
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152: 11/26(火)17:48 ID:??? AAS
ピンチ
そんなある日、秘密基地の場所を近所の悪ガキたちに見つかってしまった。彼らはデスまるを見て、「こんな危険なゾイド、放っといたら村が滅びる!」と大騒ぎし、どこかに通報しようとする。
健太は必死に言った。
「違うんだ!デスまるは大人しいんだ!怖くなんかない!」
だが、聞いてもらえない。追い詰められたデスまるは泣きそうな声で「ピョー、ピョー」と鳴きながら、健太の背中に隠れる。
その時だった――突然、大人のデスザウラーが森の奥から現れた。巨大な体が木々を揺らしながら進むその姿に、悪ガキたちは叫び声をあげて逃げ去った。
健太も一瞬身構えたが、そのデスザウラーは優しくデスまるを見つめると、そっと鼻先を寄せて体を寄せ合った。
「あれ……親だったのか?」
健太は驚きながらも、デスザウラーが大人しい動きでデスまるを抱えるように持ち上げる姿を見て、全てを悟った。
さよなら、そして未来
親の元に戻ることになったデスまるを見送りながら、健太は少しだけ寂しさを感じた。それでも、デスまるが親の元で幸せに暮らせることを思うと、自然と笑顔になれた。
「またどこかで会おうな、デスまる!」
そう手を振る健太に、デスまるは小さく「ピョー」と鳴き、森の奥へと消えていった。
その日以来、健太はたまに森を訪れて、遠くから優しい目でこちらを見守る大きなデスザウラーの姿を感じ取るのだった。
草食で大人しいデスザウラーと心優しい少年の出会いと別れ――それは、忘れられないひと夏の物語だった。
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