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【ss】聖女の戸締り【最高傑作】 (13レス)
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以下、\(^o^)/でVIPがお送りします
[age] 2015/11/28(土)19:54
ID:olk3g1l70.net(2/6)
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2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [age] 2015/11/28(土) 19:54:51.949 ID:olk3g1l70.net 「ごめん急におなか痛くなっちゃった大変あたし悪いけど先にかえるねっ」 一気にまくし立てて顔の前で手を合わせると、誰の反応も待たずに真夜は来た山道を駆け戻った。大きく腕を振り上げるマジ走りで斜面の向こうに走りこむ。途中で、置いていかれたゆかりの悲鳴が聞こえたが、真夜は心を鬼にした。 頭の中に浮かべた地図を頼りに、山道を外れた藪に分け入って斜面を駆け上がる。背中で束ねた長い髪が時折引っ張られる感覚がしたが、気にせず走り抜けた。 枯れかけた枝のバリケードを突っ切った真夜の前に、見慣れた茶色のレンガの建物が現れた。 ぐずぐずしてらんない。低い柵を乗り越えていつもの出入り口――ドアが外れた裏口から中に入る。二階に上がりすぐ左手、薄闇に包まれた部屋の中で、壁に張られた写真がぬらぬらと光っていた。 間に合った……。真夜は長い吐息を漏らすと、開いたドアに背中と頭をくっつけて胸の奥から来る笑いの発作にしばし胸を揺らした。 まだ終わってない、しっかりしないと。自分を叱咤する。これだけの写真を剥がすには、手早くやっても何分かかるだろう。真夜はいつもの様にソファーの背もたれに登り、ピンはそのままに写真を引き剥がし始めた。 全裸にスカートを前掛けのように咥えた自分、局部だけをアップにした写真、自分で乳房を揉み上げた写真もある。剥ぐ手が遅くなり、見つめる時間が少しずつ長くなっていった。 もしも――と真夜は思う。この写真が見つかったらと。自分と同じ中学2年の男子三人、三人のオトコに、逆らいようのない弱みを握られたら。佐伯真夜がどれだけいやらしい女か、人気のない山の廃屋で知られたら――。 次の写真に手を伸ばした真夜の足が、ずるりと背もたれから滑り落ちた。 「おい、今なんか音したか……?」 目の前で三人の級友が話し合っている。開きっぱなしの門の下で、松串ゆかりは雑草だらけの広い庭とその向うの大きなお化け屋敷を見つめて首を横に振った。 「だよな。気のせい気のせい」 ゆかりを見て楽天家が笑って頷く。ゆかりは首を振り続けた。ちがうちがうの音だけじゃないよ女の子の悲鳴も聞こえたんだよ真夜ちゃんひどいよ置いてくなんてヒドイよ――。 またやっちゃった、なんであたしはこんなにやらしいんだろう。妄想をしだすと止まらなくなる。真夜はひっくりかえったソファーと、鈍く痛む腰に顔をしかめた。 窓の外から細く悲鳴が聞こえて、身を固くする。窓に膝で這い寄ると、門から木立の中に消えていくブレザー姿の背中が見えた。 ――ゆかり、ごめんね。 立ち上がろうと右足に体重をかけた瞬間に、頭の中で真っ白な光が爆発した。膝から下が溶けたように力が抜け、床に肩から倒れこむ。横倒しになってじっとしていると激痛はすぐに去ったが、心臓が血を送る度に右足首がずくずくと痛んだ。 不吉な予感を感じ、心臓の鼓動が早くなる。引っくり返ったソファーに膝立ちで這い寄る。背もたれの下に手を入れるが、三人掛けのソファーは持ち上がる気配すらなかった。 「ちょっと中見てみるだけだからさ、いってみようぜ」 息の根が止まるかと思った。窓の外、たぶん玄関のドアのすぐ前に居る。床に座り込み、真夜は見開いた目で天井を仰いだ。もうだめだ、あたしにはどうすることも出来ない。かくんと糸が切れたように真夜は顔を伏せ、前髪で顔が隠れ、そして――。 「……ふ、ふふ、ふふっ」 篭った声で真夜は笑った。淫らな妄想に耽る笑いではなかった、口元は不敵な笑みに曲がり開いていた。顔を上げる。瞳はぎらぎらと輝いていた。 やってやる。絶望的な状況になぜか笑いの発作がこみ上げてきた。自分がこんなに負けず嫌いな性格だとは、思いもしなかった。敵はこちらの三倍、しかも右足の被害は甚大。それでも――と真夜は思った。 「やってやろうじゃん」 http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1448708050/2
ごめん急におなか痛くなっちゃった大変あたし悪いけど先にかえるねっ 一気にまくし立てて顔の前で手を合わせると誰の反応も待たずに真夜は来た山道を駆け戻った大きく腕を振り上げるマジ走りで斜面の向こうに走りこむ途中で置いていかれたゆかりの悲鳴が聞こえたが真夜は心を鬼にした 頭の中に浮かべた地図を頼りに山道を外れたに分け入って斜面を駆け上がる背中で束ねた長い髪が時折引っ張られる感覚がしたが気にせず走り抜けた 枯れかけた枝のバリケードを突っ切った真夜の前に見慣れた茶色のレンガの建物が現れた ぐずぐずしてらんない低い柵を乗り越えていつもの出入り口ドアが外れた裏口から中に入る二階に上がりすぐ左手薄闇に包まれた部屋の中で壁に張られた写真がぬらぬらと光っていた 間に合った真夜は長い吐息を漏らすと開いたドアに背中と頭をくっつけて胸の奥から来る笑いの発作にしばし胸を揺らした まだ終わってないしっかりしないと自分を叱するこれだけの写真を剥がすには手早くやっても何分かかるだろう真夜はいつもの様にソファーの背もたれに登りピンはそのままに写真を引き剥がし始めた 全裸にスカートを前掛けのようにえた自分局部だけをアップにした写真自分で乳房をみ上げた写真もある剥ぐ手が遅くなり見つめる時間が少しずつ長くなっていった もしもと真夜は思うこの写真が見つかったらと自分と同じ中学2年の男子三人三人のオトコに逆らいようのない弱みを握られたら佐伯真夜がどれだけいやらしい女か人気のない山の廃屋で知られたら 次の写真に手を伸ばした真夜の足がずるりと背もたれから滑り落ちた おい今なんか音したか? 目の前で三人の級友が話し合っている開きっぱなしの門の下で松串ゆかりは雑草だらけの広い庭とその向うの大きなお化け屋敷を見つめて首を横に振った だよな気のせい気のせい ゆかりを見て楽天家が笑ってくゆかりは首を振り続けたちがうちがうの音だけじゃないよ女の子の悲鳴も聞こえたんだよ真夜ちゃんひどいよ置いてくなんてヒドイよ またやっちゃったなんであたしはこんなにやらしいんだろう妄想をしだすと止まらなくなる真夜はひっくりかえったソファーと鈍く痛む腰に顔をしかめた 窓の外から細く悲鳴が聞こえて身を固くする窓に膝で這い寄ると門から木立の中に消えていくブレザー姿の背中が見えた ゆかりごめんね 立ち上がろうと右足に体重をかけた瞬間に頭の中で真っ白な光が爆発した膝から下が溶けたように力が抜け床に肩から倒れこむ横倒しになってじっとしていると激痛はすぐに去ったが心臓が血を送る度に右足首がずくずくと痛んだ 不吉な予感を感じ心臓の鼓動が早くなる引っくり返ったソファーに膝立ちで這い寄る背もたれの下に手を入れるが三人掛けのソファーは持ち上がる気配すらなかった ちょっと中見てみるだけだからさいってみようぜ 息の根が止まるかと思った窓の外たぶん玄関のドアのすぐ前に居る床に座り込み真夜は見開いた目で天井を仰いだもうだめだあたしにはどうすることも出来ないかくんと糸が切れたように真夜は顔を伏せ前髪で顔が隠れそして ふふふふふっ 篭った声で真夜は笑った淫らな妄想に耽る笑いではなかった口元は不敵な笑みに曲がり開いていた顔を上げる瞳はぎらぎらと輝いていた やってやる絶望的な状況になぜか笑いの発作がこみ上げてきた自分がこんなに負けず嫌いな性格だとは思いもしなかった敵はこちらの三倍しかも右足の被害は甚大それでもと真夜は思った やってやろうじゃん
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