[過去ログ] 読まれなくなった作家、読まれ続ける作家 (1002レス)
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531(1): 07/16(火)03:23 ID:4HaGaGJV(1) AAS
>>529
スレ読むとお前から言い出したんだから勝手に話変えずに最後まで面倒みてやれよFランくん
532(1): 07/16(火)06:41 ID:pSh1X/Tp(1) AAS
>>530
三島はフランス語はさっぱりで、まだ訳されてないフランスの小説や資料を読みたいときは、澁澤龍彦に催促してた
ちなみに遠藤周作はフランス留学経験があるから原文でフランスの文献を読めた
533(1): 07/16(火)06:56 ID:Ohmw3IkG(1) AAS
>>529
せっかく斎藤センパイを懐かしく思ってROMってたのにこのFランが
おまえが言い出したんだからありがたくレスもらっていい加減黙れよ
534(1): 07/16(火)13:12 ID:GdJjwAj2(1) AAS
花田清輝は文章こそ魅力的なものの
論じていることは時代遅れで現在読むに耐えないのではないですか
535(1): 07/16(火)19:01 ID:FbTb8Xv9(1) AAS
>>522
「少将滋幹の母」は俺も傑作だと思うよ。
しかし「渋江抽斎」はどうなのよ。俺は退屈なだけだった
漱石は「明暗」より「道草」の方が上では?
536(1): 07/16(火)19:05 ID:lc1lnOjU(1/3) AAS
>>531
>>533
529は俺だが490は違うからな。ちゃんと読んでからレスしろ馬鹿どもめ
537(1): 07/16(火)19:09 ID:lc1lnOjU(2/3) AAS
>>535
漱石は『明暗』より『道草』より『行人』がベスト。でも一番好きなのは『草枕』
谷崎は『盲目物語』が好き。鴎外の『渋江抽斎』はよく分からなかった
538(1): 07/16(火)19:42 ID:HPd8V9mu(1/2) AAS
谷崎本人は「少将滋幹の母」「卍」が気に入っていたみたいですね。「若い頃の作品は未熟で練習帳の様だ」と。
しっかりと筋、話を作って読者を楽しませようとする職人気質な所が大御所なのに惹かれる所です。
それ故に「筋の無い小説論争」で芥川と大喧嘩しましたが。
自然主義の様な作家達や評論家から「人生をいかに生きて行くべきか?が示されてない」等と批判されて辟易していたけど、晩年まで「瘋癲老人日記」の様な作品を書いて生涯を終えたのは見事です。
539(1): 07/16(火)20:08 ID:lc1lnOjU(3/3) AAS
>>538
まあ『少将滋幹の母』が傑作であるのは言を俟たない。『卍』もそうだ。名コンビと言われた若尾文子と組んだ増村の映画も原作には遥かに及ばない。『蓼食う虫』も谷崎が詰まっている。結局は大谷崎の前にも後にも谷崎なしということか
540(2): 07/16(火)21:25 ID:CB2djZvP(1) AAS
>>534
文学読みにとっては時代遅れに見えるが、ポップカルチャー前夜にポップカルチャー的なものとは何かを考えた意義はあると思っている
今の文学者も花田を笑えないくらい左翼寄りなのが多いしな
541: 07/16(火)21:43 ID:P4Ww8p5d(1) AAS
「明暗」に劇場で吉川夫人がオペラグラスで周囲を眺めている場面がある。これは自分が最も好きな小説の一つであるプルーストの「失われた時を求めて」にも同様な場面があって、これだけでも自分が「明暗」を殊の外好む理由になっている。実は鷗外にもプルーストのような描写がある。「青年」という作品だが、クリーム色のリボンを掛けたお雪さんがダリアの花の間にひょいと現われる。サンザシの花垣の向こうにジルベルトが初めて登場する「失われた時を求めて」の有名なシーンををつい連想してしまう。
自分が鷗外では渋江抽斎を特に好むのは文章。読んでいると気持ちが引き締まって清澄になる。他にも要因はあるが、まあ、そんなところで、あくまで個人的な好みだ。
542: 07/16(火)21:48 ID:Atl1A1Fr(1) AAS
>>540
ポップカルチャー的なものの考察なら鶴見俊輔もやっているし……
543(1): 07/16(火)21:54 ID:HPd8V9mu(2/2) AAS
>>539
谷崎の強みは、文学的に高尚だ云々どこ吹く風、作品が面白い。いつの時代の人が読んでも「この作者は倒錯者の変態だ!」とにんまり出来る。
加えて変幻自在の文章と想像力が織りなす変態的に饒舌な世界。
「武州公秘話」なんぞ、よく書くわ。
作品に煩悩の様に嫣然と付き纏う女性観に至っても「刺青」「痴人の愛」「少将滋幹の母」然り、
谷崎に取って少女、美人、遊女、悪女、母、、女はみんな菩薩である。
544(1): 07/17(水)07:16 ID:Zy5WAvUO(1) AAS
>>536
でもFランなんだろ?
545(1): 07/17(水)11:59 ID:LwxlZXlm(1) AAS
「、、、つまり彼は真白だと称する壁の上に汚い様々な汚点を見出すよりも、投げ捨てられた襤褸の片にも美しい縫取りの残りを発見して喜ぶのだ。正義の宮殿にも往々にして鳥や鼠の糞が落ちていると同じく、悪徳の谷底には美しい人情の花と香しい涙の果実が却て沢山摘み集められる」
荷風が自ずから、何故に溝の臭気と蚊の声との中に生活する女達を恐れず醜いともせず、むしろ見ぬ前から親しみを覚えていたか、を述べている一文でありますが、キリスト的視点でもあり、ささやかな救済を感じて興味深いです。
「罪と罰」のソーニャにも通じる人間の原罪への視点に思えます。
太宰が人気みたいですが、荷風も読んで欲しいですね。厭世観、孤独感がやや強く好みが別れますが。
546(1): 07/17(水)16:45 ID:tTzpkU3L(1) AAS
>>543
谷崎と江戸川乱歩の文学ってそっくりなんだよ
547(1): 07/17(水)18:35 ID:GgQCDjCy(1) AAS
>>537
『行人』はいい。俺も漱石は『行人』か『道草』だな。もっと若い時の作で『草枕』
『盲目物語』は俺も好き。谷崎では『盲目物語』と『春琴抄』が最も好き。あと『細雪』がやっぱり傑作だと思う
548: 07/17(水)19:25 ID:kHZ9SPQM(1) AAS
>>532
遠藤周作も「舞姫」やらかしてたのは意外だった
549(1): 07/17(水)19:42 ID:qyv2dwaw(1/5) AAS
>>544
こんなに漱石、鴎外、谷崎の話で盛り上がっているのにそんなレスしか出来ないとは、お前可哀想な奴だな
550: 07/17(水)19:49 ID:qyv2dwaw(2/5) AAS
>>546
そりゃ乱歩は谷崎から多大な影響を受けているから当たり前。谷崎の『白昼鬼語』の発表が1915年。乱歩の処女作である『二銭銅貨』が発表されたのが1923年。この事実一つとっても分かる
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