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165: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 15:59:04.43 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・77 探検事業の目的が、インド貿易と言うより香辛料貿易を行う事は大きな動機になった 。香辛料、すなわち、主にコショウのことで、当時のヨーロッパ世界で、コショウは、 考えられないほどの高値で取引された。つまり、コショウ1オンスが、金1オンスと同 じ価値で取引されたのである。つまり、コショウは、同じ重さの金と交換できたのだ。 当時に、このコショウが飛ぶように売れた理由は、その機能性である。まだまだ当時の 欧州の食卓は貧しいものだった。つまり新鮮な生肉か魚か、牛乳と卵、小麦で出来た物 と共に、干し肉と葡萄酒や麦酒。と言ったもので、日本で言えばお菓子のでる居酒屋の 食べ物であった。しかし、これを一変させるのが、胡椒とアヘン粒だった。コショーは 、香りづけや臭み消しに使うことができ、防腐作用もあるため、秋にシメた家畜の肉を 保存して、冬に食すときなどに重宝したのです。干し肉にも塩と胡椒の味付け肉が原料 となったし、ウインナーなどのミンチ製造にも必要であった。また、香辛料が貿易に向 いていた理由としては、香辛料は重量が軽いため、楽に輸送することができる、という こともあった。当時は樽詰輸送が普通で、樽詰めしても腐らない事が大事だったのだ。 この大航海時代の、一つの目的にならない筈もない現実である。当時この貴重な香辛料 が突然物流から消えたのだ。これを手に入れるために、イスラム商人から高値で買うし かなく、自分たちが儲けるためにイスラム商人を介さないで、別ルートで輸入する必要 も出て来た。しかし、大航海時代の幕開けを飾ったポルトガルとスペインは 約100年も の間に、アフリカ大陸を探検し続けたが見つからなかった。香辛料があるのは、アフリ カ大陸ではなく、アジアである。とわかっていたが、大陸の形状や植物の植生分布も、 全く判っていなかった為だが、だがこの航海で、日々欧州は食生活が変わった、砂糖の プランテーションで甘いお菓子やスープができ、ナス、カボチャ、トマト、芋、タバコ とうもろこしなどが南米から輸入され栽培されたからだ。これは画期的なことだった、 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/165
166: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 15:59:35.70 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・78 面白いのは、この食糧に関しては、人々は、色んな動物と共同生活して生きて来た。 と言う事だ。今やペットは食べ物では無い様な事を言うが、実は愛情を注ぎ育てて、大 きくなったら労力や乳を使われ、そして怪我などしたら、食糧になった。モンゴル人を 日本人が馬賊としたのは、そうした習慣からだ。で、牛やヤギ、はゲルマン世界の山で の生活だが、印度人やイラン人は牛やリャマを飼っていた。そして北アフリカは、意外 にも豚が飼われていた。中国や韓国では犬で、橇(そり)の生活には必需動物だった。 そして日本の場合は猫であった。日本の三味線は、本来猫皮で、それに三毛猫が一匹の メス猫しか産まれない程、人と共生して来ていた。まあネズミや蜘蛛やカタツムリと言 った害虫駆除の性質が多かったのだろう。豚は、およそ中東で8000年以上前に家畜化を していた。とされる。オリエント世界のエーゲ海やイオアニア海の、石山の地の島で、 ユダヤ系の人々が飼っていたの古い様だ。ヨーロッパからアジアにかけては、5千〜1万 年前の遺跡から、豚の骨が出土している。古代ローマ人も豚を食べなかった訳ではない が、豚に携わる職業を俾民や賎民と見ていた。古代エジプトでブタを飼う民は賤民とさ れていたことが、そのまま同じ文化であった様だ。ブタの飼育が発達したのはその後の 北方森林地帯の ゲルマン人やケルト人の食文化において、進化した痕跡が出ている。 イスラム教では豚は不浄な動物であると教えている。出エジプト記では、脱出した古代 イスラエル人達は、豚と鶏を財産とした。と伝え、エジプトから持ち去られたとしてい る。つまり、エジプト人は、誰一人豚や鶏を飼っていなかったのである。その宗教を受 け継いだユダヤ教の影響を受けて誕生したイスラム教においては、豚肉の肉食が、食の タブーとなった理由とする説がある。又実用上の理由として、過去に生の豚肉を食べて 食中毒か、疫病があったから、という説もある。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/166
167: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 16:00:00.53 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・79 ブタには、音楽を聴く能力がある。とされている。2022年に発表された研究によると 、ブタが複数の種類の音楽に対して、豚ごとに個々の異なる方法で反応し、さまざまな 感情に精通するようだ。と纏められるほど、反応がある。又、ペットとして飼われてい たブタが、心臓発作を起こした飼い主の為に、道路に出て横たわり、助けを求めた事例 があると言った、犬と同じ行動と匂いの反応を持つ。特にトリュフ探し使われるイベリ コ豚と言うのがある。豚は決してトリュフを食べる為に探すのではなく、オス豚フェロ モンに喜びを感じるから。と言われる。従ってメス豚が探した時、興奮するので、ピー ナツで興奮を抑えないと危険である。と説明される。豚肉は、食材としても広く食べら れている。血液さえも、沖縄のチーイリチー、欧州のブラッドソーセージなど、多くの 料理に使用される食材となる。その他、骨や骨髄が、日本のラーメンの豚骨スープの、 材料にされたりする。琉球料理では「鳴き声以外は全部食べる」と言われるほど、豚の 利用箇所は多い。豚乳が利用されることは少なく、商業生産はほとんどない。搾乳時期 の雌豚は、人が近くにいると怒り、搾乳自体も嫌がり、取れても少量である。しかし、 戦時中の日本は、豚の乳で育ったと言う人は多い。 ブタは、類人猿以上に体重や皮膚 の状態、内臓の大きさなどが 人間に近い動物である。その為に現在も、異種間移植の 臓器提供用動物として研究が行われている。家畜としての飼育を養豚というが、仕事と しての養豚を養豚業、養豚業者という。ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギといった家畜は原種 が絶滅したり減少しているが、ブタは原種のイノシシが絶滅せず生息数も多いまま現存 しているという特徴がある。日本では薩摩では、堆肥の為に養豚した。とするので日本 の場合肉の需要よりは糞の需要が高かったようだ。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/167
168: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 16:00:31.32 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・80 豚の遺骨として最も古いものは中国南部の1万年前の物が見つかっている。つまり、 東アジアで中国の新石器時代から家畜化した豚があった事になる。中国南部を発祥地と すると、オーストロネシア語族の南太平洋のブタ養豚も納得できる。満州民族の先祖で ある邑婁人(ゆうろうじん)、勿吉人(もっきつじん)、靺鞨人(まっかつじん)は、 つまり、この満州地域での養豚で古くから暮らし、養豚発祥の地のようだ。満州民族の 先祖であるこの人達は、ツングース族の オホーツク人種で、今ではエキスモ―の先祖 とされる。邑婁(ゆうろう)の呼称は、彼等自身の自称ではなく、鏃(yoro;やじり) 、箭(セン)や後の牛禄(niru)、坑(yeru)などの音訳と言う。勿吉人(もっきつじん )も今のモンゴル人の語源とされる。勿吉は 「Mukri(ムクリ)」つまり童顔の、少し 肥えた人型(じんけい)を言うので、日本語の「浮腫み(むくみ)」の語源であろう。 人種として、勿吉人の服装はゆうろう人と同様、男性が猪(イノシシ)や犬(イヌ)の 皮を着用し、女性が布製の裙(スカート)を着用した。猪(ブタ)を多く飼っており、 食物は、主にその猪を食す。と書かれている。また米を噛んで製造する酒、いわゆる「 口噛み酒」を造って飲む。 住居は、夏季は樹上に家を構え、それ以外の季節は 塚状の ほら穴住居に、一族の数家族が居住した。方形や長方形のもので上部に入口があって、 梯子を使って降りる。また、2〜3m程度の、生垣を備え円形小城(周囲200〜300m) の内側に構えられた住居で、城の大半は、河川の近傍にある丘の頂上から発見される。 邑婁人同様「人尿で手や顔を洗う」風習で、中国の史書は「諸夷で最も不潔」と評され 、使用する毒矢は、殺傷能力に優れ、命中すれば必ず死に至る、毒薬の製造過程で発生 する気でも死に至る。毒薬製造は毎年7月8月に行われ、弓の長さ3尺、箭の長さ尺二寸 、石(フリント質)を使って鏃(やじり)としている。と書いている。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/168
169: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 16:01:57.50 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・81 、勿吉人(もっきつじん)までが地中生活が主であれば、靺鞨人は、寒冷な満州の森林 地帯の森の陸上に住んでいた。ブタを盛んに飼育し、極寒時にはブタの脂肪を体に塗っ て寒さを防いでいた。豚は、現代でも中国や台湾でもよく食べられ、中華料理で重要な 主食の一つだ。中国語で単に「肉」といえば豚肉を指し、飼育量も世界最大である様だ 。中国では牛は農耕用に使われ、廃牛や水牛を、年一回肉にする程度で、食用としては 硬すぎたり筋張ったりし、それほど好まれない。朝鮮半島(特に韓国)は、縁起の良い 動物として吉祥獣である。漢字の「豚」を朝鮮語読みした「トン(ローマ字転写:don, 、MR式ローマ字転写:ton)」が 「お金」を意味する朝鮮語と綴りが同じで、日本での 米の様な通貨性を持っていたようだ。ベトナム料理でも、祝い事や廟への供物などに、 子豚の丸焼きを用意する。ティット・コー(豚の角煮)や、焼豚を載せライスヌードル であるブン・ティット・ヌオンが、日常的に食べられたりする。これらは、中国文化を 受けたブタの食材料理である。中国語同様、ベトナム語でも単に「肉」といえば豚肉を 指す。長崎の卓袱(しっぽく)料理のメインでもあし、琉球料理でも、かなりに重宝され る。島嶼国の南太平洋諸島の文化においても、ブタは唯一の、大型食用家畜として重要 視された。元々、これらの島々にはブタは生息していなかった。が、紀元前10世紀頃に オーストロネシア語族の拡散で、ブタも海を渡り運び込まれた。メラネシアポリネシア の島々で、重要な家畜となり、オーストラリアやニュージーランド、イースター島や、 トゥアモトゥ諸島などのように ブタが持ち込まれなかった島々も存在した。ミクロネ シアの一部諸島では、いったん持ち込まれたブタも何らかの理由によって絶滅した所も 存在する。ブタの飼育された島は、ブタは儀式で屠られる特別な祝い食材で、バヌアツ などに、ブタの牙が富の象徴ともされた。長く伸び円弧を描いたブタの牙は、富の象徴 としてバヌアツの国旗にも描かれている。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/169
170: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 16:02:22.88 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・82 日本列島で縄文時代のかなり古い時代に、シカやイノシシを対象とする狩猟が行われ 、縄文時代の遺跡でのイノシシ骨で、飼養段階の家畜利用を示す「家畜化現象」の骨が 出土している。日本列島における家畜化の可能性は高いが、学説の定説化はしてない。 一方で、イノシシ飼養はいずれも限定的なものであったようで、弥生時代から日本列島 の本格的な稲作農耕が開始されて飼われる、弥生豚は。中国種であったようだ。農耕で ブタやウマ、ウシなど家畜が伴うものであるのに対し、日本列島における弥生期の遺跡 からは、長らくこうした家畜の痕跡がない。このことから、家畜利用を欠いた「欠畜の 農耕法」であったと理解される。しかし1988年〜1989年に、大分市の 下郡桑苗遺跡に おいて、弥生時代の完形のイノシシ類頭蓋骨3点とブタ頭蓋骨が出土し、九州や本州の 遺跡においてブタやニワトリの出土事例が相次いだ。この事から縄文時代の本州におい ては、シカとイノシシの出土ないのに対し、弥生時代には「イノシシ」の比率が増加し 、また成獣よりも若獣が多く出土していて、弥生時代の「イノシシ」に関しては、下郡 桑苗遺跡出土のイノシシ類骨に骨が「家畜化現象」が認められる家畜化したイノシシで はなく、家畜としての「ブタ」である。とされた。その後、弥生ブタの発見事例が相次 ぎ、1999年時点で10か所以上からの弥生遺跡において弥生ブタが確認されている。弥生 時代の遺跡において「イノシシ」の出土比率が高く、中でも若獣が多い点は「イノシシ 」の骨の中に家畜化されたブタが混在していている可能性が指摘され、どうも大陸から の流入豚の頭数が少なく、後世に残せない程度の養豚があった。と推測される。弥生ブ タに関し、縄文時代からイノシシの家畜化は失敗し、中国大陸から家畜としてのブタが 持ち込まれたが、結局交配雑種となり、失敗したのだろう。古墳時代の遺跡からもブタ の骨は出土し、『日本書紀』『万葉集』『古事記』にある「猪飼」「猪甘」「猪養」な どの言葉の「猪」はブタの意味であり、ブタが飼われていた。とされる http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/170
171: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 16:03:14.73 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・83 満州で起こった養豚業には、2つの側面がある。豚の養豚は、豚は自然交配の受胎率 が非常に高いことから、今でも人工授精率が牛に比べて低い。祖先種の、イノシシは2 年目にならないと成獣とならず繁殖しないが、豚は8ヶ月齢で人工交配されるのである 。妊娠した母豚は、約114日の 妊娠期間で、1回につき十数頭の子豚を産む。祖先種の イノシシはの一年間の出産数は5頭弱であるが、多産母豚系統の育種が残って行く現在 、産子数は大幅に増加して、豚は1年2〜2.5産で、20〜30頭を出産する。という 。この産子数の増加は、養豚業界にとって経済的なメリットがある一方で、乳房乳頭は 、イノシシで5〜6対あるが、豚は7対であり、産子数の増加に対しては十分ではない 。子豚の低体重は、世界中で一般的になりつつあり、出生時の体重が 1 kg 未満の子豚 は15%であると推定されている。この豚の皮膚は、ピッグスキンとして、衣類や靴に 利用されているが、ブタの皮革の特徴は体毛が3本ずつまとまって真皮にまで貫通して いる構造となっている。通気性に優れ、表面に独特の凹凸がみられる。薄くて耐久性が あるが、部位による組織密度の差が大きい(背部は特に高密度といわれている。)豚肉 や脂肪を食用とする他、皮革などを利用するために多くの国で飼育され、友好的で社交 的であると同時に繊細な生き物で、記憶力もよいことから粗暴な扱いを受けると学習し 、人に対して恐怖心を抱く。嗅覚と聴覚を使って識別し、自分の子と他の子を区別する 。他のブタの感情に敏感に反応し、共感することも分かっている。また、人間の笑顔と 中立的な表情の違いを見分けることができ、なじみのある人間となじみのない人間を、 区別することができる。よく豚肉のある所ビールあり、夏の焼酎冬のビールとされる。 豚肉とウインナー加工と麦酒の気候の関係である。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/171
172: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 16:03:38.81 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・84 実は、世界的に見て ユダヤ通った道は、草木も生えぬ。と磯辺宗達が語っている。 日本では、弥生時代からも、豚が食されたのに、近代になるまで、日本で養豚業が根付 かなかったのは、実は今のアマゾン問題の様な、部分がある。つまり子沢山で、子豚の 世話をすると言うが採算性に乏しい行為で、多産の豚でありながらも、囲いが無ければ 逃げだし、母乳でのそのままの飼育では、2割の死亡、更にしゃくりオスと呼ばれる、 野生行動があった人間のような丈の高い動物を敵と認識すると、突進して鼻先を股ぐら に突っ込み、頭部を持ち上げながら強くひねる。といった野生時代の名残とも闘争行動 があって、オスの牙は強い背筋を生かせるよう上向きに生えており、この行動の「しゃ くり」をまともに受けると大人でも数メートル飛ばされたり、牙で深く傷つけられ死亡 すると言った粗暴さがある。多くは、太ももの内側の大腿動脈が傷つけられ失血死する 、日本での小規模養豚が多かった時代には、年に数人は、しゃくり上げによる死者が出 ていた。これは、ライオンや熊の様な、充分に餌があれば何もしない動物よりリスクが 高い。つまり年中子を産み、子を守る行動にでるからだ。また、清潔を好む生物であり 、自然下では排泄をする場所と餌場や寝床は必ず分ける。一般に散らかる汚い部屋を「 豚小屋」と呼び、不潔な動物の代表のように誤解されるが、養豚場の管理の不適切さに よるものである。豚のように食べると言うのは食べる為の定期の徘徊行動があるからだ 。非常に知能が高く、IQテストでも、犬やチンパンジーを上回り、類人猿、イルカ、 ゾウ、カササギ、ヨウムに加えて、ブタも鏡の存在を認知できる「鏡映認知」の確認が 出来る数少ない動物である。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/172
173: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:02:13.77 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・85 「お手」「お座り」は簡単に覚え、テレビゲームもする。落ちている他の豚のトラン スポンダーをくわえ、給餌機に持っていき 他の豚用の濃厚飼料を、横取り食べたりも するずる賢こさもある。個性があって、認知や情動、行動が非常に複雑で、遊び好き、 追いかけっこのような社交的遊びから、ボール運びなどの物遊びまで、複雑な遊びにを する事が解っている。従って、集団性があり、個の幅が広く、凶暴性が一括り出来なく 養豚失敗の確率が高いので、殆ど雄豚は去勢される。去勢は通常生後1週間以内に実施 され、鋭利なカミソリでふぐり(陰嚢)を切開し睾丸を取り出し、引き抜き、切り取る 。更に、密飼いをしストレスで凶暴になる所では、歯切りで牙を抜いたり、断尾で尾を かじった虐めを無くす方法が取られる。つまり繊細で頭がいいので、リスクが高いのだ 。乳が出なく牛より効率が悪く、更に手間がかかり、山に逃げだす。と言った豚は日本 には合わなかった。と言える。最近の研究では、温室効果ガスの1/3が 「食」に関係し ているという論文が発表され、食肉としての家畜の効率の悪さが指摘されているようだ 。牛の放牧や家畜の飼料のため、プランテーションで1980〜2000年にかけて約1億ha の熱帯雨林が失われた。とされる。国連報告書『畜産の長い影』は、地球で最も土地を 使用する産業が畜産で、森林破壊の主因と指摘し。肉生産は陸地の26%、つまり1/4を、 利用し、2050年の98億人の食糧確保には、2010年比56%の多くの食糧生産が必要で現在 の飼育ペースでの、肉や乳製品の消費が進めば、インドの2倍の国土面積の森林を畑に する必要がある。と警告する。食肉効率の1kgのステーキに、25kgの穀物が必要で、 実に25倍の消費量が必要だからだ。と言う。現在肉の代替品の大豆製品の開発では、 、大豆生産の中で、人の消費はい割以下で、9割を家畜飼料で消費されている。との、 報告である。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/173
174: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:02:38.21 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・86 こうした食肉生産の、その意味では、大豆発酵食品の食生活を 極めた日本で、狭い 土地事情の、国土には不要の畜産産業だった事であろう。そう言う意味では、昆布を獲 り、魚を焼き、味噌汁・納豆・餡子の開発をした日本人と言うのは、特異人種だろう。 ところが、お隣中国や、ユダヤの民、つまり男性の局部に、細工する民族には、この、 手間暇かかる畜産を残して、遊牧した。草原では、牛や馬に変化したようだが、岩山の 続くイランやトルコでは、放牧しても育つ豚で、又養豚業は復活する。戦前の日本の様 に、畜産動物の、糞尿を排泄し養分での、下水処理プラントがない中で、天日乾燥での 小麦生産の為の肥料ため、ほとんどの場合、「ラグーン処理」で畑の施肥にされた様だ 。この中東世界で、工業型畜産が行われ、動物を屋内過密飼育するため大量の動物が飼 われ、そして、家畜の飼料のために栽培された作物も、現在では、大量の化学肥料や、 除草剤、農薬などを使って生産されく、その多くは小川や川に流れ込み、水質を汚染し ている報告も多い。実は、砂漠地帯では、蛇除けのためにブタを飼っている家もある程 で、ブタが動物の排泄物をも食べることから、人間用トイレの下に、ブタを飼う豚便所 は、多くの国で使用された。生ごみなどを食べるため、中世フランスでは町中に放って ゴミ掃除をさせた政策もあった。又、ブタの牙を切らずに飼っている例では。牙が伸び て湾曲して大きく円形になったものが、象牙アクセサリーや貨幣としても流通した様だ 。豚の毛は、ブラシなどに使用され、根を掘り返して食べ、採食、踏み倒しで除草行動 になり、砂漠での耕す効果も期待する例がある。このユーラシア大陸の各地での家畜の ブタが誕生したが、今はイスラム圏となった古代オリエントや古代エジプトで豚を食用 としていたものの、ブタを飼う民は賤民とされていた。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/174
175: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:06:19.59 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・87 又、最後に誕生したイスラム教において、豚肉の肉食が食のタブーとなったが、原因 として、生肉好きの民族で、過去に生の豚肉を食べて食中毒になる人が多かった。とい う説が残る。木々や火の文化、つまり、拝火教を否定し、生の馬肉や牛肉を犠牲牛とし て捧げてた人、が残飯に糞尿で飼っていた肉食したら、そりゃあ病気にもなろう。現在 では、この工業用飼育で、処理されず大量の糞尿が水路から川や海を汚染していること が問題となっている。家畜の飼育、食肉の生産においては、大量の水と飼料が必要にな る。このことや温室効果ガスの排出といった環境への悪影響が問題視されている。特に 、環境問題を意識して食品を選ぶという文化が浸透している欧米では、環境へ配慮意識 も代替肉の購入動機のひとつとなっている。報告では、食肉会社の動物の飼料や、生産 から動物の屠殺や加工に至るまで、事業やサプライチェーン全体で水を使用している量 は、1kgのステーキを作るために、約15,000リットルの水が必要になっている。とし、 人獣共通感染症に、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、新しく発生する感染症の 3/4は、動物からであるとし、動物性たんぱく質の需要増加が、パンデミックを増加さ せる大きな危険因子と、世界保健機関(WHO)国連食糧農業機関(FAO)国際獣疫事務局( OIE)は 共同で警告している。米国で、食料生産で排出される PM2.5による大気汚染で 、年間約1万6000人が亡くなっている研究結果が発表された。その内の 80%は、食肉、 乳製品、卵など動物性食品の生産に関連していた。論文によると、牛を育て、飼料とな る作物を育てた大気汚染で、早期死者数は年間で4,000人。これに 豚と乳牛を加えると 、年間9,100人の 死者数に増加しました。としている。つまり、年間5千人が牛豚生産 で死んでいる事になる。一方、食用トウモロコシを含む野菜の栽培による早期死亡は、 年間百人でした。どういう計算かは不明だが、肉を食べないなら、5千人は生きていた はずだ。と言う計算である。・・・まああまり信じられないくらい数値がぴったしだが ・・・ http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/175
176: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:06:47.87 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・88 今日、グリーンピースの分析では、地球温暖化を1.5度までに抑えるには、現在の肉 や乳製品消費を、2013年度の消費量と比べて、世界平均で半分にする必要があります。 と説く。地球の陸地の2〜3割を、この家畜の土地利用に注がれていると言われている 。さらに、この恣意的飼育で、すでに野生動物たちの多くが生息地を破壊され、未来が 脅かされている。とも訴えている。この瀕死の地球で、これ以上の森林破壊は破滅的と 言う。動物性食材の生産量を、大減少させ、家畜のエサとなる穀物の大量生産や動物の 飼育のために開拓された土地を保全していく必要があるが、悪魔のモーサントの除草薬 や除虫や殺虫の薬剤で、虫と菌類の保全すらなくなり、土壌汚染での火災の多発生が、 危惧されているともいう。大量の手間を使い、大量の穀物を必要とする畜産では、広大 な、農地と人手の使用が必要となるため、薬剤や機械化で、加速度的に、森林破壊や、 生態系破壊などが増加していて、人類の存亡が既に危うい。とされる。過去のこの50年 で、野生動物の個体数は68%も、減少した。生物多様性の喪失も、60%が「私たちの食 」が原因で起こった。と言われる。地球の陸上の哺乳類の中で、これまで野生動物の、 割合が残っていうのは、陸上の哺乳類のたった4%でしかない。逆に私達人類が増やし すぎただろう 家畜動物はの60%にも占める。私たちの生活や地球の安定した気候は、 今迄生物多様性に支えられていた。既に奪われてはいるが、本当にこれ以上の、生物の 多様性の喪失は、本当に危険である。プラントベース(植物性)の食を選択する。これ を求めた日本人に、見習うべきである。国際化のグローバリゼーションで、国家経営が 海外の安価な輸入に頼っているが、世界の土壌の3割が、劣化に直面していて、まとも な土地も半分は未来がない。家畜の飼育で大量の飼料と共に配合飼料となるため、農薬 や化学肥料を使用しての単一化栽培作業を行ってきたからだ。化学肥料に偏り、特定の 栄養分が過剰になり、または不足し、気候や土壌に関係なく栽培しているのである。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/176
177: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:07:28.24 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・89 地球のバランスを保つ上で非常に重要となる窒素・リンの循環が、すでに危険な臨界 点を超えて、海の汚染度も高まっている。その中に、私達の化学製品の使用は、マイク ロプラスチック汚染まで起こしている。地球が安全に暮らせる場所であったのが、今後 保つために、色んな作業が必要になっていて、気候変動と並んで、今すぐに見直しが、 必要な事態に陥ったのだ。化学肥料の使用は、土壌劣化だけではなく、酸素が乏しい為 の、微生物や昆虫、海洋生物やプランクトンが生息できない様な、デッドゾーンを増や している。、化学肥料からは気候変動を悪化させた、亜酸化窒素などの温室効果ガスの 排出、酸性雨、呼吸器系疾患、作物の収穫量減少の、主要因として排出され続けている 。しかし、今の、大豆ミートと言う、大豆を主原料とする肉も、動物性肉よりも低カロ リー・低脂質という特徴でえ、健康意識の高まりを背景に需要が拡大しているものの、 使う地球資源コストは馬鹿にならない。工場製品で、筋トレやダイエットといった肉体 改質において、タンパク質を多く含む食品の有効性は注目され、大豆ミートは、植物性 タンパク質を豊富に含むという点でも健康的な食品ではある。大豆ミートを始め代替肉 への、ニーズは高まり、多くの企業が大豆ミート商品を開発・発売をするが、省資源化 した、餡子やおはぎ、コンニャクや大根を使った精進料理を考えれば、そのまま使う、 食材料理で充分である。以前、大豆ミートについて「味や食感に満足できない」「独特 の大豆臭がある」という声に、食品メーカーの研究・商品開発の進展により、匂いや味 、食感が改良され、商品数は増加している。消費者の評価も高まりつつある。今後大豆 ミート商品を、発売する企業は増加する見込みであろう。だが消費者の認知度や購買の 意欲の高まりより、料理方法の大事さが先行されるべきであろう。大豆ミートの市場は 拡大が予想されるが、日本料理の豊かさの方が大事である様に見える。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/177
178: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:12:54.54 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・90 今日の、感染症の大きな原因の一つは、森林伐採がある事が、次第にわかってきた。 医療医学より、健康医学、いわば今迄余り気にしなかった美肌学会の遡上の超硫黄分子 の研究からである。東北大学大学院の、医学系研究科の赤池孝章(あかいけ たかあき) らのグループは、ヒトを含む哺乳類も、硫黄代謝物を利用した新規なエネルギー産生系 (硫黄呼吸と命名)を持つことを、世界で初めて明らかにした。研究は、哺乳類が酸素 の代わりに硫黄代謝物を使用してエネルギー産生している事が明らかにした、科学史に 残る画期的な発見となった。今回の「硫黄呼吸」メカニズムの発見は、老化防止・長寿 対策、肺気腫や心不全などの慢性難治性呼吸器・心疾患、がんの診断・予防・治療薬の 開発に繋がるとされる。ここで解ったのは超微量の硫黄成分の、体内調整効果とされる 。原始の昔に熱水噴出孔から産まれたであろう生命は、上手くこの硫黄分を利用し生き て来た。とされ、硫黄を吐き出す呼吸によって生体防衛をしてる。と言う発見である。 硫黄の分子構造はカテネーションを生じやすく、30以上の同素体を形成する。この数は ほかの元素に比べてもかなり多い。つまり手が多く他の硫黄と結ぼうとする。従って、 ウイルスの硫黄とも結ぶ易くウイルスを無毒化する。とされる。更に組織構造のDNA の組成に強く関わり一定の役割を持って新組織の同等調整を行っている。とされている 。つまり、作り替える新組織にこの硫黄が、手は手 頭は頭 生殖器は生殖器 男は男 と、決めていた分子だったのである。更にDNA再生にも この働きによって再生毀損 を無くし、若返る事はなくとも老化を抑えている。ともされるのである。ここに日本の 伝統的知恵や技が残っているのに、ここ2〜30年間馬鹿国民は、わざわざ捨てている のである。国土強靭化などとチャチな現代化学では不可能な国家創造を 歴史上日本人 は可能にして創造を現実にした 夢の理想郷を、自ら壊している現実がある。筑後を歩 けば その相当な馬鹿度や 破壊度がわかるのである http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/178
179: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:18:47.56 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・91 更に、言えば、このウイルス退治に、硫黄を空中に散布して わざわざ呼吸を残して いるのが、樹木たちであり、この樹木草木たちの言葉もある事が、解って来ていている 。そこに米国科学サイエンスに掲載された研究論文では、このままの食糧システムでの 、温室効果ガス排出について何も対策を取らずに放置しておけば、それだけで、2050年 までに気温上昇 1.5℃を超えてしまう。と発表している。人間の食糧のために飼育され ている動物は、人口の何倍もの排泄物を生み出して、食物連鎖上の人の生活で止まって いる事が明らかになる。肉の消費が増え、家畜とその飼料栽培のために森林面積が減り 続け、動物間の接触が増加し、動物の過密飼育も、感染症を引き起こす大きな理由の一 つとなり、今回コロナウイルスのパンデミックを興した。この細菌類の病根の根本解決 のためには、動物搾取や環境破壊のあり方を考える必要がある。と提唱された。感染症 の大きな原因の一つが、森林伐採がある。として研究成果がだされ、肉の消費が増え、 家畜とその飼料栽培のために森林面積が減り続け、動物間の接触が増加し、細菌類すら バランスが無くなった。としている。。動物の過密飼育も、感染症を引き起こす大きな 理由の一つで、パンデミックの根本解決のためには、動物搾取や環境破壊のあり方を考 える必要があるのだ。環境(生態系)と生きものと人との健康は、互いに関連しあう物 で、環境が健康である事が、人の健康維持になる。ここに一体のものとするワンヘルス の考え方は、次なる感染症抑制の為に重要なワードになった。それぞれが健康でないと 全体として健全に存続できない。すべての食事を一気にプラントベース(植物性)に切 り替えることが難しくても、まずは半分に減らすところから、始める事になる。今回の イスラエル紛争を見れば、中立とは何かが見えてくる。これだけ貧困で水・食糧のない 民で、武器など持たない無辜の民、無抵抗な民に、これほど執拗に無慈悲な虐殺をでき る、イスラエルの、移民のユダヤの民とは、一体人間であろうか。と思うのである。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/179
180: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 19:19:44.93 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・92 ここで、話をこの中立のリアル。すなわち、スペインが何故中立意志を早々出して、 大戦期を過ぎたか。それが大航海時代の船出にあって、その時のエンリケ航海王子から の流れにあった。と説明している。その中にも、プレスター・ジョンとの同盟という、 目的もあったようだ。プレスター・ジョンとは、日本人には聞き慣れない名だろう。キ リスト教世界での 勇者伝説である。かつての、キリスト教迫害に、多くの信者を引き 連れて、アフリカかアジアの、地球の果ての新天地に、実在すると噂されたキリスト教 の王であり、黄金の理想郷のキリスト教世界を築いている。とした伝説である。大航海 時代が幕を開ける頃、ヨーロッパでレコンキスタが起こっていた頃。遠く離れた地にい るプレスター・ジョンが、イスラム教国と戦うキリスト教国を助けるためにやってくる 。という伝説が信じられていた。レコンキスタは、キリスト教国がイスラム教国から、 国土を奪還する運動のことで、「国土回復運動」や「再征服活動」などと和訳されてい る。スペインや、ポルトガルの国は、このレコンキスタによって生まれた国であった。 ヨーロッパで、十字軍運動が展開されて 12世紀頃から、この伝説を固く信じていた。 そこで先ずは、アフリカ大陸に、プレスター・ジョンを探しに行った。というわけであ る。今となっては実在はない結果だが、エンリケは、彼の実在を信じ、彼と同盟して、 イスラム勢力を駆逐しようと考えたのである。十字軍の精神が、ここにみられた。実は スペインやポルトガルが、アフリカ大陸に入っていった理由の一つは、このキリスト教 圏拡大と、このジョンの立国伝説を固く信じていたからであり、南米に於いても、その 捜索と言う目的で、上陸している。プレスター・ジョンを探して行くこの姿は、何故か 近代兵器の戦争だった第二次世界大戦のドイツでも、起こっていて、フランス占領をを 終えたナチスは、、古い図書館からインド大司教やシリアのガバラ司教の話を見つけて 、ピション川の側に立つ フルナ、という大都市のキリスト教徒、郊外の修道院と、聖 トマスの名前を冠する大教会について信じたのであった。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/180
181: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 22:07:29.47 ID:mP4xFF9rs 中立のリアル・・・・・・・93 12世紀前半に於いて、偽のインド大司教ヨハネのローマ来訪とか、フライジングのオ ットーの、プレスター・ジョンに関する最古の記録は、反響を呼ばなかった。しかし、 プレスター・ジョンの書簡の写しとされるものがヨーロッパ中に、流布して行ったのだ 。プレスター・ジョンの使者が現れたという噂も、次第に広まっていく。1165年頃に、 東ローマ皇帝マヌエル1世のコムネノスの元にプレスター・ジョンが差出人とする様な 、書簡が届けられた。このマヌエル1世の元に届けられた書簡には、アレクサンドロス 3世の「英雄譚」や、布教のためにインドへ赴いた「聖トマスの伝承」が組み込まれて 、62の国を従えた「3つのインドの王」=プレスター・ジョンの真実らしい話に姿を変 えて、彼の王国の栄華や、不老泉のある王国の自然、更にインドに住む様々な怪物など 、正に興味がそそられる描写がが記されていたのである。同様の手紙で、神聖ローマの 皇帝フリードリヒ1世も、教皇アレクサンデル3世も、フランス王ルイ7世も、そして ポルトガル王アフォンソ1世にも、それぞれの元にも届けられて心奪われていた。吟遊 詩人、放浪の楽士を介してそれらは広く真実になり、プレスター・ジョン伝説は、瞬く 間に、ヨーロッパに広まり伝播した。この第二の波は大きな反響を帯びた。ラテン語に よる書簡の原文は、1150年から1160年の間に作成されたと考えられていて。今や 120文 以上が見つかっている。この書簡の写本は、様々な言語に訳されているので、写本作家 によって勝手に脚色され、版によってはアマゾン族、インドのバラモン教、地底王国の ゴグとマゴグ、天上の国イスラエルと十支族など様々なアジアの伝承までもが取り入れ られているものまである。勿論書簡の作者不明で、制作の意図も又、諸説ある。当時の 人々の願望や渇望を反映し、存在味のある理想郷、放浪の詩人が語り仲間を楽しませる 為の、様々な逸話。存在味を持って、組み合わせて作ったエンターテイメント性の巧み さは、様々な退屈な諸侯を 楽しませた事であろう。と思われる http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/181
182: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 23:38:40.94 ID:b0ir0TCYY 中立のリアル・・・・・・・94 ネストリウス派のキリスト教徒によって 作成されたとする意見もある程、この書籍 は、神権政治の理想を説いたものだ。と解釈されて、聖職者があるべき、世俗の支配者 に服従する世界の有様を説こうとした。と考えられている。ともあれ、この西洋社会は 今も昔も、かなりに「神の加護」や「英霊の意志」と言う物には、幻想的理想がある。 神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世が作成に関与したと考えられる写本は。1220年ごろに バイエルンのヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハによって書かれた。聖杯王とな る主人公を巡る、長大な宮廷叙事詩『パルチヴァール』の「後日談」に、プレスター・ ジョンの伝説も織り込まれ、『東方旅行記』の著者として知られる14世紀のイギリスの 騎士ジョン・マンデヴィルは、この書簡の写本を元にプレスター・ジョンの国の見聞録 を書き上げた。とされる。即ち、大人向けのガリバー旅行記なのである。ところがこの 興味深い冒険物語こそが、実は、この大航海時代を担い支えた思想であり、欧州の意志 となった。国王マヌエル1世時代に、スペイン王が派遣したコロンブスの西回り航路の 発見によって、アジアへの到達が現実のものとなろうとしたため、ポルトガルのヴァス コ・ダ・ガマを派遣し、1497年7月、ヴァスコ=ダ=ガマを東回りでインドに派遣 した。その結果、1498年5月20日にインド西岸のマラバール海岸のカリカットに 到達、時のムガル帝国のインド制圧(1526年)の28年前に印度の地に降り立った 。こうしてついに、東インド航路を開拓し、伝説の様に、地球が丸い事や海が繋がって いる事を証明した。こうしてインド貿易を実現し、ポルトガルの黄金時代が幕開けする 。ジョアンの玄孫、ジョアン3世がポルトガルの国王となり、マヌエル1世の死後の、 この国の王位に付き、ポルトガルの海洋帝国として黄金時代の道が開かれる。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/182
183: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 23:39:57.90 ID:b0ir0TCYY 中立のリアル・・・・・・・95 1219年のチンギス・カンのペルシア侵入後に、間も無く、キリスト教徒のタルタリー 王の、ダヴィドが東方のキリスト教徒の援護に向かう。といった噂が立った。恐らくは ネストリウス派のキリスト教徒によって、作り上げられた噂であろうがこの話は広まっ た。話の中で、チンギス・カンは、イスラエル王の子であり、ジョン王の孫にあたる。 ダヴィデ王に擬せられており、中央アジア、ペルシアのイスラーム教徒に勝利を収め、 シリア・エジプトの、キリスト教徒の救援に向かっている。などと伝えられていたのだ 。このダヴィデ王の治める中央アジアの、キリスト教国こそがプレスター・ジョンの国 ではないか。とも噂され世界だった。1219年、キリスト教勢力の支配下にあるシリアの 都市のアッコの司教ジャック・ド・ヴィトリーは、説教の中で、「二つのインドの王」 「ダヴィデ王」が、イスラーム教徒と戦うキリスト教徒の、援軍として現れることを、 説いている。即ち司教や宣教師までもが、悲観し沈み掛ける民衆に、景気のいい嘘を、 吹聴して、にわかに信じさせていたのだ。1221年には、アッバース朝の首都バグダード 近郊に、ダヴィデ王の率いる軍隊が現れた報告が キリスト教世界に、もたらされた。 同年に実施された第5回十字軍に際して、枢機卿ペラギウスと騎士修道会はこの噂を、 吹聴し、中東への更なる増軍や新たな援軍の派遣を要請した。12世紀におおよその内容 が形成され、プレスター・ジョンの伝説は、13世紀に入ると写本作家や、アジアからの 帰還者や、旅行者の見聞録によって より誇張され現実味を浴びて行くていく。プレス ター・ジョンは、かくしてヨーロッパ世界の探求心を刺激し、公式にも多くの探検家が 派遣される理由や動機になった。こうした事で、より現実に即した ユーラシア大陸、 アフリカ大陸の地図が盛んに作成されるようになる。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/183
184: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です [] 2024/06/17(月) 23:46:19.65 ID:b0ir0TCYY 中立のリアル・・・・・・・96 ジョアン3世は黄金時代の国王(1502〜1557)であり、敬虔な人物として知られた。 カトリック王に定まりの、異教徒に厳しい締め付けは、国内で異端審問所の導入などの 、宗教政策を実施した事で、より強くなり、恐れられた。国外へのキリスト教の宣教に 、熱心であった事は、時の流れであったろう。日本人が知るザビエルを、東アジアにも 派遣した。ジョアン3世の生涯と功績には、ポルトガルの黄金時代の、光と影の闇夜を 知ることができるほど、極端に格差ある社会だった。このジョアン3世は、多くの面で 父マヌエルの政策を継承したが、ポルトガルが、頑なに中立主義を求める理由を作った 。たとえば、王権を強化するために、国内の領地の多くを、王室が所有して、1550年頃 には、ポルトガルの、ほとんどの主要都市とポルトガル全体のの40%近くは、王家の、 領地になった。また、文芸のパトロンとなって、文化の発展を推進。宮廷に学者や芸術 家を迎えて、貴重な書物などを収集、学芸の発展を推進した。ただし、治世の後期には この活動も弱めた。さらに、ジョアンは、様々な宗教政策を強力に推し進めた。その際 、ジョアンは、父マヌエル同様に、国内の教会にたいする支配を強めた。国内の主要な 教会の人事支配権などを、しっかり握ったのである。国内には、コンベルソ(キリスト 教に改宗したユダヤ人)への対策を、スペインと同様に推し進めた。スペイン国内では 、ユダヤ人に対し、キリスト教徒に、改宗するか、あるいは追放されるか、二択を迫る 。かつてのムスリムの納税か死か。の性格が色濃く出ている。多くのユダヤ人は表面的 改宗した。だが、この表面的改宗では、スペインはこれを問題視し、偽装改宗として、 厳しく取り締まったのだ。スペインで、改宗に応じず、追放されたユダヤ人の多くは、 隣国のポルトガルに逃れてくる。だが、ジョアンの父マヌエルがユダヤ人やコンベルソ に対して、同様の厳しい政策をとる様にした。。 http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1712207618/184
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