紀州【中上健次】熊野 2 (442レス)
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71: P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/29(水)21:50 ID:RcrPYZiA(2/2) AAS
でもそれが文学の主題にならないか?って言われたらなるでしょ
72: 2022/06/30(木)06:57 ID:YKC4E+ox(1/2) AAS
中上文学を路地の消滅で論じようとは思わない
73: P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/30(木)19:50 ID:59IVtYze(1) AAS
それも色んな読み方ができるって事なんじゃないの。俺は被差別部落の歴史を知らないからそういう読み方をできないけど。でも中上は全部作り物だって自分で言ってるね。
74: 2022/06/30(木)20:42 ID:QiUujSph(1/4) AAS
中上の部落は迷路のような路地だが、地形的には色んな部落=路地があるんだよ。
部落=迷路ではない。
部落=路地を前近代の構造の一つと見ることも可能だが、それらの構造は完全に消滅した訳ではないし、残った構造から過去を再現視することも易しい。そして、それはかなり有意義なことでもある。ポスト構造主義の良い所は構造を絶対視しなかった点ではないか?
卑近なところで言えば、武蔵小杉は大型台風に見舞われた以後はウンコ杉と言われてるが、さらに食料自給率の低下が危惧されたり、再生可能エネルギーが注目されてる中で、人間が食事から摂取する栄養は6割から7割に過ぎず、ウンコの利用価値は非常に高い。
75: P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/30(木)21:47 ID:pYDtcZ1E(1/5) AAS
武蔵小杉とか便利なのかも知れないけどめちゃくちゃ混むよな面倒臭い
76: 2022/06/30(木)21:57 ID:QiUujSph(2/4) AAS
武蔵小杉の田舎で揉まれてりゃ世話ない。
77: P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/30(木)22:05 ID:pYDtcZ1E(2/5) AAS
渋谷か新宿に電車乗り換えなしで30分以内に行ける街ならどこでもいい駅からは徒歩10分が限度
78(1): 2022/06/30(木)22:18 ID:QiUujSph(3/4) AAS
>>渋谷か新宿に電車乗り換えなしで30分以内に行ける街
タワマンのデヴェロッパーかよw
79: P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/30(木)22:27 ID:pYDtcZ1E(3/5) AAS
>>78
でもそれが最低限じゃない?それ以上はめんどくせーわ
80(1): 2022/06/30(木)22:42 ID:3oeIOAc1(1/2) AAS
枯木灘を何の知識もなく読んだら被差別部落が絡む小説なんて分からないよね
千年の愉楽以降のならず者たちが跋扈する路地ってのも実状から言えばどうなん?
81: P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/30(木)22:46 ID:pYDtcZ1E(4/5) AAS
その通り。被差別部落の話だとは前提知識なしに読んでもわからないよな。
82: P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/30(木)22:46 ID:pYDtcZ1E(5/5) AAS
枯木灘
83: 2022/06/30(木)22:57 ID:3oeIOAc1(2/2) AAS
和歌山及び新宮には行ったこと無いけど枯木灘は路地どうこうより地方の小さな都市のあのなんとも言えない感じは上手く描いてるなと思う
84(1): 2022/06/30(木)23:11 ID:QiUujSph(4/4) AAS
>>80
西日本の人間には若くても、鋭い奴はピンとくるんだよ。
念のため、バイアグラじゃないよw
85(3): 2022/06/30(木)23:49 ID:YKC4E+ox(2/2) AAS
中上文学は『橋のない川』や『青年の環』のような部落差別をテーマとしていない
かれが部落出身でも、そういう作品を書く意志はなかった
かれは戦前の徳田秋声の自然主義文学を戦後ただ一人受け継いだ作家だ
自然主義リアリズムを戦後にいかに脱構築したか、それが読みどころだ
86: 2022/07/01(金)00:10 ID:an1s5nlF(1/4) AAS
中上は部落の唯物的なところを強調したが、それには長所も短所もあった。
部落差別がテーマなら、もっとはっきり部落であることを書いてるわな。
その程度のことは誰でも分かるよ。
87: 2022/07/01(金)05:11 ID:an1s5nlF(2/4) AAS
>>85
>>自然主義リアリズムを戦後にいかに脱構築したか、それが読みどころだ
大杉重男がそういうことを言ってるらしい。
デコンストラクションは批評の手法だと思うが、中上がどの作品でやったのか、
知りたいね。
88: 2022/07/01(金)07:42 ID:L06lD5qn(1) AAS
いま大した文芸評論家がいないので、
大杉重男には徳田秋声と中上健次で1冊評論を書いてもらいたい
自分は『地の果て 至上の時』が中上の最も批評的なテクストだと見ている
89(1): 2022/07/01(金)10:54 ID:hR+P1VHj(1/10) AAS
中上健次は、戦後生まれとしては、
研究論文の数が圧倒的に多い作家だ。
精神分析、民俗学、記号論、コスコロ、カルスタ、フェミニズム(肯定的なものはオバの語りなどが対象になる)、
ほとんどすべての批評理論でもって論じられている。
研究論文を読めば十分だろう。
90: 2022/07/01(金)12:35 ID:hR+P1VHj(2/10) AAS
>>67
の方がいうような政策の対象から漏れるような連中がいる。
グラムシのいう「サバルタン」にあたるような者たちだ。
「その土地のもっとも不毛な空き地の、定住を忌む思いの直接的表現としてのテント、バラックに
拠り、どのような定職にもつかず、自由な結婚をいとなみ、体制をゆすり、近親者にくらいついて
――水への馮依を拒否する一群は、事態の深部において、火に馮依する者である」
「今日もしプロレタリアートの純粋な心情というものがありうるとすれば、
(谷川雁「馮依の分裂を知る者――中上文学・二泊三日の旅から」
(『国文学 解釈と教材の研究』(一九八五年三月号))
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