【中京】愛知・岐阜・三重・浜松・飯田・新宮 (651レス)
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556: 2016/04/29(金)23:16 ID:86bi2WE30(2/2) AAS
美しい自然や町並みが無残に崩れ、被災者の方々の苦難が続く熊本地震。
救いは、被災地での復旧に向けた人々の奮闘ぶりが東日本大震災時と同様、広く世界の人々を感嘆させていることだ。
そこで改めて思うのは、地方経済の重要さだ。
ヒントは、産経新聞系の日刊経済紙「フジサンケイビジネスアイ」が昨年3月からこの2月にかけて連載した「やらまいか−浜松物語」にある。
かつて遠州と呼ばれた浜松市とその周辺の地区からは錚々(そうそう)たる顔ぶれの起業者が輩出した。
豊田佐吉(トヨタ・グループ)、本田宗一郎(本田技研工業)、山葉寅楠(ヤマハ)らだ。
その浜松の活力の秘密を解き明かす狙いで、企業経営者を中心に地元を代表する28人に存分に語ってもらうという企画で、筆者は同シリーズの立ち上げに加わった。
連載が終わったところで、全記事を読み直してみると、浜松の経営者たちにはある種共通する考え方があることに驚かされた。
それは、「楽しくなければ起業ではない」という感覚である。
浜松特有の「やらまいか」という言葉は、挑戦せずにはいられない、という意味だが、そこには「楽しい」という響きがあるのだ。
浜松の企業トップの発言録から拾うと、「何でもチャレンジ」「たとえ失敗してもかまわない」「自分たちの世界をつくる」「常に新しいものを提案」
「技術は『悦』と『信』」「社員全員がリーダー」「社員が感動を共有」「弱いものいじめをするな」「社員の夢を社旗に書く」とわくわく感満載である。
地元出身に限らず、よそからも多様な人材が集まり、経営者も社員も技術者も生き生きと育っていく様子が見て取れる。
反面教師になるのが、本社が東京にある東芝や三菱自動車だ。
財界仲間やグループ企業重鎮たちの顔色をうかがう経営トップは部下たちに利益を出せと脅しつける。
部下たちは意見を自由に言えなくなり、重苦しい空気が社内に漂い、楽しく挑戦どころではなくなった。
浜松のよさは温暖な気候と開かれた風土、交通の便ばかりではない。
東京から離れているゆえに、トップもスタッフも雑念から解放される。
「創生」をめざす全国各地も、非東京という地の利を生かせないはずはない。
創生とは楽しむことなのだ。
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