[過去ログ] さいたま市緑区代山しらさぎ幼稚園 (283レス)
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7: さいたま市緑区代山しらさぎ幼稚園 2012/02/17(金)22:36 ID:RTy8Wnlc(5/6) AAS
尿蛋白3人、神経障害11人(死亡2人)、腸重積1人であった。死亡した2人はHUSを示す前に亡く
なったものと思われる。
 患者は、 9月上旬から漸増、10月上旬から中旬にかけて激増した。幼稚園の運動会が10月10日
に開催され、10月15日に園児、家族等最高15人の発病があった。10月下旬から11月上旬にかけて減少した。患者の発生様式は一峰性を示した。
 発病者が10月10日以降に特に多く、同時期に園児以外の患者発生が認められたことから、共通
原因として幼稚園での飲み水が疑われた。S幼稚園は、県営水道も入っていたが、大部分は消毒器
のついていない井戸水が使用され、無届けであった。10月19日、園児の水飲み場等 9ヵ所から採水、
水質検査、 病原菌検索等を実施、 5ヵ所から大腸菌血清型 (O8:H9、O18:H42、O55:H12及びO148:
H28) が検出され、1カ所から腸管出血性大腸菌O157:H7 が検出された。O157:H7はVT産生、LT、
ST非産生、残りの血清型はいずれも毒素非産生であった。
8: 2012/02/17(金)22:39 ID:RTy8Wnlc(6/6) AAS
 園のし尿処理は、 2つの全曝気型浄化槽(7人槽と50人槽) で行われており、園全体の汚水は給水
源から約 5m離れた汚水タンクに集まり、園外に排出されていた。この汚水タンクは 2つの円筒状
コンクリ−ト管をモルタルで継いだものであり、破損が発見され、毎分8Lで漏水することが確認さ
れた。
 汚水がその近くに設置されていた井戸に漏入し、これを常時飲用していた園児が運動会を境に増幅
的に発症し、集団性を呈したものと推定された。 園児、園児家族等の症状の有無は、幼稚園での飲水
と関連が認められた。
 給食は、調理パン、給食弁当、牛乳、乳酸菌飲料を4業者が納入したもので、いずれも他の園にも多
数納入されており、他施設に下痢等の異常は認められなかった。
 10月18日〜20日に、園児、職員、その家族等の有症者を含めた55人の腸管系病原菌検索を実施した。
省11
9: 2012/02/18(土)23:25 ID:c8CK3ywB(1) AAS
外部リンク[html]:www.pref.saitama.lg.jp
10: 2012/02/23(木)01:40 ID:BlLhEccb(1) AAS
 井戸水の飲用については厚生省生活衛生局より飲用井戸等衛生対策要領が出され(1987.1.29)、
自家用水道の水質検査を行う等の規制があった。正しい飲料水管理状態であれば、
この腸管出血性大腸菌集団発生は防止できたはずであった。
11: 名無しの 2012/02/23(木)11:55 ID:m3QAQRVB(1) AAS
外部リンク[html]:spa-tokyo.net

外部リンク[html]:spa-tokyo.net
12: 2012/02/24(金)00:54 ID:4CxTHAIg(1) AAS
外部リンク[html]:soudan1.biglobe.ne.jp
13: 2012/02/24(金)01:41 ID:8c4i8bI+(1) AAS
さいたま市では地下水の水質状況を把握するため、市内を約2キロの区画にわけ、
各1地点ずつ年1回調査をしています。平成22年度は16区画で調査しました。

○概況調査
  「地下水の水質測定計画(埼玉県作成)」により調査を実施する区画が指定されており、
調査項目は、重金属や揮発性有機化合物など30項目です。平成22年度は11区画で調査しました。

○定期モニタリング調査
  概況調査等で、過去に何らかの項目で環境基準値を超過した地点について継続的に調査をしています。

○さいたま市継続監視調査(定期モニタリング・補足調査)
  概況調査の区画を除いた区画において実施しています。
平成22年度は硝酸性・亜硝酸性窒素、砒素の項目について調査をしました。
省2
14
(1): 2012/02/24(金)21:18 ID:9gW9rzK+(1) AAS
「腸管出血性大腸菌」って何ですか?
15: 2012/02/25(土)00:04 ID:oxiB70kR(1) AAS
>>14

 大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在します。
ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、
人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。
病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を
起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。
 腸管出血性大腸菌は、菌の成分(「表面抗原」や「べん毛抗原」などと呼ばれています)により
さらにいくつかに分類されています。
代表的なものは「腸管出血性大腸菌O157」で、
そのほかに「O26」や「O111」などが知られています。
省3
16: 2012/02/25(土)08:25 ID:H/x8Ns+f(1) AAS
死亡者数 2人
17: 2012/02/27(月)01:18 ID:5BDNE706(1) AAS
1990年10月18日16時頃、埼玉県立小児医療センターから所轄の保健所に、
S幼稚園から下痢症の園児 5人が入院し、そのうち17日1人と18日に 1人が
死亡した旨の報告があり、事件の端緒となった。
18: 2012/02/27(月)02:18 ID:PuSt2/Ed(1) AAS
保護者の不安や動揺もとても大きいのです。
保護者も不安な気持ちを聞いてもらったり、相談に乗ってもらったり支えてもらうようにしてください。
また、こういう時には疲れやすくなりますから無理をしないでください。

対策として以下のことをしましょう。
•深呼吸で落ち着きをとりもどす
•自分の気持ちを家族や友人に話して聞いてもらう
•不安なことを1人でかかえず専門家に相談する
•軽い運動で身体をほぐす
•充分な栄養、睡眠、休養をとる
•好きな音楽をきいたり、入浴、遊びなどでリラックスする
省2
19: 2012/02/28(火)00:48 ID:ZkQ6Gpst(1/25) AAS
腸管出血性大腸菌による幼稚園集団下痢症
−S幼稚園集団下痢症発生事件−
外部リンク[htm]:www.21water.jp 

地 研 名: 埼玉県衛生研究所
報 告 者: 所属 病理細菌部  氏名 大関瑤子
発生年月: 1990年10月
発生地域: 埼玉県浦和市
発生規模: 被害者数 319 人(調査対象者数1,068人)、死亡者数 2人
原因物質: 腸管出血性大腸菌O157:H7(VT1.VT2)
キーワード: 腸管出血性大腸菌O157:H7、EHEC(VTEC,STEC)、ベロ毒素、
省1
20: 2012/02/28(火)00:49 ID:ZkQ6Gpst(2/25) AAS
背 景

 新興感染症病原菌として腸管出血性大腸菌O157:H7に強い関心が持たれたのは、
1982年2月から3月にかけて、米国西部オレゴン州で発生した血便と腹痛を主症状とする患者数26人の
食中毒事件の原因菌として大腸菌O157:H7 が分離され、ベロ毒素を産生することが
明らかになったことに始まる。その後、米国を始めカナダ、英国等においても症例が発見され、
それとともに続発症として溶血性尿毒症症候群(HUS)、脳症等による死亡者数が多いことが
報告されてきた。なかでも、1985年9月に米国オンタリオ州の老人ホームにおける発生例は
患者75人(死亡者17人)で、腸管出血性大腸菌による集団下痢症として最も大規模のものといわれた。
21: 2012/02/28(火)00:50 ID:ZkQ6Gpst(3/25) AAS
 我が国の腸管出血性大腸菌O157:H7感染症は、散発例では、1984年に大阪府下で2歳と5歳の兄弟の
出血性腸炎が報告されている。以後、東京都、大阪府、静岡県、川崎市等で認められた。
腸管出血性大腸菌による集団下痢症例は、1984年に東京都内の小学校で発生した大腸菌O145:HNM(VT+)、
1986年に愛媛県の乳児院で発生した大腸菌O111:HNM(VT+) によるものがあり、 愛媛県の集団発生例は、
患者22例中1例の溶血性尿毒症症候群による死亡者があり、腸管出血性大腸菌による死亡者の
わが国での初例といわれている。
22: 2012/02/28(火)00:51 ID:ZkQ6Gpst(4/25) AAS
 腸管出血性大腸菌の発症には、ベロ毒素が深く関わっているものと考えられている。
ベロ毒素は、アフリカミドリザル腎臓由来細胞(ベロ細胞)に強い細胞毒性を示す。
VT1、VT2があり、志賀赤痢菌が産生する志賀毒素と同一性ないし相同性があり(SLT)、
動物に対し強い致死活性を示す。
 腸管出血性大腸菌感染症は1)健康保菌者、軽症下痢、出血性腸炎、
溶血性尿毒症症候群(HUS)、脳症などひとにより様々な症状を示す。2)潜伏期が非常に長く
4日から9日、1日から14日等の例がある。3)ひとからひとへの接触感染・二次感染の可能性がある
。4)本菌による集団食中毒の原因食品はほとんどが畜牛由来である。近年は、野菜、果実の二次汚染、
池・湖水での水浴等種々の感染源が報告されている。
省2
23: 2012/02/28(火)00:52 ID:ZkQ6Gpst(5/25) AAS
 井戸水の飲用については厚生省生活衛生局より飲用井戸等衛生対策要領が出され(1987.1.29)、
自家用水道の水質検査を行う等の規制があった。正しい飲料水管理状態であれば、
この腸管出血性大腸菌集団発生は防止できたはずであった。
 腸管出血性大腸菌O157:H7による集団下痢症事件は、新型の大腸菌感染症の集団発生であり、
死亡者があったことで各方面に衝撃を与えた。しかし、腸管出血性大腸菌感染症が一般に知られ、
指定伝染病として防疫対策がとられるには、1996年堺市の事件を不幸にも待たねばならなかった。
24: 2012/02/28(火)00:53 ID:ZkQ6Gpst(6/25) AAS
概 要

 1990年10月18日16時頃、埼玉県立小児医療センターから所轄の保健所に、
S幼稚園から下痢症の園児 5人が入院し、そのうち17日1人と18日に 1人が死亡した旨の報告があり、
事件の端緒となった。
 この幼稚園の園児数は、 5歳児 3クラス75人、 4歳児 3クラス90人、 3歳児 1クラス17人、
計 7クラス、 182人であった。幼稚園職員13人、園児家族 169世帯 710人、
職員家族 10世帯 36人.幼稚園業務以外の事業及び園主催運動会(10月10日)参加者等 127人、
合計 1,068人が事件の調査対象となった。
 調査対象者 1,068人中患者は, 319人(29.9%)であった。
省5
25: 2012/02/28(火)00:53 ID:ZkQ6Gpst(7/25) AAS
 園児と菌陽性者及び有症者の医療機関による調査では、園児等小児(園児兄弟等家族)174人のうち、
有症者121人(69.5%)で、初発症状は下痢92.5%、腹痛36.3%、嘔吐13.2%、発熱12.3%であった。
後発症状では下痢のみ100人(57.5%)、下痢とその他の症状21人(12.1%)で、
その他の症状別ではHUS14人、貧血3人、血小板減少3人(死亡1人)、腎障害3人(死亡2人)、尿蛋白3人、
神経障害11人(死亡2人)、腸重積1人であった。死亡した2人はHUSを示す前に亡くなったものと思われる。
 患者は、 9月上旬から漸増、10月上旬から中旬にかけて激増した。幼稚園の運動会が10月10日に開催され、
10月15日に園児、家族等最高15人の発病があった。10月下旬から11月上旬にかけて減少した。
26: 2012/02/28(火)00:54 ID:ZkQ6Gpst(8/25) AAS
患者の発生様式は一峰性を示した。
 発病者が10月10日以降に特に多く、同時期に園児以外の患者発生が認められたことから、
共通原因として幼稚園での飲み水が疑われた。S幼稚園は、県営水道も入っていたが、
大部分は消毒器のついていない井戸水が使用され、無届けであった。10月19日、
園児の水飲み場等 9ヵ所から採水、水質検査、 病原菌検索等を実施、
5ヵ所から大腸菌血清型 (O8:H9、O18:H42、O55:H12及びO148:H28) が検出され、
1カ所から腸管出血性大腸菌O157:H7 が検出された。O157:H7はVT産生、LT、 ST非産生、
残りの血清型はいずれも毒素非産生であった。
 園のし尿処理は、 2つの全曝気型浄化槽(7人槽と50人槽) で行われており、
省1
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