群像新人評論賞 (926レス)
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380
(1): 322 2022/01/05(水)23:12 AAS
379さんへ

 重ねがさね失礼ながら(文面から察するに)あなたは323さんか330さんのどちらかだと思います(おそらくーー)
 時事問題をあくまでも「文芸批評」の立場(いわゆる「オピニオン」でない立場 勿論オピニオンの立場で論じるのが悪いという訳ではない)で論じるのが、様々な「当事者」の立場を(完璧にではないにしても)出来る限り慮りつつ、単なるアジびらの延長や素朴な第三者を「感動」させるだけのお涙頂戴でないものを投稿するのが、私の愚かでちっぽけな夢でしたーー
 いずれにせよもう純文学には期待は持てない 新人評論家の育成を怠った、つまり批評というライバルが確実に衰えてゆく状況での純文学は、長い目で見れば間違いなく「第二芸術」化するのでしょうねーー
383
(1): 322 2022/01/06(木)00:00 AAS
 323さんへ
 
 (変な話ですが)東京の杉並区にある某ミュージアムにその類いの「遺物」が大量に保存されているのですけれども、70年代から80年代のサブカルーーというか中小・零細出版社の出していたアニメ誌のいくつかを見て思ったのですが、(無論文芸誌のそれには及ばないにせよ)当時のアニメに関する辛辣な批評が結構載っけられてました。それでもその後そうした評論アニメ誌はほとんど潰れてしまい、残ったのは大手出版社の情報主体のアニメ誌だけ なんか批評部門を次々となくしていった現在の文芸誌とどこかしらダブって見えるといったら、穿ちすぎでしょうか
 「内輪向け」という点ではかわらないものの、前提となる規模はもはやラノベやアニメなどよりも純文学の方がはるかに小さい こりゃどう考えても先細りだなぁーー 
384: 322 2022/01/06(木)00:06 AAS
 あれ? 381さんは323さんじゃないのかな? 間違ってたら大変失礼いたしました
388
(1): 322 2022/01/06(木)19:48 AAS
323さんへ

 (基本文芸誌にも拘わらず)椎名林檎や村崎百郎といった「非純文学」的テーマの受賞が続いたことも、もしかしたら休止(=多分廃止)の隠された一原因なのでしょうか?
 
 先(383)に挙げた評論アニメ誌の中に、大江健三郎の「破壊者ウルトラマン」をやり玉に挙げていたものがある つまるところ怪獣映画が子供の暴力性を助長し、被爆者への偏見を煽るなんてのは一面的だ、というものだ
 ただそれでもゴジラのケロイド状の皮膚が被爆者を刺激するのは事実だろうし、(それと全く同じ問題ではないものの)大江が称賛した井伏鱒二の「黒い雨」の主人公一家を巡る描写も、少なくとも今日のコンプラ的観点からは引っかかる部分が多いだろう
 そしてこうした映画やテレビ、純文学における問題は、いわゆる反核運動(広義には市民運動全般)にもおそらく当てはまる 
 以下述べることは323さんには異論のあるところでしょうが、私はあの「平成転向論」の原文に目を通してみて、「ああ、こういう人(の同類)が、広島や水俣や福島で、実際に犠牲になった人達に「上から目線のボランティア」や「古傷の塩塗り」をしてまわるんだな」としみじみ思いました
 
 そのことが私がボランティアに関わらないことを「正当化」する理由には、全くならないのだとしても

  
390
(1): 322 2022/01/06(木)21:39 AAS
323さんへ 

 本当に問題なのは「不快感」で済まない場合だと思います 単純化して言うと、反核(反公害)運動に参加しない被爆者(患者)にとって心底はらわたが煮えくり返るのは、運動に参加して「ノーモア・ヒバクシャ」という自分たちを「否定」するスローガン絶叫している同じ被爆者であり、もっとややこしいのが(これが私が「群像」で落選し「すばる」に送ることのできなかったテーマの主人公なのですが)、自分が被爆者であることをひた隠しにして平和運動に関わった某インテリの問題です(この人物も、その自著で323さんのいう「喧嘩腰」を問題にしてましたが)
 以下述べることがあくまで福島限定に留まるのか、岩手や宮城にも共時的に発生してしまうのか分かりませんが、同じ被災者同士の対立(というよりももっと根源的な憎み合い)が、もう始まってしまっているのではないでしょうか?
392: 322 2022/01/06(木)22:34 AAS
323さんへ

 正直私はフランス哲学(多分――)には疎く(元々日本文学・日本史専攻なので)ラカンもランシエールもよく分かりません ただ後者の述べている民主主義を巡るパラドックス・アポリアは、先の「某インテリ」の説く民主主義とよく似ているように思えます ただ自分自身の被爆体験をいわば「隠蔽」した某インテリのそれの場合、「憎しみ」に関する考察がほぼ完全に欠如していますがーー
 本日は長々とお付き合い下さり、どうもありがとうございました
393
(1): 322 2022/01/07(金)05:31 AAS
 私の今までのレス、厳密には確かにスレチだ でも、まあいっか このスレ自体もう事実上(オレみたいな)文芸評論家のなり損ないのアジールに変わっちゃってるんだし
 今「すばる」「群像」に乗ってる人たちだっていつ「箱舟」を追い出されるか分からない ただそれでも「上から目線のボランティア」「エリート臭を感じるネトウヨ批判」なんて批評だけはもうもうまっぴらだということは、今一度いっときたい そんなものは所詮ポピュリズムの鏡像にすぎぬのだからーー
398: 322 2022/01/07(金)22:52 AAS
 本日改めて「すばる」今月号熟読(といっても目次見て興味持ったとこだけ)
 最後のクリティーク賞となった「村崎百郎論」だが、彼の実名およびその実名で発表した著作における「倫理性(=非鬼畜な部分)」には触れているものの、「村崎百郎」という鬼畜系それ自体に含まれたある種の「倫理」(=それは「当時」、少なくともゼロ年代のコンプラには充分抵触してしまう)にほとんど触れていないのが不思議だった(あるいは私が執筆者および選者に比べ村崎を過大評価しているだけかもしれないがーー)
 「すばる」も「群像」同様(そして多分他の文芸誌の多くも)396さんのいう「批評村ポピュリズム」に満ち満ちた詰まらない論考がいくつか載ってるけど、個人的には「母」についての女性フェミニスト二人の対談が(私の母がいわゆる「兼業主婦」だったこともあって)若干興味深かった(どうせこんな5ちゃんふぜいの誉め言葉なんか聞いてないだろうけど、コテコテパヨな「名誉男性フェミ」とは一線を画して頑張って欲しい)
403
(1): 322 2022/01/08(土)16:47 AAS
 (レス388でもちょっと言ったけど)クリティークの過去の受賞者の誰一人としていわゆる「文学者」を論じた者はいない 一昨年の群像評論賞の時は「武田泰淳論」を推す大澤・山城二人に対し東一人が「シンゴジラ論」にこだわってた(ただあずまんの場合「シュミ」としての側面のあることは否定できないと思う) そしてついでにいうと(私事ながら)私の群像賞最終回に送った落選作もいわゆる「作家論」ではない
 評論がお荷物になったってのは間違いなくホントだろうけど、文芸誌としてはやはりせめて小説を論じて欲しいってのもあったのかな? ただ(これも半分は好みの問題かもしれないが)今小説そのものに手を付けるとなると基本古典の訓詁解釈しかやりようがない その批評の「面白さ」は「今」とは無関係な「学術論文」にならざるを得ない
 率直に言って「評論賞の絶滅」は(確かに私達の責任でもあるが)純文学そのもののゾンビ化でもあると思う
407
(1): 322 2022/01/08(土)20:55 AAS
 「コネ」よりも「体裁を整えられるだけの「実力」をまずきちんと磨くこと」、そしてその上であとは募集当時での「流行り廃り」(=パラダイム)や、一番決定的なのはやっぱり「選者の好み」だと思う(すぐ癇癪爆発させる人いるし)
 その点すばるが群像と違って選考過程での選者たちの議論をちゃんと公開してたことだけは評価してる(まあ、今はもうどっちもないけどね)
409
(1): 322 2022/01/08(土)21:36 AAS
408さんへ
 
 (笑)ーーってゆうか「夢を見続ける」場所がなくなったってこと
 大分以前だけどこのスレで「金と地位と名誉が欲しい!」って喚いてた人がいたけど、そんな人も本当にその3つだけでいいなら、文芸評論家なんて目指さないもんね 私欲もあるけどそれだけでない青臭い「真理」「正義」にどっかでしがみついてるんだよな
412
(1): 322 2022/01/08(土)22:41 AAS
323さん・408さん両氏へ

 いささかマザコンぽい話で恐縮ですが、いわゆる兼業主婦だった私の母は私の小さいころたびたび「お前がいなければ私はもっと出世してた」という一方で「お前は本当にハンサムだ」ともいい、のちに私が大学院進学を希望したとき「応援するけど結婚して孫の顔を見せてね」とも言ってた(結果、守ってないけどーー)
 「8,6から3,11まで」ということにずっとこだわってきたことそれ自体への後悔はないけど、親不孝だとは思う 夢と悪夢って結局同じものなんですね
 
 話が飛びますけどいわゆる「おひとり様フェミ」って、自分の親のこと、どうおもってんだろ 
413: 322 2022/01/09(日)01:18 AAS
412追加
 323さんの引用したシジェクで思い出されるのは(まあありきたりですが)「こころ」のKですね
 ただ現実には「家事労働」と「賃金労働」の相克に悩む人もいれば、さっさと大学に職を得て「学問と労働の相克」を全く感じない、その意味ではお気楽な人もいる訳ですよね
 私は母親の期待を裏切ってしまった訳ですが、ここにレス送ってくる人って大なり小なりみんなそういった「すね傷持ち」なんでしょうね(笑)
 
 とりあえず本日はこれでおやすみなさいです
 
 
 
419: 322 2022/01/09(日)06:51 AAS
415さんへ
 鷲田論を読んでしみじみ思ったのは(以前もこのスレでちょっと触れたけど)選者達は「批評の批評」を批判しながら自分らの政治信条に近いオピニオンなら下駄履かせるってこと 個人的に興味を惹かれたのは山城が(最終選考まで残った)「約束のネバーランド」をテキストにした母性論について漫画であるにも拘わらず推していたこと 厳密には文芸批評でなくなってしまうのかもしれないが、顧客限定のオピニオンよりもこっちの方が読みたかった(無論読めたら読めたで色々「?」な部分が出てくるかもしれないが)

417さんへ
 「俺は読むよ」のお言葉、本当にありがとうございます ただオスである私が母との関係を振り返っても現実問題としてはインパクトに欠けると思います 私が生まれながらの女でその立場から母との関係を振り返るというなら別ですがーー 話は変わりますが「セクハラ」っていうと「男が女にするもの」という図式がいつの間にか出来あがっちゃってますが、「年上の女性→年下の男性(少年)」っていうケースのは、何で(ほとんど稀にしか)報道されないんですかね ホント不思議だ

 
422: 322 2022/01/09(日)16:33 AAS
420さんへ
 どうもすみません でも基本5ちゃんの中で「ウチ」「ソト」ってないと思う 日本人の昔からの「陋習」かもしれないけど、やっぱりどっかハズイだけ ぶっちゃけアンカー云々ゆうならペンネーム義務化すべきだと思うけど、「あなたご自身」はそれに同意されますか?
 
423
(1): 322 2022/01/09(日)16:49 AAS
422追伸
 あと、(極めて初歩的な質問で恐縮ですが)もしかしてアンカーって「>>」のコト? もしそうだとしたらそれは単純に私が「機械オンチのアウストラロピテクス」だからです ホントごめんなさい
 
428
(1): 322 2022/01/09(日)19:11 AAS
424(=多分294)さんへ
 私自身も落選したから幾分かその被害者意識もあるだろうけれども、選考過程に選者達(下読みも含む)の好みが入るのは間違いないと思う ただ問題を柄谷行人悪玉説にしちゃうならそれはもう陰謀論だと思う 例えば歴史学(ことに思想史)関係にとって今でも丸山真男は「鬼門」だけど、だからといって丸山批判がない訳じゃない ただその批判のスタンスもそれ自体硬直化していることは、杉田俊介の橋川論(の中での丸山批判への反批判)見ても容易に推測出来る 本当に孤独がいいなら(否、「孤独」は確かに必要だけどそれだけでいいと思うなら)ぶっちゃけそもそもなんでレスするの?
 
 追伸 冒頭の部分、また420さんに怒られるな(笑)
436: 322 2022/01/09(日)21:30 AAS
>>433
 これでいいのかな チョンっと
437: 322 2022/01/09(日)22:01 AAS
>>433 

 いや失礼しました でもスクロール慣れちゃうと逆に基本きちんと確認せずにレス送れなくなるんだよね(笑)
 
439
(1): 322 2022/01/09(日)22:04 AAS
>>435
 その種のミスは多分してないと思うが、送った後改めて確認したら誤字脱字ボロボロ(一旦確認したはずが)これは恥じ入るところです
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