[過去ログ] 2015年度ノーベル文学賞を予想する [転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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855: 2016/10/02(日)11:30 ID:F1YSUCUu(1/6) AAS
アドニスに授与とか火中の栗を拾うようなもの

棚ぼた受賞で高銀はってのはある
862: 2016/10/02(日)12:57 ID:F1YSUCUu(2/6) AAS
>>860
グギユ語→英語→日本語という流れだったら
863: 2016/10/02(日)12:57 ID:F1YSUCUu(3/6) AAS
ギクユ語だった
868
(1): 2016/10/02(日)17:13 ID:F1YSUCUu(4/6) AAS
沼野充義・評 『セカンドハンドの時代』=スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著
外部リンク:mainichi.jp

昨年度ノーベル文学賞の栄誉に輝いたベラルーシの女性ジャーナリスト・作家による、
最新にして最大の著書の翻訳である。

ノーベル文学賞授与の決め手になった国際的話題作であるだけに、
この六○○ページの大著があまり時をおかずに日本語にも訳されたことを喜びたい。

一九一七年のロシア革命によって誕生したソ連という国家は、一九九一年に崩壊し、
その後混乱を経て、プーチン政権下の現在に至っている。

偏見にとらわれた多くの人たちにとってこの破綻した「悪の帝国」は過去の遺物に過ぎないのかもしれないが、
ソ連という国がもともと地上のユートピア建設を目指して作られた、
省9
869: 2016/10/02(日)17:13 ID:F1YSUCUu(5/6) AAS
本書には様々な人々が登場するが、大部分は市井の無名の庶民と言っていい。
真面目な共産少年団員として育って共産党の活動家となった中年女性は起こった事態に憤慨、当惑し、
長年実直な家具職人として働いてきた初老の年金生活者は、生活苦から「生きるのがイヤになって」焼身自殺し、
かつて世界革命を夢見ながら、スターリン時代に逮捕投獄された経験を持つ老人は、
「それでも共産主義者のままで死にたい」とつぶやく。

体制転換を生き延び、ビジネスマンとして成功し、最後には外国に移住してしまう男は、
「ぼくらの国も生きのびた。で、ぼくらは魂についてなにを知っていますか」と自問し、
「それがある、ということだけ」と自答する
??彼は自分の婚約者の祖父が多くの人々を残酷に処刑した「機関」の職員であったことを知って愕然とし、
婚約を破棄して逃げ出してしまうのだ。
省6
870: 2016/10/02(日)17:15 ID:F1YSUCUu(6/6) AAS
アレクシエーヴィチはこれ以前にも、第二次世界大戦で苦しんだ女性や子供たち、
アフガン帰還兵、チェルノブイリ原発事故被災者などを主題として取り上げてきた。
『セカンドハンドの時代』は、彼女がほぼ三○年かけて書き継いできたこれら
「ユートピアの声」五部作の総決算だ。

その「オーラル・ストーリー」(聞き書き)の手法は驚くほど一貫している。
あくまでも普通の人々の気持ちに寄り添い、彼らが心を開いて、重い口を開いて
自らのトラウマについて語り始めるのを辛抱強く待ち、
それを書き留める際に余計なコメントや批評はほとんど付け加えない。
社会制度の批判や、歴史学的な野心もない。

その結果できあがるものは、無数の声が入り乱れて響く圧倒的な合唱のようだ。
省14
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