世界や常識がエロくなる話 part9 (752レス)
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373: 名無しさん@ピンキー [sage] 2023/03/21(火) 22:49:18.74 ID:JFkpG5/3 「そ、それで……あの、今日は……」 「「はいっ!」」 「その、少し……つ、辛いことが……だから……」 これもまた、何度繰り返しても全然慣れない。 ここに男が来る理由なんて、ほぼ決まっている。 ルイが知っている限りでは、誰だってやってることだ。 そのために開かれた場所であり、やましいことなんて一つも無い。 だが事が事だけに、後ろめたさが捨てきれない。 特に、純真を絵に描いたような修道女見習いの少女達の前だと特に。 「……おつらいことがあったんですね?」 視線を泳がせながら途切れ途切れに声を出すルイの右手を、少女達の中で一番背が高そうな一人が輪の中から前に出て優しく包んでくれる。 悲しそうな表情と声で。 「あ……うん」 真っ直ぐな視線を受け止めることが出来ないルイに気付いているのかいないのか。 両手で包んだルイの右手を優しく摩りながら、少女は優しく促す。 「ではシスターの『癒やし』をお受けになってください。さぁ、こちらに」 最初から、その『癒やし』が目的で訪れたのだから是も非も無い。 他の少女達に見送られ、自分の半分ほどの身長しかない少女に優しく手を引かれ、色とりどりの花壇を通り過ぎてゆく。 噎せ返るように濃厚で、視界まで霞むような錯覚を覚えるほどの密度の花の香りの中、微睡みの中を彷徨っているような気持ちで目の前で弾む発育途上の小さなお尻を見つめるルイ。 礼拝堂の中は、見上げるほどに高い天窓から斜めに差し込む柔らかな日差しで満ちていた。 外界の甘い空気は幾分和らぎ、澄んだ空気が体の中まで清めてくれる。 そんな堂内を隅々まで掃除し、黙々と磨いているのは『神の家』を清潔に保つことを許されている修道女達。 こちらも全裸の彼女たちは外の少女達よりも年上で、やや厚手で聖なる印の刺繍が入った袖付きのワンピース。 それでもやはり透けていて、より女性らしい曲線を帯びた全身がハッキリと見て取れる。 しかし、透けた秘部は幼い少女達と同様に肌色しか見えない。 そして頭にも。 この教会の教義に於いて、修道女となることは神の妻になることと同義。 妻に相応しい亜神となった時点で人間を超えた完璧な美しさを得た彼女らは、もう着飾る必要もなければ化粧も要らない。 また病気とも無縁となるので用を為さなくなった髪は全て抜け落ち、体温調整や体表保護のための体毛も一切生えなくなる。 ただ、自然体のままでいることが究極の美だからだ。 そんな乙女達が幾人も動き回り、音も無く拝堂の中を行き来している光景は、まるで絵画。 外の少女達の花のような愛らしさとは正反対の神々しさに目を奪われてしまう。 「あのぉ……シスター!」 ここまでルイの手を引いて導いてくれた少女が誰ともなく呼びかける。 洗礼を受け、儀式の最後で神との婚姻の証である印を下腹部に賜った彼女らは、もう名前を持たない。 全員が等しく神の妻であり、全員を以てして神の妻として存在する。 故に名前が意味を成さなくなるからだ。 全員が一つとなり、人には計り知れない神の深慮で生きる。 そんな謳い文句を証明するように礼拝堂の中の修道女達が……それこそ声が聞こえているとは思えない距離にいる者も含めて……一斉に振り返り、皆全く同じ表情を浮かべる。 驚きでも疑問でもなく、子供の帰宅を迎える母親のように穏やかな微笑みを。 「どうかしましたか?」 その声は二人の背後で発せられた。 何時の間にか真後ろに立っていた修道女の一人が、祈りを捧げていた途中のように両手を胸の前で合わせたまま、小首を傾げて純粋と言う言葉を体現したような笑みを浮かべている。 「あ……はいシスター! この方が、お辛いことがあったっておっしゃってて……」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1658630054/373
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