[過去ログ] 読まれなくなった作家、読まれ続ける作家 (1002レス)
1-

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
568
(3): 07/19(金)06:23 ID:fw25zFM+(1) AAS
>>567
東大卒作家にイキってみたかったFランなんだから許してやれよw
569: 07/19(金)09:56 ID:7u7kLkeQ(1) AAS
作家なんだから俳人・歌人も入るわけでしょ
ずっと読み続けられてる俳人・歌人は誰なの
正岡子規?高浜虚子?斎藤茂吉?原石鼎?杉田久女?
570: 07/19(金)12:46 ID:mIACOEY9(1/5) AAS
>>567
スレの流れを断ち切るばかりか全くついて来れないならせめて出来ることは黙っておくことだ
571
(3): 07/19(金)12:52 ID:Vouc/RdG(2/5) AAS
泉鏡花も若い人には読んで欲しいが、もはや同じ日本語とはとても思えないだろうし、文章そのものが読めないだろうな。
只管に美しく哀しい。妖怪と人間を扱った、お得意のマンネリ話が多いけど、文章の連なりや漢字の視覚的な印象そのものにも拘った変質狂的で異質な作風は幽玄、優美。
傑作として誉高い「高野聖」や「天守物語」の世界観は今のアニメにも通じていて魅力的だと思う。
特にヒロインの描き方。鏡花が愛するのは常に悲劇を内に抱えた母性と妖艶さを待つ幽霊の様な女性。
鏡花は常に妖怪側に鍾愛を抱き、人間の軽薄さを嘆いていた。
今読んでも斬新で、創作者の自負を感じさせる「天守物語」のラストには驚く。
572: 07/19(金)12:55 ID:mIACOEY9(2/5) AAS
>>568
FランにはFランのレスが付くということか。まあキミには漱石とか荷風とか谷崎は難しすぎて無理だろう体読むのは止めておきなさい
573: 07/19(金)13:00 ID:mIACOEY9(3/5) AAS
>>559
ありがとう。ヒッチコックを「娯楽専門の無思想人」というのは花田の見識の欠如と鑑識眼のなさを如実に語っているがそれではシャブロルは何と言えばいいだろう。少なくとも「芸術家」という言葉は当たらないと思うが
574
(1): 07/19(金)13:46 ID:yfd67HPW(1) AAS
ヒッチコックは「娯楽専門の無思想人」というのはその通りで、
それでいいじゃないか、それが素晴らしい、という発想が当時はまだなかっただけのこと。
インテリたるもの、世の中をいかに良くすべきを考えるべし、が当然の前提だったからな。
575
(1): 07/19(金)14:36 ID:Vouc/RdG(3/5) AAS
高尚であれば良い。思想、哲学があるから良い。
そんな訳では無いからね。
大衆的で身近なもの、卑小なもの、時に無教養なものからも、思いもしない作品が生まれたりする。
絵画におけるアウトサイダーアートや後に傑作と言われるB級映画も然り。
歴史的に残る古典でも、当時の作者が意図しない色を帯びて今現在、傑作の棚に収められている作品も多々。
G・マルケスの「百年の孤独」などは文学史に残る金字塔でこれからも読まれ続けるだろうが、
当時もクチコミで評判を呼び、文学的な専門家の評価以上に、その語りの面白さで大衆に売れに売れた。
文学的価値と通俗性や商業的価値の側面を併せ持った数少ない例。
「ドン・キホーテ」も巷で話題を呼び売れに売れて勝手に続編を書かれてたりしていた。
セルバンテスもまさか、何百年後まで読まれて続けて傑作と言われるなど考えもしなかっただろう。
576: 07/19(金)15:39 ID:mIACOEY9(4/5) AAS
>>574
娯楽専門というのはまあいいとして(実際その通りだし、ヒッチコック自身にとっても何よりの褒め言葉だろうから)、後段の無思想人というのは引っかかる。彼ほど映画のことを考えいた監督はそうはいない
577
(1): マグナ 警備員[Lv.39] 07/19(金)15:49 ID:ulb3y6fJ(2/3) AAS
シャブロルの二重の鍵みたがヒッチコックの模倣にしか思われなかった
DVDは高いので放送された物に限るが、その後の作品もいくつか見てる
ミステリータッチだよなどれも、ヒッチコックの影響は明白
正直花田は評論家としては今ひとつだったと思う
ヒッチコックの超絶技巧がわからないのは映像を見る力がないと言われても仕方ない
逆に創作者としての能力を十分に持っていたが、思うように発揮できなかった感はあるな
578: 07/19(金)16:45 ID:QXeValWq(1) AAS
うるせえよゴミ
579: 07/19(金)19:03 ID:mIACOEY9(5/5) AAS
>>575
言わんとするところは分かるが、アール・ブリュットとB級映画を並べてロジックを構築するのは少し違うように思う
580: マグナ 警備員[Lv.40] 07/19(金)19:12 ID:ulb3y6fJ(3/3) AAS
花田はもちろん好きだが、時代の趨勢とか作品はそれほど見る眼はなかった感じはあるな
共産主義がここまで廃れるとは思っていなかっただろう
逆に今花田好きは左派的なものに反発している層が多い気がする
花田の評論ってのは言語芸術的なんだよな
散文詩に近いものがある
581
(1): 07/19(金)19:33 ID:Vouc/RdG(4/5) AAS
ヒッチコックも小津安二郎も、その様式そのものががある種の味わい、芸術味を帯びて映画史に確固とした立ち位置を築いているのは確かだ。
ヌーヴェルバーグもアメリカンニューシネマも然りだろう。
今で言うナイト・シャマランも、どの映画を観ても「ああ、シャマランだ」とニンマリ出来る。
単純に高尚かどうか?より芸術的かどうか?の物差しで測るのは無粋だと思う。
芸術の定義の問題になって来て、ややこしくなる。
アートとデザイン、純文学と大衆文学の線引きも実は難しい所以だ。
582: 07/19(金)21:39 ID:fHnGWwC5(1) AAS
>>571
確かに泉鏡花は自分には難解だったな。尾崎紅葉は好きだけど
583: 07/19(金)22:33 ID:bimSdhRS(1) AAS
元祖「読まれなくなった作家」ともいうべき島田清次郎
今でも「地上」を読んでいる人はいるのかね?
584: 07/19(金)22:37 ID:Vouc/RdG(5/5) AAS
結局、表現する事は、様式美に集約されて行く。
歌舞伎も浄瑠璃も一つの大衆娯楽から、その様式が結晶化し芸術になった感じ。浮世絵などもそう。

古典主義、浪漫主義、バロック、マニエリスム、印象派、写実主義、野獣派、シュールレアリズム、キュビズム、ポップアート、、etc
自然主義、白樺派、無頼派、耽美主義、芸術至上主義、意識の流れ、マジックリアリズム、、etc

絵画にしろ文学にしろ何にしろ、挙げればキリが無いけど、流れが生まれ追随者が出来、様式化され、その属性で各々引き出しに仕舞われる。
オリジナルを作り出すのは難しいし、詰まる所新しい様式を生み出す事だから尚更。
アンディ・ウォホールのトマト缶の価値はそこにある。
フォークナーの世界の文学者に与えた影響の偉大さも然り。
585
(1): 07/20(土)18:44 ID:lsHB/AKj(1) AAS
>>571
確かに鏡花の文章が読みにくいのはいまとなっては事実だが内容の面白さがそれを上回るのと、一度リズムに乗れば案外前へ行く。自分にとっては一葉の文章もそんな感じ
586: 07/20(土)19:50 ID:G0zNATVZ(1) AAS
鏡花は文章が難しいんじゃなくて、時間の経つ感覚が遅いんだよ。だから退屈する。
読まれない作家の殆どはそのケースだ。
今の若い読者は特に短縮を好む。
俺はここにいるような鈍い人達とは合わない。
587
(1): 07/20(土)23:23 ID:FhRYbyF2(1) AAS
>>585
鏡花の文章は取り分け今の世代には慣れが必要で、そこを越えると一気に面白くなって行きます。
独特の漢字の当て方、文節、リズム、、鏡花作品そのものが様式美となって日本語の美しさを教えてくれます。父親が金物細工の職人さんで、鏡花もその気質を引いてるのか、繊細で精密な銀細工の嗜好品を作る様に神経質に文章を綴って作品に仕上げてます。教科書的な美文では無く、偏屈な鬼才が作り上げる美文。
「旅行燈」などはそのリズムを最大限に生かした素晴らしい作品。
日本語を操る人、日本人なら鏡花の作品の楽しみを知らないのは勿体ないけど、日本語はどんどん使う語彙も減り平易になっているので、やはり難しいでしょう。
どこかの出版社が鏡花作品を今の読み易い文章に直して出版していたと思うが、何だか本質を失って勿体ないと思いましたね。
1-
あと 415 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.012s