[過去ログ] 【ドゥルーズ】差異と反復を読みたい【頑張るから】 (956レス)
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924: 1 </b>◆XnUmOCT0wA <b> 2005/11/29(火)15:48 AAS
>>922
知恵を分けてくださる気はありますか?
925: 2005/11/30(水)22:35 AAS
遅くなってごめん。

うーん、いっしょうけんめい考えてみたけどまだ完全には腑に落ちないな。
ドゥルーズの思考の流れに上手く乗れない。
だいたいこんな感じだろうか。

 前提:法則は、特定の条件が満たされれば当該の事象を何度も繰り返し引き起こせるような、そのようなものだ。
 法則の例: 自由落下の法則 (s=1/2*g*t^2)

●議論は二段階構成になっている。

 1、まずは法則の一般的な性格からして、反復が不可能であると言うことを述べる。(p20下段、段落内の6行目から10行目)
省1
926: 2005/11/30(水)22:36 AAS
●これらを、かなり言葉をおぎなって、考えてみた。

1、法則は、変化する現実を不変の形式で記述するものだ。
  そもそもからして抽象的な性格を有しているのであり、基体たち(リンゴ)に固有の変化を捨象して
  初めて法則というものがなりたつ。(変数→定数という捨象、法則が基体に余儀なくさせるところの「変化」)
  
  逆に、固有の変化をすべて考慮に入れたら法則なんて成り立つはずもなく、すべてを変数項として考えなくてはならない。
  固有の変化を考えるとすれば、たとえば青森産のリンゴ、一回地面に落ちて変形したリンゴ、
  数秒前のリンゴと数秒後のリンゴ、これらはすべて異なるものと考えなくてはならないので、
  これではあらゆるリンゴに共通の法則など成り立ちようもない。

2、なるほど、そうは言ってみても、法則の中には変数項ばかりではなくて定数項というものがありそれは基体たちの変化とは独立してある。
省7
927
(1): 1 </b>◆XnUmOCT0wA <b> 2005/11/30(水)22:56 AAS
うーん、わかりやすい。
なるほど、ありがとうございます。
さしあたり反論の余地は無いように思われます。
928
(1): 2005/11/30(水)23:01 AAS
●そして、例を伴っての説明。

・エリー・フォールによるワトー解釈:
 :移ろいやすいものを堅固なもののうちに。

→脆く儚いために、人間は絶えず変化して反復不可能である

こうしたことは18世紀全般に見られる手法であった。

・ルソーの『新エロイーズ』:
 :サン・プルーやジュリという基体(=sujet主体)は、自分が自身が変化するゆえに(1)、
 :さらに自然の巨大な変化(万物流転のような)のゆえに(2)、
 反復が不可能であることを悟る。
省9
929
(1): 2005/11/30(水)23:09 AAS
>>927
あ、待たせてごめんな。
実はまだまだ未消化なままなんだ。
一方では
・自然=恒久性(不変)であってそれが反復を不能にしているみたいだけど、

他方では
・反復を不能にするのが一般的条件としての「変化」とも言われているようで、

上手くこのシフトチェンジを掴めない。

まあそれでも、まだまだ反復を一般性と区別する、という土台作りをやってるにすぎない箇所だから、
いい加減先に進んだ方がいいかな。
省2
930
(2): 2005/12/01(木)08:56 AAS
なんだかスレッドストッパーになっているような気がして申し訳ない。皆寝てるだけだといいんだけど。

以下チラシの裏。大法螺かもしれんので読み捨てて欲しい。
あくまで気を軽くするためにいい加減なことを書きちらしてみる。
俺はまだ一回しか序文を読んでないので。

阻止のあたりが良くわからんちゅう話まで進んでたんだったけね。
これまた何がわかって何がわかってないのか、それが良くわからなかったりするんだけど、
大まかな話の流れをつかんでおくと、
ドゥルーズとしてはいわゆる「概念」ちゅうのをやっつけたいと思っているわけだ。
だから「概念の阻止」って箇所でやってるのは、いわゆる「概念」ってのが本当は成り立たないんだバーカ!って仮想敵に向かって言い放ってる場所なんだ(と思う)。
どういう風に話は進むのか。こんな感じ(だと思う)。
省5
931
(1): 2005/12/01(木)09:00 AAS
反復を外側から純化したというわけで、当然次はその内実を知る必要がある。
それで、反復を積極的に理解しようという話が始まる。
それが翻訳では「超概念的な定立的威力」と訳されているものだ。
なんかスレの前の方でえらく難解に理解されているような雰囲気があったけど、
要は「自然的な概念の阻止」(つまり「概念を作ることは自然の領域においても無理」だ)、ということを突き詰めて考えると、
「概念という考えではもう収まらず(=超概念的)に、積極的(=定立的positif)に、別のものを考える必要性(=威力force強制力)がおのずと出てくる」
ってだけの話じゃないかと思う。
ここらは財津の思わせぶりな邦訳のクセの悪さが前面に出てきる感じがする(と思う)。

で、積極的に反復を考えると、良い反復と駄目な反復がある。
それから、差異はそれ自身として捉えられなきゃだめで、
省7
932: 1 </b>◆XnUmOCT0wA <b> 2005/12/01(木)09:27 AAS
消えないでくださいね。
少しも問題ありません。
>>928-929
そこの辺りは難しいですね。
私もこれ以上当てずっぽうにいろいろと解釈をでっちあげようとは思いませんし、
先に進むことにしたいと思います。
(概念が成り立たないんだという言い方はどうだろうとおもいますがね)
933
(1): 2005/12/03(土)06:16 AAS
 ちょっと間が開いて、誰も書かない(書けない)状況を、勝手に分析すると、
おそらくみんなは何となく序論を理解しているつもりだが、いざ言葉にしてい
みると、うまくいかない。ちょっと違う、あるいは、どうもドゥルーズの言って
いることとは違うようだが、それをうまく説明できない、といった感じなのだろう。
 ちょっとした誤解やよくわからなかったところが、それぞれあって、そのような
状態で、レスしてしまうと、その誤解が増幅してしまっているようだ。たとえば、
>>930さんの場合は、概念を(=concept=共につかむこと)として理解している
ために、あるいは、概念の哲学的な理解がないために(決して非難しているのではない)、
「概念の阻止」をうまく理解することができないようだ。哲学事典等で「概念」を
きっちり理解してから、「概念の阻止」のあたりを読み返すと理解が深まるのでは
省4
934: 2005/12/03(土)15:01 AAS
書きにくい雰囲気を作ってしまった初学者です。

>「概念の阻止」に関する記述は、概念の欠如による反復、
>否定性の反復、つまり後半に出てくる「裸の反復」に関する記述なので

すごく納得です。
自分は概念に関する深い哲学的理解はたしかにできていなさそうです。
あとで岩波の哲学事典でも調べてきます。
ネットで青木書店の哲学事典からの引用を見つけましたので何かの参考に。
外部リンク[html]:web.sc.itc.keio.ac.jp
935: 1 </b>◆XnUmOCT0wA <b> 2005/12/03(土)16:01 AAS
>>933
少なくとも私は、全く、その通りの理由で、レスを躊躇っていました。
なんとなく全体像は把握できている。
でも、様々な点で、どうも理解できていない。
解釈をでっちあげてもうまく説明がつかない。
…という具合いに。
(初学者さんのせいではないですよ、むしろ慎重な空気になって感謝しています)
そうですね、少し先に進んで着衣と裸の反復の辺りもセットで阻止を考え直してもみたいと思います。
追伸:キルケゴールの岩波文庫版『反復』を手にいれた。
やっぱりキルケゴールは(本人存命なら怒られそうだが)どこか肌に合う気がする。
省2
936: 2005/12/03(土)19:51 AAS
ドゥルーズ版のエポケー。
937
(2): 2005/12/06(火)03:13 AAS
外部リンク:www.univ-paris8.fr

講義録が録音付きでうpされてる.シランッタ...
938: 2005/12/06(火)03:19 AAS
おお
結構高い声してるな
939: 2005/12/06(火)03:41 AAS
>>937
素晴らしい!
940: 2005/12/07(水)00:33 AAS
>>937
(=ヮ=)bGJ!

差異と反復もスピノザもとても手が届かないので
「哲学とは何か」で「スピノザ主義の小説を書いた」と
書かれているヘルダーリンカフカランボーマラルメ
ミショーペソアアルトーロレンスミラーメルヴィルを
入手し易い順に読んでったら結構面白くなってきた。
ドゥルーズって実はロマンティストなのか?っていう
とんでもない誤読をしてるかもしれないが気にしないことにした。
941: 2005/12/07(水)01:16 AAS
mp3のファイル保存できない...何かのフリーソフトが必要なんだろうけど,
どなたかご存知ありませんか.擦れ違いで恐縮なんですが.
942: 2005/12/07(水)03:40 AAS
何か有益な発言をしたら教えてやろう。
943: 2005/12/08(木)02:21 AAS
初学者です。「概念」について岩波の『思想・哲学辞典』調べました。
が、基本的には「con-cept」=「共に-つかむこと」のライン以外のものはなかったように思えます。
以下軽く岩波での概略を述べますので、なにか足りないところや間違っているところがあったらぜひ補足ヨロシク。教えて。

「概念 concept,Begriff」

一、概説

・概念とは「一つにしてつかまれたもの(conceptum)」や「把握する(Begriff)」である。

・複数の事物に共通する「内包」(意味内容)と、
 その内包が共通するところの複数の事物すなわち「外延」(適用範囲)を有する。
省9
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