[過去ログ] 【支那事変】支那事変呼称問題議論スレ【日中戦争】 (622レス)
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602: 2014/04/04(金)15:23 ID:1CTC6F+P0(5/6) AAS
林健太郎氏といえば、家永教科書裁判の鑑定書も書いていますが、
内容が興味深いのでここで歴史学者の古屋哲夫氏の論文を引用したいと思います。

控訴審に最近提出された森克巳・林健太郎両氏の鑑定書は、この点についての検定側の意図をきわめてはっきりと
代弁しているようにみえる。官僚よりは大学教授のほうが率直だということにもなろうか。両鑑定書はいずれも、
日ソ中立条約の記述から「ソビエト連邦の提案に応じて」の部分を削除することは高等学校教科書として適切ではない、
との結論を出している。

鑑定人林健太郎氏の鑑定書は、「ソ連が対手方の抵抗が弱いと見た時は容赦なく他国の領土を侵略する国であること」を
強調した後に、次のように書いている。

家永氏や遠山氏(遠山茂樹氏の第一審での証言を指す─引用者)は、あたかもソ連が常に平和的で条約を遵守する国で
あったかの如く、そしてそれに対して日本が常に侵略的であり国際的不信義の国であったかの如き歴史像を画くことが
歴史家の義務であるかの如き態度をとっている。しかしこれほど歴史の真実に反するものはない。
本鑑定人が、教科書においてことさらソ連の侵略性や国際的不信議を強調せよと云っているのではなく、また文部省も
そのようなことを家永氏に要求したのではない。ただ家永氏の教科書があまりに史実と異なった自国に不公正な印象を
生徒に与えようとしているが故にこそ、文部省はその是正を要求したものと解される。そしてそれは正しいものである。

林氏はおそらく、ソ連のことはなんでも擁護するという一時期のマルクス主義者を頭において書いているのであろう。
しかし家永氏執筆の教科書を読んでみても、「私はもちろんソビエト連邦がしたことを無条件で全面的に支持するという
ようなばかげたことをどこにも書いておりません」という同氏の証言(第一審)をくつがえすような記述を見出すことはできない。
とすれば、林氏の言い分は、教科書に記述されていない、その背後にある執筆者の思想まで検定の対象にしようとしている
ものと言わざるをえない。

外部リンク[html]:www.furuyatetuo.com
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