[過去ログ] 【アトキンス釜池】糖質制限全般63【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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(1): (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:30 ID:NLSwloYIa(1/13) AAS
米国の南カリフォルニア大学のヴァルター・ロンゴ博士の研究チームにより
、『50〜65歳の中高年者が動物性タンパク質を多量に摂取すると、ガンや全死因による死亡リスクを大幅に上昇させる。
一方、66歳以上の高齢者はむしろタンパク質の摂取量を少し増やすことにより、老化による体重の減少や身体の衰弱を防ぎ
、死亡リスクを低下させる。いずれの年齢層においても、肉や乳製品などの動物性タンパク質を控え、植物性食品を中心とした食事を摂取することが望ましい』との報告がなされました。
429: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:31 ID:NLSwloYIa(2/13) AAS
この研究の背景には、酵母・線虫・マウスを含む多数の生物実験により一貫して示されてきた「食事制限による寿命の延長効果」
(*霊長類の実験結果については、食事内容によって寿命への影響が左右されるため、議論の余地があります。)
に、研究者らが長年注目してきたという経緯があります。
食事制限(カロリー制限またはタンパク質などの特定の栄養素の制限)が寿命を延ばすメカニズムの1つに
、成長ホルモンによって主に肝臓から分泌される“インスリン様成長因子(IGF−1)”による作用の関与が考えられています。

IGF−1はインスリンとよく似た構造を持ち、細胞内シグナル伝達経路を介して細胞の増殖や分化に重要な役割を果たしているペプチドホルモンです。
IGF−1は栄養状態やインスリンの量などによって産生が調節されていますが、タンパク質の多量摂取によりその活性が過剰となり、ガン細胞の増殖を促進させることが示唆されています。モデル生物においては
、タンパク質を制限するとカロリー摂取量に関係なくIGF−1値を低下させ、ガンの発症を抑制し、寿命を延ばすことが明らかにされています。

ロンゴ博士による過去の研究では、成長ホルモン受容体欠損症により、血漿IGF−1値とインスリン濃度が低下している患
者(*低身長で肥満体)には、ガンや糖尿病を発症する人が極端に少ないことが報告されています。研究者らは、「タンパク質の摂取量と死亡率との関連性」と、それらの関係にIGF−1がどのように関与しているかを明らかにするために調査を実施しました。
431: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:33 ID:NLSwloYIa(3/13) AAS
研究チームは米国全国健康・栄養調査(NHANESV)の参加者の中から50歳以上(*平均65歳)の男女6381人を選出し、被験者から報告された食事内容(*24時間思い出し法による)を分析しました(*1日の平均エネルギー摂取量は1823kcalで
、炭水化物の割合が51%、脂質が33%、タンパク質が16%でした)。そのデータに基づき、タンパク質(*約7割が肉や乳製品による動物性タンパク質)
の摂取量ごとに被験者を、「高タンパク質食(*エネルギー比率20%以上)」「中タンパク質食(*エネルギー比率10〜19%)」「
低タンパク質食(*エネルギー比率10%以下)」の3つのグループに分け、死亡率との関連性を18年にわたって追跡しました。

調査の結果、高タンパク質食のグループは、低タンパク質食のグループに比べて、糖尿病による死亡リスクが5倍も高かったことが明らかにされました。
しかし50歳以上のすべての被験者を一括対象とした分析では、糖尿病以外の死亡率との関連性については明確にされませんでした。そこで研究チームは被験者を2つの年齢層に分けて再分析しました。
その結果、50〜65歳の中高年層(3039人)では、高タンパク質食のグループは、
低タンパク質食のグループに比べて全死因による死亡リスクが74%高く、ガンによる死亡リスクが4倍以上も高かったことが判明しました
(*脂肪や炭水化物の栄養条件を考慮しても、この関連性に変化は見られませんでした)。
この相関関係は主に動物性タンパク質によるもので、植物性タンパク質の場合は多量に摂取しても死亡リスクに影響しないか、影響しても動物性タンパク質ほど高い値にはならないことが明らかにされました
省1
433: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:34 ID:NLSwloYIa(4/13) AAS
一方、66歳以上の高年層(3342人)では、高タンパク質食のグループは低タンパク質食のグループに比べて、全死因による死亡リスクが28%低く、ガンによる死亡リスクも60%低かったことが判明しました
。中タンパク質食のグループも、低タンパク質食のグループに比べて、全死因による死亡リスクが21%低かったことが明らかにされました。

IGF−1の結果については、どちらの年齢層においても、高タンパク質食のグループは、低タンパク質食のグループに比べて、
IGF‐1の値が高い人ほどガンや全死因による死亡リスクがより高くなることが明らかにされました。また50〜65歳の年齢層においては
、動物性タンパク質の多量摂取がIGF−1とインスリンの値を増加させ、これらが死亡率を上昇させるプロモーターの1つとなる可能性が示唆されました。

研究者らは、

「今回の研究結果により、50〜65歳の被験者においては特に動物性タンパク質の多量摂取が、ガンや全死因による死亡リスクを大幅に増加させることが明らかにされた
。今回の研究結果を確認するために実施したマウスの実験では、タンパク質を制限すると腫瘍の成長を低減させ、メラノーマ(悪性黒色腫)や乳ガンの進行を強力に抑制することが判明し、
低タンパク質食がガンの治療や予防に効果があることが示唆された。
中高年層においては、タンパク質を総エネルギーの10%以下に抑えることがガンや全死因による死亡リスクを低減させ、有益となる。
434
(1): (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:35 ID:NLSwloYIa(5/13) AAS
>>432
*脂肪や炭水化物の栄養条件を考慮しても、この関連性に変化は見られませんでした。
435: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:36 ID:NLSwloYIa(6/13) AAS
一方、66歳以上の高齢者においては、老化による体重減少やIGF−1の過度の損失などを防ぐために、タンパク質を総エネルギーの10%以上にする方が有効であることが示唆された。低タンパク質食が弊害となるのは、
体重が低下した時である。過去の研究データによると、50〜60歳までは体重は増加傾向にあり、その後安定して65歳を超えると徐々に減少することが明らかにされている。
体重がかなり低下した虚弱な被験者は、タンパク質不足による低栄養の悪影響をいっそう受けやすくなることが推測される
。他の研究報告によれば、健康な高齢者(男性)はタンパク質の消化や吸収に問題は見られないが、末端組織でのアミノ酸の利用が制限されることが示唆されている。
そのため、タンパク質の摂取量が少ない場合は、筋肉のタンパク質合成の低下につながる可能性がある。
加齢に伴う歯の劣化や多種類の薬の服用、心理社会的な要素も高齢者の低栄養の原因となる
。高齢者に対しては、適正な体重維持と身体の衰弱予防のために、植物ベースの食事を中心にタンパク質の割合を中レベルから高レベルへと段階的に増やしていくよう提案する。
437: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:39 ID:NLSwloYIa(7/13) AAS
植物ベースの栄養豊富な食事は、すべての年齢層に最大限の健康効果をもたらす。19〜70歳の米国人は、1日に体重1kg当たり1〜1.3gものタンパク質を摂取しているのが現状である。
しかし65歳(*健康状態に応じて70歳)までは、米国医学研究所食品栄養委員会
(*Food and Nutrition Board of the Institute of Medicine)から最低必要量として示されている1日体重1kg 当たり0.7〜0.8gのタンパク質の摂取を推奨する」

と結論づけています。
439
(1): (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:41 ID:NLSwloYIa(8/13) AAS
ドイツ人間栄養学研究所(ポツダム)のマティアス・B・シュルツ氏(Matthias B. Shulze,Dr.PH)の率いる研究チームによって、
「穀類の食物繊維とマグネシウムの摂取は、糖尿病の発症リスクを減らす」という報告がなされました。

この研究の背景には、世界中で糖尿病患者が激増しているという現状があります。
2000年には、世界中で1億7100万人の人が糖尿病と診断されましたが、このままいくと2030年には、その数が3億7000万人になるだろうと研究チームは予想しています。

この前向きコホート研究では、食物繊維の摂取量と糖尿病のリスクの関係が調べられました。
35〜65歳の男性9702人と女性15365人を対象に、食物摂取頻度調査を行い、その後7年間にわたる追跡調査を行いました。
被験者を穀物からの食物繊維の摂取量によって5つのグループに分けて比較した結果、穀物からの食物繊維を多く摂取したグループ
は、2型糖尿病の発症リスクが低くなることが確認されました。

また、この研究チームはそれとは別に、マグネシウムに関するコホート調査(*8件のコホート研究)を再検討しました。
そして、マグネシウムを多く摂取すると2型糖尿病の発症リスクが低くなるという結論を得ました。
省3
440: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:43 ID:NLSwloYIa(9/13) AAS
米国の国立ガン研究所の研究チームによって、「赤肉(※1)や加工肉(※2)を多く食べると、さまざまなガンになりやすい」との報告がなされました。

研究チームは、米国に住む50〜71歳の男女50万人以上の健康データを分析し、肉の摂取量とガン発症について8年間の追跡調査をしました
。期間中にガンを発症した53396人の食物頻度調査票(124品目)のデータをもとに、
徹底した分析が行われました。

その結果、赤肉と加工肉の多量摂取によって、前立腺ガンや結腸直腸ガン・肺ガンの罹患率が上がることが明らかになりました。
特に、赤肉の多量摂取は咽頭ガンのリスクを上げ、加工肉の多量摂取は膀胱ガン・骨髄腫発症への影響が大きいことが確認されました。
また男女別にみると、赤肉と加工肉を多く摂取する男性は、すい臓ガンの発症リスクが高まり、赤肉を多く摂取する女性は、
子宮体ガンのリスクが高まることも明らかになりました。

この研究を指揮したAmanda J.Cross氏は、「これまでの研究では、肉に含まれる飽和脂肪酸や鉄が、ガン発症に関与していることは確認されているが、今回の大規模な研究によって、肉の摂取量の増加がさまざまなガン発症のリスクを高めることが確かめられた」と述べています。
442: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:44 ID:NLSwloYIa(10/13) AAS
これまでの研究では、食事と皮膚ガンの関係は明らかではありませんでしたが、オーストラリアのクィーンズランド医学研究所のTorukiri I.Ibiebele博士の研究チームによって、
「肉や脂肪の多い食事は、野菜や果物の多い食事に比べて皮膚ガンのリスクを増加させる」との報告がなされました。
今回の研究で、初めて食べ物を組み合わせて摂取した場合の皮膚ガンへの効果が確認されました。
(*従来の研究は、単一の栄養素や食品、あるいは数種の 栄養素との因果関係を調査するものでしたが、ここでは食事全体を研究対象にするという画期的な調査となっています)

研究チームは、地域ベースの皮膚ガン研究に参加していた25〜75歳の1360人を対象に、食事のパターンと皮膚ガンの関係について調査しました(1992〜2002年)。
11年間の追跡調査の結果、肉や脂肪の多い食事の摂取は、扁平上皮ガンのリスクを増加させることが明らかになりました。
特に皮膚ガンの病歴があり、肉や脂肪を大量に摂取している人は、扁平上皮ガンのリスクがさらに増加しました。
一方、野菜や果物の多い食事の摂取は、扁平上皮ガンのリスクを54%低下させることが確認されました。(*研究者によれば、「この効果は緑黄色野菜によるものである」ということです)
444: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:45 ID:NLSwloYIa(11/13) AAS
米国ノースカロライナ大学の症例対照研究班から、「果物が多く、肉を控えめにする食事が、大腸ガンの発症リスクを低下させる」との報告がなされました。
これまでも肉の多量摂取が大腸ガンのリスクを上げることが示唆されていましたが、今回の研究はそれを裏付けるような結果となっています。

研究チームは、大腸内視鏡検査を受けた725人を対象に、「腺腫(*ガンに進行する可能性のあるポリープ)が1つ以上見つかったグループ(203人)」と
「腺腫が見つからなかったグループ(522人)」に分けて、食事パターンについての比較調査を行いました。

その結果、「肉を多く摂取する人」と
「野菜を多く摂取し、肉を適量摂る人」は、「果物を多く摂取し、肉を少ししか摂らない人」に比べて、腺腫発症割合が70%も多いことが明らかになりました。
446: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:55 ID:NLSwloYIa(12/13) AAS
 欧米では、肥満者の減量のための食事療法において、主に脂質を制限すべきか、炭水化物を制限すべきかについての論議が長く行われており、様々な報告がされています。
2001年〜2010年に発表された炭水化物摂取量と血糖ならびに心血管疾患発症リスクに関する研究を網羅したsystematic reviewが、2012年にDiabetes Care誌に掲載されています。
この論文は、これまでの研究には多くの交絡因子があり特定の栄養素の糖尿病状態に及ぼす影響を見出すことは困難であることを指摘しています。 英国糖尿病学会の2011年のガイドラインは、2型糖尿病における血糖、
体重の是正のための炭水化物制限の意義について、これを支持する報告があることを認めた上で、長期的な効果と安全性についてのエビデンスがないことを注意喚起しています
。また、米国糖尿病学会の2013年の声明は、肥満者の減量のための低炭水化物食、低脂肪食あるいは地中海食は短期間(2年間まで)では有効であるかもしれないが、
最適な栄養素摂取比率は病態によって異なり、栄養素摂取比率に関わらず、総エネルギー摂取量の適正化を優先すべきであるとしています 。

糖尿病における食事療法の在り方と課題
447: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.89.245]) 2016/12/01(木)17:56 ID:NLSwloYIa(13/13) AAS
 これらの現状を踏まえ、日本糖尿病学会は以下のような提言をまとめました。

1) 糖尿病における炭水化物摂取について

糖尿病の予防や治療に重要な意味をもつ肥満の是正のためには、総エネルギー摂取量の制限を最優先とします。
総エネルギー量の制限なしに炭水化物のみを極端に制限することは、長期的な食事療法としての遵守性や安全性などを担保するエビデンスが不足しており、
現時点では薦められないとしています。

2) 栄養素摂取比率について

糖尿病における三大栄養素の推奨摂取比率は、一般的には、炭水化物50〜60%エネルギー(150g/日以上)、
たんぱく質20%エネルギー以下を目安とし、残りを脂質とします。一方で、糖尿病腎症など合併症の有無や他の栄養素の摂取比率
、総エネルギー摂取量との関係の中で炭水化物の摂取比率を増減させることを考慮して良いという見解が示されました。
患者の嗜好性や病態に応じて、炭水化物の摂取比率が50%エネルギーを下回ることもありえるということです。
省4
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