【中級者】乗馬Q&A (412レス)
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123: 終わり 2014/10/01(水)08:44 ID:ADqQEwgM(3/3) AAS
駆歩の手前は乗り手のためなのは明白です。
自然な状態のウマは正姿勢の正手前、反対姿勢の正手前、反対姿勢の反対手前、正姿勢の反対手前のどれでもできますから。
ところが乗り手としては、横ずれすると落ちやすい。
障害前で、あるいは物見で横っ飛びされると落ちやすい。たいてい、反対手前の反対手前ですね。対象物に視線を残しながらなので。

多くのかたには犬のほうが身近かな。
ただ走る、逃げるために走る時は、多く、反対姿勢になります。
右手前なら、頭が左に向く斜めです。
でも、何に向かう時はそちらに鼻先向けますから、体が曲がり、内方姿勢になります。
近くから呼んでぴゅっとくる場合ね。
100m向こうから呼んだら斜めになって来ます。

この辺は今村馬術の96−97ページに詳しいですよね。
最初期は反対姿勢から馬を転倒させるような「平衡を破壊する」扶助を行い、転倒防止のため内方前肢を出すことによって出発を強要する。
次いで、首から先は反対姿勢から正手前で出発させる。程度は弱いが平衡の破壊はあり、側体扶助。

これを今村先生は初心者の「駈歩出発」にも効果的と書いておられますが、
今の初心者は横ずれで落ちやすそうだし、落ちるのを昔の初心者より恐がりそうだし、
今の練習馬は古馬が多いと思って>51あたりでは紹介しませんでした。

競馬上がりの馬なんかもこのレベルからはじめますよね。出したい手前の肩を前出させるんですから、反対姿勢になります。
古馬でも襲歩だと内方姿勢は維持できませんよね。
特に交叉襲歩移行後の回転では、馬自ら倒れる肩先に足を出すように、平衡を破壊しつつ走りますから。
だから直線でなく狭い馬場だと角がおっかないですよね。
キジ科のいくつかの種のひな鳥の孵化直後には「走れるけど立てない、歩けない」状態がありますが、いつもこれを連想します。

今村馬術に戻ると、調教が進んだら「平衡を保持しながら」出発、と。
これがいまの普通の駈歩発進ですね。
そして今村流では内方ですが
(私は外方で習ったので、どっちでもいいじゃんと思います。
かつ今村先生は斜体扶助と書いていますが、斜体なのは姿勢作りまでで、合図が内方脚なのなら、併用じゃないかとも)、
「内方脚で多少の刺激を与え」て出発の合図としています。
姿勢を作る際には「脚で圧し」と書かれています。
「多少の刺激」は拍車または踵コリに類するものでしょう。
姿勢つくるために圧するのは置き換え困難な扶助ですが、「多少の刺激」は
内方でも外方でも、鞭でも声でも、ある程度置き換え可能でしょうね。
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