【ポチひとしは】フレオアイドル総合 2【出禁です】 (251レス)
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7: あぼーん [あぼーん] AAS
あぼーん
8: あぼーん [あぼーん] AAS
あぼーん
9: あぼーん [あぼーん] AAS
あぼーん
10(1): あぼーん [あぼーん] AAS
あぼーん
11(2): 2023/12/12(火)07:56 AAS
こういうこと(埋め立て)するからますます嫌われるんだよ
12(1): 2023/12/12(火)07:57 AAS
「おいこれから曲がっていよいよ登るんだろう」と圭けいさんが振り返る。
「ここを曲がるかね」
「何でも突き当りに寺の石段が見えるから、門を這入はいらずに左へ廻れと教えたぜ」
「饂飩屋うどんやの爺じいさんがか」と碌ろくさんはしきりに胸を撫なで廻す。
「そうさ」
「あの爺さんが、何を云うか分ったもんじゃない」
「なぜ」
「なぜって、世の中に商売もあろうに、饂飩屋になるなんて、第一それからが不了簡ふりょうけんだ」
「饂飩屋だって正業だ。金を積んで、貧乏人を圧迫するのを道楽にするような人間より遥はるかに尊たっといさ」
「尊といかも知れないが、どうも饂飩屋は性しょうに合わない。――しかし、とうとう饂飩を食わせられた今となって見ると、いくら饂飩屋の亭主を恨うらんでも後あとの祭まつりだから、まあ、我慢して、ここから曲がってやろう」
省20
13: 2023/12/12(火)07:58 AAS
路は左右に曲折して爪先上つまさきあがりだから、三十分と立たぬうちに、圭さんの影を見失った。樹と樹の間をすかして見ても何にも見えぬ。山を下りる人は一人もない。上あがるものにも全く出合わない。ただ所々に馬の足跡がある。たまに草鞋の切れが茨いばらにかかっている。そのほかに人の気色けしきはさらにない、饂飩腹うどんばらの碌さんは少々心細くなった。
きのうの澄み切った空に引き易かえて、今朝宿を立つ時からの霧模様きりもようには少し掛念けねんもあったが、晴れさえすればと、好い加減な事を頼みにして、とうとう阿蘇あその社やしろまでは漕こぎつけた。白木しらきの宮に禰宜ねぎの鳴らす柏手かしわでが、森閑しんかんと立つ杉の梢こずえに響いた時、見上げる空から、ぽつりと何やら額ひたいに落ちた。饂飩うどんを煮る湯気が障子の破れから、吹いて、白く右へ靡なびいた頃から、午過ひるすぎは雨かなとも思われた。
雑木林を小半里こはんみちほど来たら、怪しい空がとうとう持ち切れなくなったと見えて、梢こずえにしたたる雨の音が、さあと北の方へ走る。あとから、すぐ新しい音が耳を掠かすめて、翻ひるがえる木この葉はと共にまた北の方へ走る。碌さんは首を縮めて、えっと舌打ちをした。
一時間ほどで林は尽きる。尽きると云わんよりは、一度に消えると云う方が適当であろう。ふり返る、後うしろは知らず、貫つらぬいて来た一筋道のほかは、東も西も茫々ぼうぼうたる青草が波を打って幾段となく連つらなる後あとから、むくむくと黒い煙りが持ち上がってくる。噴火口こそ見えないが、煙りの出るのは、つい鼻の先である。
林が尽きて、青い原を半丁と行かぬ所に、大入道おおにゅうどうの圭さんが空を仰いで立っている。蝙蝠傘こうもりは畳んだまま、帽子さえ、被かぶらずに毬栗頭いがぐりあたまをぬっくと草から上へ突き出して地形を見廻している様子だ。
「おうい。少し待ってくれ」
「おうい。荒れて来たぞ。荒れて来たぞうう。しっかりしろう」
「しっかりするから、少し待ってくれえ」と碌さんは一生懸命に草のなかを這はい上がる。ようやく追いつく碌さんを待ち受けて、
「おい何をぐずぐずしているんだ」と圭さんが遣やっつける。
「だから饂飩じゃ駄目だと云ったんだ。ああ苦しい。――おい君の顔はどうしたんだ。真黒だ」
省1
14: 2023/12/12(火)07:59 AAS
圭さんは、無雑作むぞうさに白地しろじの浴衣ゆかたの片袖かたそでで、頭から顔を撫なで廻す。碌さんは腰から、ハンケチを出す。
「なるほど、拭ふくと、着物がどす黒くなる」
「僕のハンケチも、こんなだ」
「ひどいものだな」と圭さんは雨のなかに坊主頭を曝さらしながら、空模様を見廻す。
「よなだ。よなが雨に溶とけて降ってくるんだ。そら、その薄すすきの上を見たまえ」と碌さんが指をさす。長い薄の葉は一面に灰を浴びて濡ぬれながら、靡なびく。
「なるほど」
「困ったな、こりゃ」
「なあに大丈夫だ。ついそこだもの。あの煙りの出る所を目当めあてにして行けば訳わけはない」
「訳はなさそうだが、これじゃ路みちが分らないぜ」
「だから、さっきから、待っていたのさ。ここを左りへ行くか、右へ行くかと云う、ちょうど股またの所なんだ」
省15
15: 2023/12/12(火)07:59 AAS
「痛快だ。風の飛んで行く足跡が草の上に見える。あれを見たまえ」と圭さんが幾重いくえとなく起伏する青い草の海を指さす。
「痛快でもないぜ。帽子が飛んじまった」
「帽子が飛んだ? いいじゃないか帽子が飛んだって。取ってくるさ。取って来てやろうか」
圭さんは、いきなり、自分の帽子の上へ蝙蝠傘を重おもしに置いて、颯と、薄の中に飛び込んだ。
「おいこの見当か」
「もう少し左りだ」
圭さんの身躯は次第に青いものの中に、深くはまって行く。しまいには首だけになった。あとに残った碌さんはまた心配になる。
「おうい。大丈夫か」
「何だあ」と向うの首から声が出る。
「大丈夫かよう」
省3
16: 2023/12/12(火)08:00 AAS
現在発売中の新作「やんちゃなJK/山根奈菜子Part2」から、自転車シーンの宣伝用スチールです。ななこちゃんの黒タイツサドル股間を撮りたい!そんな願いからの丈の短いセーラー服に黒タイツという衣装。朝ドラヒロイン風にスカートを長めにしようと考えたのですが正直これが失敗!長すぎて撮りずらく、腰で折って短くして履いてもらったのですが、今見るとちょっとかっこ悪いですね。ミニ丈のスカートを用意しておけばよかった・・・。しかし苦労した結果黒タイツサドル股間は会心の出来。是非楽しんでもらいたいです!
17: 2023/12/12(火)08:01 AAS
しばらくすると、まるで見当の違った半丁ほど先に、圭さんの首が忽然こつぜんと現われた。
「帽子はないぞう」
「帽子はいらないよう。早く帰ってこうい」
圭さんは坊主頭を振り立てながら、薄すすきの中を泳いでくる。
「おい、どこへ飛ばしたんだい」
「どこだか、相談が纏まとまらないうちに飛ばしちまったんだ。帽子はいいが、歩行あるくのは厭いやになったよ」
「もういやになったのか。まだあるかないじゃないか」
「あの煙と、この雨を見ると、何だか物凄ものすごくって、あるく元気がなくなるね」
「今から駄々だだを捏こねちゃ仕方がない。――壮快じゃないか。あのむくむく煙の出てくるところは」
「そのむくむくが気味が悪るいんだ」
省26
18: 2023/12/12(火)08:02 AAS
「なあに仏国の革命なんてえのも当然の現象さ。あんなに金持ちや貴族が乱暴をすりゃ、ああなるのは自然の理窟りくつだからね。ほら、あの轟々ごうごう鳴って吹き出すのと同じ事さ」と圭さんは立ち留どまって、黒い煙の方を見る。
濛々もうもうと天地を鎖とざす秋雨しゅううを突き抜いて、百里の底から沸き騰のぼる濃いものが渦うずを捲まき、渦を捲いて、幾百噸トンの量とも知れず立ち上がる。その幾百噸の煙りの一分子がことごとく震動して爆発するかと思わるるほどの音が、遠い遠い奥の方から、濃いものと共に頭の上へ躍おどり上がって来る。
雨と風のなかに、毛虫のような眉を攅あつめて、余念もなく眺ながめていた、圭さんが、非常な落ちついた調子で、
「雄大だろう、君」と云った。
「全く雄大だ」と碌さんも真面目まじめで答えた。
「恐ろしいくらいだ」しばらく時をきって、碌さんが付け加えた言葉はこれである。
「僕の精神はあれだよ」と圭さんが云う。
「革命か」
「うん。文明の革命さ」
「文明の革命とは」
省17
19: 2023/12/12(火)08:03 AAS
薄の高さは、腰を没するほどに延びて、左右から、幅、尺足らずの路を蔽おおうている。身を横にしても、草に触れずに進む訳わけには行かぬ。触れれば雨に濡ぬれた灰がつく。圭さんも碌さんも、白地の浴衣ゆかたに、白の股引ももひきに、足袋たびと脚絆きゃはんだけを紺こんにして、濡れた薄をがさつかせて行く。腰から下はどぶ鼠ねずみのように染まった。腰から上といえども、降る雨に誘われて着く、よなを、一面に浴びたから、ほとんど下水へ落ち込んだと同様の始末である。
たださえ、うねり、くねっている路だから、草がなくっても、どこへどう続いているか見極みきわめのつくものではない。草をかぶればなおさらである。地に残る馬の足跡さえ、ようやく見つけたくらいだから、あとの始末は無論天に任せて、あるいていると云わねばならぬ。
最初のうちこそ、立ち登る煙りを正面に見て進んだ路は、いつの間にやら、折れ曲って、次第に横からよなを受くるようになった。横に眺める噴火口が今度は自然じねんに後ろの方に見えだした時、圭さんはぴたりと足を留とめた。
「どうも路が違うようだね」
「うん」と碌さんは恨うらめしい顔をして、同じく立ち留どまった。
「何だか、情なさけない顔をしているね。苦しいかい」
「実際情けないんだ」
「どこか痛むかい」
「豆が一面に出来て、たまらない」
「困ったな。よっぽど痛いかい。僕の肩へつらまったら、どうだね。少しは歩行あるき好いいかも知れない」
省25
20: 2023/12/12(火)08:04 AAS
「どうだい、こんな凄すごい景色はとても、こう云う時でなけりゃ見られないぜ。うん、非常に黒いものが降って来る。君あたまが大変だ。僕の帽子を貸してやろう。――こう被かぶってね。それから手拭てぬぐいがあるだろう。飛ぶといけないから、上から結いわいつけるんだ。――僕がしばってやろう。――傘かさは、畳むがいい。どうせ風に逆さからうぎりだ。そうして杖つえにつくさ。杖が出来ると、少しは歩行あるけるだろう」
「少しは歩行きよくなった。――雨も風もだんだん強くなるようだね」
「そうさ、さっきは少し晴れそうだったがな。雨や風は大丈夫だが、足は痛むかね」
「痛いさ。登るときは豆が三つばかりだったが、一面になったんだもの」
「晩にね、僕が、煙草の吸殻すいがらを飯粒めしつぶで練って、膏薬こうやくを製つくってやろう」
「宿へつけば、どうでもなるんだが……」
「あるいてるうちが難義か」
「うん」
「困ったな。――どこか高い所へ登ると、人の通る路が見えるんだがな。――うん、あすこに高い草山が見えるだろう」
「あの右の方かい」
省11
21: 2023/12/12(火)08:05 AAS
撮影時16歳、桐島萌音ちゃんモエッコ作。半そでジャージから競泳にお着替え、シャワー浴び。薄ピンクレオタで柔軟とボール運動。ひだの沢山付いたビキニは丸みがありむっちりとした身体つきが強調されて非常に色っぽい。制服は眼鏡着用、脱衣してレインボービキニ。黄色ビキニでは和玩具遊びで器用にあやとりする萌音ちゃん、あやとりの毛糸を使ってお尻あげや開脚など個人的に好みの演出。おサルさんぽい可愛いルックスにモチモチした体型がそそる子で、やんちゃモデルの柳沢よしのちゃんに似ている。良作掘り出し物でした。萌音ちゃん気に入ったので調べてみたが電子書籍の写真集があるようですがイメージは残念ながらこれ1作みたい。
22: 2023/12/12(火)08:06 AAS
一色杏子ちゃんのグラビアデビュー作。撮影時は解説では18歳現役となっているが遅生まれなので17歳な気がする。ミニスカな制服で登場し脱ぐと眼帯でぱんつ布も小さい。前穴あきの細チューブトップで体洗いは防水カメラシャワー当たり近接感あり。クロス紐変形水着でフラフープ真下から映像。ノーブラにランニングシャツのようなワンピースでゴムチューブ運動。縞々スポーツ風ビキニもかなり小さくバランスボールやオイル塗りなど。メイクも綺麗でアイドル的に垢抜けた美少女顔。かなり際どい内容ですが明るく面白いキャラクターの子で楽しい作風になっています。
23: 2023/12/12(火)08:07 AAS
「おおおい」
たしかに呼んでいる。不思議な事にその声が妙に足の下から湧わいて出る。
「おおおい」
碌さんは思わず、声をしるべに、飛び出した。
「おおおい」と癇かんの高い声を、肺の縮むほど絞しぼり出すと、太い声が、草の下から、
「おおおい」と応こたえる。圭さんに違ない。
碌さんは胸まで来る薄をむやみに押し分けて、ずんずん声のする方に進んで行く。
「おおおい」
「おおおい。どこだ」
「おおおい。ここだ」
省33
24: 2023/12/12(火)08:07 AAS
「君」
「ええ」
「ハンケチはないか」
「ある。何にするんだい」
「落ちる時に蹴爪けつまずいて生爪なまづめを剥はがした」
「生爪を? 痛むかい」
「少し痛む」
「あるけるかい」
「あるけるとも。ハンケチがあるなら抛なげてくれたまえ」
「裂いてやろうか」
省39
25: 2023/12/12(火)08:08 AAS
「何を」
「穴から出る工夫をさ」
「全体何だって、そんな所へ落ちたんだい」
「早く君に安心させようと思って、草山ばかり見つめていたもんだから、つい足元が御留守おるすになって、落ちてしまった」
「それじゃ、僕のために落ちたようなものだ。気の毒だな、どうかして上がって貰えないかな、君」
「そうさな。――なに僕は構わないよ。それよりか。君、早く立ちたまえ。そう草で腹を冷ひやしちゃ毒だ」
「腹なんかどうでもいいさ」
「痛むんだろう」
「痛む事は痛むさ」
「だから、ともかくも立ちたまえ。そのうち僕がここで出る工夫くふうを考えて置くから」
省3
26: 2023/12/12(火)08:09 AAS
「おい。いるか」
「いる。何か考えついたかい」
「いいや。山の模様はどうだい」
「だんだん荒れるばかりだよ」
「今日は何日いくかだっけかね」
「今日は九月二日さ」
「ことによると二百十日かも知れないね」
会話はまた切れる。二百十日の風と雨と煙りは満目まんもくの草を埋うずめ尽くして、一丁先は靡なびく姿さえ、判然はきと見えぬようになった。
「もう日が暮れるよ。おい。いるかい」
谷の中の人は二百十日の風に吹き浚さらわれたものか、うんとも、すんとも返事がない。阿蘇あその御山は割れるばかりにごううと鳴る。
省41
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