[過去ログ] 【本スレJAL】日航ジャンボ機墜落事故 134 【123便】 (1002レス)
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365: 2023/11/17(金)20:57 ID:??? AAS
コントロール・スティックからメイン・アクチュエータを介してコントロール・サーフェスにつながっている機械的結合ラインがマニュアル操縦系統であり、メイン・アクチュエータは通常非可逆特性を有する油圧サーボが用いられるため、 パイロットに操縦感覚を与えるための人為的なフィール装置が取付けられてる、安定増大機能は, 機体に固定されたレート・ジャイロにより検出される機体の動的応答を表わす信号がフィルタにより制御に適した形に成形された後,動圧またはマッハ数等によりゲインを変化させるためのゲイン・スケジュラを経てサーボ・ループに導入され、シリーズ・アクチュエータにより検出された機体応答を押える方向にコントロール・サーフェス (操縦舵面) を駆動することにより達成される。
安定増大装置は単に機体の動的応答特性を改善するだけのものであるため、フライト・コントロールは当然のことながらパイロットが実施しなければならない。 このためには, パイロットは、安定増大装置による舵面コントロールの動きの如何にかかわらず、自由に舵面をコントロールできることが必要である。このため、安定増大装置のアクチュエータは、その動きによって直接舵面を駆動することはできるが、その動きがパイロットのコントロール・スティックの方へフィードバックされないような形で取付けられていることが必要である。このとき、舵面はコントロール・ステイックの動きによるパイロット・コマンドと、SAS アクチュエータによる SAS コマンドが加算された形で駆動されることになる。 このような取付け方をされたアクチュエータをシリーズ・アクチュエータまたはシリーズ サーボと呼んでおり, これは, 第2図に示すような、伸縮ロッドや差動リンク等により構成される。
第2図の (a) においては、パイロット入力に対しては、SAS アクチュエータを含むロッド A-B 全体が左右に動き、それに対して、SAS アクチュエータはSAS コマンドに従って、 ロッドAに対してロッドBを伸縮させる形で動き、第2図の (b) の場合は, パイロット入力に対しては6点が支点となってロッドAが回転し、SAS 入力に対しては、逆に a点が支点となってロッドAが回転するため、 どちらの場合でも舵面はパイロット・コマンドとSAS コマンドの和で動き、かつ、SASによる動きはコントロール・スティックの方へはフィードバックされない。
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