飛鳥時代辺りの神社 古神道 (148レス)
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84(3): 2018/11/19(月)10:20 ID:A+crthwN(3/6) AAS
弥生時代の人類のゲノム解析も進められていますが、縄文系と渡来系という以前からの形態学的分類がそのまま当てはまるものではなく、
複雑な様相を呈していることが明らかになってきました。
福岡県那珂川町安徳台遺跡で発見された弥生時代中期の女性は、典型的な渡来系弥生人と考えられており、
遺伝的には韓国や中国の集団と類似する、と予想されていましたが、
ゲノム解析の結果、現代日本人の範疇に収まり、むしろやや縄文人に近い、と明らかになりました。
本書は、安徳台遺跡の弥生時代中期の集団が東進し、在来の縄文系と混合していったとすると、
現代日本人における縄文人の遺伝的影響はもっと高くなっていると予想されることから、
弥生時代中期〜古墳時代におけるユーラシア大陸からの渡来を想定する必要がある、と指摘しています。
縄文系とされる弥生人のゲノムも解析されています。
長崎県佐世保市の下本山岩陰遺跡で発見された弥生時代後期の合葬された男女2人は、
縄文人と共通する形態学的特徴を有している、と評価されています。
mtDNAのハプログループでは、女性が縄文系と考えられるM7a、男性が渡来系と考えられるD4aと明らかになりました。
しかし、核ゲノム解析では、縄文人と現代日本人の中間に位置する、との結果が得られました。
上述した安徳台遺跡の事例からも、弥生時代には在来系と渡来系との融合が進んでおり、
弥生人は均一な集団ではなく、独自の遺伝的構成を有していた、と言えるでしょう。
本書は、弥生時代の渡来系は当初より在来系の縄文人と融合し始め、
当時の朝鮮半島には渡来系弥生人と同じ遺伝的構成を有する集団はいなかっただろう、と推測しています。
また本書は、弥生時代になっても日本列島の大半に縄文系の人々がいたと考えられることから、
弥生時代以降もユーラシア大陸から日本列島への流入があり、
現代日本人につながる集団の完成は古墳時代だろう、との見通しを提示しています。まだ予備的な研究の段階ですが、
古墳時代になると、関東の集団の遺伝的な構成が大きく変わるそうです。
外部リンク[html]:sicambre.at.webry.info
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