[過去ログ] 日蓮って ver.30 (737レス)
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156: [age] 2014/10/23(木)23:26 ID:b7FhVH2d(2/2) AAS
祈雨の種類について述べる。古代の農耕社会においては、雨を
降る降らないは、大問題であった。祈祷で雨を自在に降らせら
れれば、政府の重職に任ぜられるほどであった。

1.請雨行法(しょううぎょうほう)・・・大雲輪請雨経に基づく
2.水天供(すいてんく)・・・水天を本尊として行う。
3.孔雀経法(くじゃくぎょうほう)・・・龍を供養し喜ばせる
4.迦楼羅天法(かるらてんほう)・・・猛禽類を神格化した迦
 楼羅(かるら)の力で龍を支配する。

また、雨を降らせるだけではだめで、雨を止めなくてはならな
い。降り続けば、逆に大雨による災害が発生するからだ。
省2
157
(1): 2014/10/24(金)08:39 ID:VWD4e4Ae(1/3) AAS
>>147>>149>>150
149さん、山椒島さん、私の146は、断ってあるように「忍性が祈雨の祈祷に木片を池に投げ入れた」を所与の事実として私見を述べたものでした。
しかし改めてみなさんのレス内容を参考に関連事項を調べてみました結果、以下のように私見を改めます。

1.出土した木片は柿経であり、これに関する山椒島さんの149の2段目の記述はほぼ正しい。ただ忍性の祈祷とは無関係と思われる。
2.忍性の祈祷は真言の請雨経法によるものと考えられるが、これも他の祈祷と同じく用いた護符その他は破棄されるようである。竜王の勧請の
  ためなら八大竜王の梵名か漢訳名を記した紙片を池に浮かべ真言を唱えるといった仕方が自然である。
3.出土した柿経は湿気の多い沼沢で700年持ったくらい耐久性のある木材(竹?)で、しかも竜王の名前だけでなく法華経の経文であり、
  その数もかなり多く、おそらく元は法華経の全部もしくは相当な部分を写したものと想像され、祈祷には不自然である。
4.柿経は山椒島さんが149で言うように宗派を問わず、全国的に出土例が多く、法華経が多いというのも事実であるが、これらは追善供養や
  罪障消滅を祈願する目的で、僧侶というより信徒が行ったようである。忍性の師である叡尊の立てた奈良の西大寺からも多く出土している。
省5
158
(1): 2014/10/24(金)08:44 ID:VWD4e4Ae(2/3) AAS
157の補足
なお山椒島さんの136の「焼くのも投げるのも埋めるのも流すのも、『経典を粗末に扱っている』感が満載、違和感バリバリです。」ですが、
密教の請雨経法では上の2に書いたように、用いた護符その他はすべて祈祷が終わった後に破棄することになっていますが、これは孔雀明王や八大竜王に
祈願すると同時に「供養する」という意味合いがあるので、使いまわしや保存はされないです。再び祈祷するときは、また新しいものを用意します。
また法華経の経文の柿経を池などに沈めるのを特に奨励している宗派は見当たらないようですから、例えば池で入水した人や水難で亡くなった人を弔ったり、
あるいは、心ならずも殺人などの罪を犯した人々が罪障消滅を願った民間の習俗として広まったと思えば、むしろ自然な感じで納得できると思います。
なくなった方が法華経の経文に接して成仏するというのは、法華経の内容からしても、素朴で自然な回向の発想と思えます。
159
(6): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/10/24(金)13:40 ID:woEVQHjD(1) AAS
>>157->>158 さん
昨夜、>>150で挙げたサイトを見ていたら、別の記事でも言及されていましたので御覧になってみて下さい。
出席者についても簡単に紹介されています。仏法寺出土の柿経につき、複数のサイトで「忍性の祈祷のもの」と
推定 or 断定されているようですが、その過程と理由の一端がお分かりになるかと思います。中盤以降です。

中世鎌倉の発掘 (1) 仏法寺跡と由比ヶ浜南遺跡をめぐって 有鄰堂
外部リンク[html]:www.yurindo.co.jp

(参考) 極楽寺境内絵図 有鄰堂   ※ それまでの発見例と併せ、「信徒供養説」の参考にされて下さい。
外部リンク[html]:www.yurindo.co.jp

あと、上記の対談記事の末尾や、>>150のpdfファイル(特に「X 編年」の項)の通り、柿経の発祥はあくまでも
寺院であり、そこから時代を経て民間にも広がっていったものだろうと思います。写経の歴史と同じ過程ですね。
160
(3): 2014/10/24(金)21:51 ID:VWD4e4Ae(3/3) AAS
>>159
恐れ入ります。実は157-158を書く前に既に見たのですが、仏法寺出土の柿経が忍性の祈祷のものとされている箇所が私にはどうにも見当たりません。
全文をコピペすると長くなりますから、「○○〜中略〜○○」みたいな形で山椒島さんがそう読解される該当箇所をご教示願えませんでしょうか?

また150のPDFについても同様、157-158を書く前に既に読みました。「柿経の発祥はあくまでも寺院であり云々」という意味が私には曖昧に聞こえます。
出土された場所が寺院だということでしょうか。それは柿経は信徒が供養したものという考えと何ら齟齬はないと思います。
161: 2014/10/25(土)01:18 ID:/5LutV78(1) AAS
現代でも、いろんな宗派の祈祷行者がいる。しかし、その中でも最も多いの
が、日蓮宗の僧侶だ。ある日蓮宗の僧侶が言っている。「どんな立派な文章
を書いても、感銘はしても、それを読んでその教えを信奉していこう、とい
う人は少ない。御利益を与えないと。御利益ほど強い布教はない。」と。

このことから、日蓮の祈祷も、相当な御利益を信徒にあたえたものと思う。
そのために、あれだけの短期間で、信者を爆発的に増やしたのだろう。
祈祷力と並行して、予知能力にも優れていた。いわゆる超能力をもってい
たと思われる。しかし、この力を得るには、かなりの修行が必要である。

日蓮の修行が、どれほど過酷なものだったかは、御書からはわからない。
しかし、祈祷についての確信に満ちた言葉の数々は、それを裏打ちする厳し
省1
162
(2): 2014/10/25(土)01:32 ID:LogMlDiH(1/4) AAS
>>155 続き 訂正失礼
>そこで>>142の件である → そこで>>141の件である
>解釈されただけで正解ではないだ → 解釈されただけで正解ではないが

私の解釈 日蓮以降の本質的で致命的な誤謬−9

そこで解答である。<ヒント1,2>を日蓮宗の管首氏の言に求めたので、<解答>
への入り口も日蓮宗自身の研究者から頂けるらしいことが判明したためそうしたい。

>>138-140で当方が述べたことの入り口は、次の研究論文を一通り読むと納得できる。
その具体的要領も「浄心行」や「深信行」と呼ばれるプロセスで「お題目唱え」の部分
を挟んで構成されるこの「行法」を、精神身体医学的療法の一つとして解説している
外部リンク[htm]:www.genshu.gr.jp
省14
163
(1): 2014/10/25(土)01:33 ID:LogMlDiH(2/4) AAS
>>162 続き
私の解釈 日蓮以降の本質的で致命的な誤謬−10

さらに、日蓮が当時依拠した天台教説にもその根底がすでにあったことも記されている。
>『摩訶止観』、『天台小止観』で天台大師は、祈祷やマジナイによって「病など
が癒える効果(験)」を一種のプラシーボ効果であると考え、その救い(験)が
一時的な効果であって本質的なものではないと否定なされている

これは単に真言的呪術の否定だけではなく、日蓮的な<功徳>の不可思議奇跡解釈
をも実は否定していることになる。それは、第一に機械的で身体的な生理学的な
メカニズムに依存する、純粋に精神身体的効果による効能として受け取るべきこと
を現代の我々に訴えている。
省9
164
(2): 2014/10/25(土)01:41 ID:LogMlDiH(3/4) AAS
>>163 続き
私の解釈 日蓮以降の本質的で致命的な誤謬−11

つまり、これは少なくとも日蓮の時代にはなかった行法だった。

現代的知性による探求の結果、上記の論文のような理解、認識に至って初めて
外部リンク[htm]:www.genshu.gr.jp
その本当の意味がようやく理解されるようになったと解さなけれならない。まだ日蓮宗
の人々にはそこまでの認識は普及してはいない。

これは、開祖の認識や理解や解釈にはなかった真実に、「啓蒙主義」の洗礼を受けた
近代以降の知性が初めて到達した「中世的迷妄」からの脱却であり、また本来的に
「仏教」と呼ばれるべきものへの再回帰に他ならない。
省5
165
(1): 2014/10/25(土)01:50 ID:LogMlDiH(4/4) AAS
>>164 続き
私の解釈 日蓮以降の本質的で致命的な誤謬−12

「浄心行」や「深信行」と呼ばれるプロセスで「お題目唱え」の部分を挟んで構成
することで、当時の大僧正氏は何を<実現しないといけない>と考えたのだろうか。

(初心者の体験記)
浄心行(姿勢を正し呼吸を整え)正唱行(お題目唱え)深信行(静かに瞑目)
外部リンク[html]:syukubo.com
>姿勢が整ったら、次は合掌します。指先はぴたりと合わせ、呼吸を整えます。
ゆるく、深く、長く……。ゆっくりと息を吐き、同じように息を吸います
>にそのスピードがアップしてきます。15分ほどしてピークになってくると、
省15
166
(2): 2014/10/25(土)02:36 ID:UTL06T24(1/3) AAS
横槍で話題も変わって申し訳ないんだがどうしても言いたい。
俺最近思ったんだけど、よく層化が法華経にこの経典が最高って
経典に書いてあるから最高なんだみたいなこというけど、あれ、
俺最近思うに、この経典って言ってある部分、法華経を示して
いるんではなくて、仏法そのものを言っていて、それを最勝と、
つまり仏教が一番いい教えなんだって言っているのではないかと
思うんだよね。
167
(1): つづき 2014/10/25(土)02:40 ID:UTL06T24(2/3) AAS
ほんでそう考えると、層化みたいに法華経以外はありがたがらない
連中がまったくしょぼくて、法華経もいい経典としてみとめながら
他の経典も大事にしてる宗派のほうがまともなことも納得がいくし、
さらに最近思うのはあの地涌の菩薩ってさ、やっぱ創価2世とか3世
とかで、創価やめて他の仏教きちんと信心しながら層化の問題点とか
をきちんと獅子吼してる人たちなんじゃねえのかと。
168
(1): つづき 2014/10/25(土)02:45 ID:UTL06T24(3/3) AAS
普通の仏さんやら菩薩さんはすでに清らか過ぎるから、こんな時代の
ましてや層化にかかわるような層化2世とか3世とかにはなるような
因縁はないと思う。で、でも層化の2世や3世に生まれてしまうよう
な不幸な因縁をもっているようなまだ修行の足りないいのちのもので
それでも過去世において、どうか正しい仏教を信奉し、それを広める
という誓願を立てたようないのちのものが輪廻をめぐりめぐって、い
ま創価2世3世となってうまれてから、創価を抜けてまっとうな仏教
やりながら創価批判をしてるんでないかと。これこそが実は法華経の
言ってる地涌の菩薩ってやつなんじゃねえかと。
169
(3): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/10/25(土)06:30 ID:FkBkapOP(1/5) AAS
>>160 さん (1/3)
あ、すみません。複数のサイトと言ったのは、たとえばここです。「鎌倉TODAY」なる地域情報サイトですが、
外部リンク[html]:www.kamakuratoday.com (頁終盤です。末尾から2項目)

断定調なのは割り引くとしても、>>150>>159の対談と同一の調査結果を受けての記事と思われます。
URLの「18」を「34」に変えると、柿経がどのように行われていたかも垣間見ることも出来ます(中盤やや上)。

で、仏経典が民間レベルに普及するのは室町以降で、それまでは原則「僧侶が説き、民衆は聴く」ですよね。

京都大学附属図書館報 静脩 特集号 : 本屋と草紙屋 濱田啓介 
外部リンク[pdf]:repository.kulib.kyoto-u.ac.jp

当時の経典制作の模様についても詳述されています。制作も入手も、とにかくもう色々と大変だったようです。
日蓮文書で、自分でも買えそうな有力武家が、わざわざ日蓮に写経を依頼したのもそういうことか、と考えたり。
省1
170
(2): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/10/25(土)06:31 ID:FkBkapOP(2/5) AAS
>>160 さん (2/3)
以上は一部ではありますが、そこに発案者として民間サイドが関与するケースについても、私なりに考えてみました。
信徒は聴く人、だとか、当時はまだそこまでの識字率は無い、などと言っても一般論ですし、十分な教養や経済力を
有する庶民もいたかもしれません。そういう人達の中から発祥し、彼らの側から寺院に依頼して費用を提供する −

>>150のpdfファイルによると、池などからの出土例については、直接供養説と経年廃棄説があるようですね。
仏法寺は忍性と同時代に(おそらくは忍性によって)創建されて、新田義貞の鎌倉攻めで一旦焼失、少なくとも荒廃
しています。>>159の地層による年代判定の分け方も、私などが言うまでもなく、それをふまえての記述なのでしょう。
つまり、対象となる期間が短く、長年保管していた柿経を廃棄したとは、もちろん皆無とは言いませんが考えづらいです。

ここで>>159の境内図を見ると、仏法寺は厳密には境内の外、南端の山の上です。支院と言うより住房のようです。
一方、境内にはより大きな池が複数あります。1つは採水場でしょうけれど。また、周囲には極楽寺川も流れています。
省2
171
(1): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/10/25(土)06:34 ID:FkBkapOP(3/5) AAS
>>160 さん (3/3)
もうひとつ、>>159の対談では、叡尊と同時期に行ったという、蒙古調伏の祈祷についても言及されていますね。
ハッキリこうだとは書かれていませんが、文脈からみて、この時の忍性の祈祷も護摩焚きだったのだろうと読み取れます。
にも関わらず、請雨池出土の法華経について、誰も「忍性とは無関係」とか「これは誰々のだ」などとは言ってません。

私が>>150でかました大ボケ「出席者に日蓮系はいないみたい」どころか、むしろ発掘調査の当事者達のようですが、
ならば尚さら、>>160さんの考察と同様の指摘などがあってしかるべきなのではと思います。上記の情報サイトによれば、
江戸期に掘り出した付近の住民は「日蓮のもの」と勘違いしていますが、これが従来の定説だったのではないでしょうか。

なぜなら、いずれも情報自体が少ないのですが、日蓮説は散見され、忍性説に対する異論や信徒説は見当たりません。
立花弥生なる人がこの件の論文を出しているようですが、中身は見つからず。西大寺は公式サイト立ち上げ直後でした。
「アップル荒井しのぶって誰?」と思ったら、何と東洋哲学研究所の人だったり、私も立場にこだわらず調べたつもりです。
省2
172: 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/10/25(土)06:36 ID:FkBkapOP(4/5) AAS
>>166-168 さん
や、私の方こそ長文を連ねてすみません。
横槍でもNG指定でも、どうぞ御自由にお願いします。
(レスを返せていない方や他の方達も同様に願います)

書かれていることは、概ね分かるつもりです。
私もかつては、その「不幸な因縁」を持っていたようですので(笑

でも今は特定の信仰を持たず、この先も予定はありませんから
地涌の菩薩どころか、そこからもっとも遠い存在かもしれません。

批判はやめませんけどね(笑
173: 2014/10/25(土)08:32 ID:hMeZPMoF(1/4) AAS
>>95
そーいえば、ブタが正座してる写真見たことある・・。

>>100
これは日蓮教団が主張する、法華経サイコー説としての五時八教は、
大蔵経データベースで検索したら、もー結果は明らか、
×七世紀天台大師、◎九世紀妙楽大師、しかもサイコーとは言ってない。

法華玄義の法華總括衆經は、法華経サイコー説を裏付けるために、
理論的パーツみたいのをバラでいろいろと収集してるとこでしょ。
日蓮さまがホントに法華経サイコーと信じてたかどうかは、
やっぱ「栓なし」ですからね。
省5
174: 2014/10/25(土)08:41 ID:hMeZPMoF(2/4) AAS
>>113
小堀遠州は、徳川家康の庭師って感じだけど、禅宗なのか、、。
大徳寺は一休さんだから、臨済宗。「忘筌」ならきっと
なんかわかったことがあるんでしょうね。

戦国時代の臨済宗は、現代の白隠流と少しちがって、
より臨済録にちかいものだったと思うけど、
一度伝統が途切れてるみたい感じする。

でね、1200年前の臨済録に、一箇所だけ法華経に関する記述あって、
臨済和尚が杏山とするこんな問答・・。

臨済 「露地の白牛はどうだ? 」
省5
175
(1): 2014/10/25(土)08:58 ID:hMeZPMoF(3/4) AAS
>>116
日蓮さまの弟子は、比叡山で修行も受戒も無理でしょ。
天台宗の僧籍をねつ造してもぐりこむのか?、

日蓮宗が明治に清澄寺を金で買収したのも、
寺の歴史を改ざんして、慈覚大師が開いた天台宗の寺、
というストーリー設定に変更しないと、
日蓮さまの比叡山遊学話につじつまが合わないからですよ。

叡山遊学には、天台宗の僧籍が必要なんだと思うね。

>>129>>134
戒壇は、国家公務員キャリアみたいなもんで、やや誤解されてる。
省9
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