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裏スウィングガールズ (722レス)
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225: 川原のA列車、再び [sage] 04/11/14 22:38:18 ID:??? (>>223の続き) ……なんだかお互いをわかってるのかわかってないのかよくわからない2人である。 自分のことだってそろそろ気づけよ。でもやっぱり、そんなことには全く気付かない友子。 必死に絞りだした声は震えていた。 「……そ、そいつのごど、どう、思ってらの? ……やっぱり、好き、なんだが?」 そいつは誰? とも聞きたかったが、これだけでも友子にとっては十分聞くのが怖い 質問だった。 拓雄は驚いた顔をして、少しの間友子を見たあと……寂しそうな目をして、頷いた。 「……んだ。……でも、きっと気付いてくれねべ、そいつ。目の前で言っても。」 拓雄としては、最大限「好意」を匂わせたつもりだったが。 全てが裏目に出た。 その一言で、友子の中で何かがプツンと切れた。「変わらないつもりでいたのは自分 だけだったんだ。いつの間にか関口さも彼氏でぎるくらいだ、変わらねままのごど なんてあるわげねんだ。……変わらねって、思いこんでた、あたしが、バガだった んだ。」本当のバカは気付かない拓雄かもしれないが。 目の奥が熱くなってくる。うつむいたまま、顔を上げることができない。 心配になった拓雄が尋ねる。ひどく優しく。あの列車の中での一言と同じ調子で。 「何したな?」 この一言が、とどめになった。 友子の目に、あのころの思い出が一気にフラッシュバックする。そして、気付く。 あのとき「何したな?」と言ってくれた拓雄は、すぐ隣で、同じ目線で座ってくれていた。 でも今は? 明らかに、違う。拓雄は、あたしよりも前にいる。拓雄の目線は、あたしより 上にある。もう、だめだ。 いろんなものが、津波のようにこみ上げてくる。涙が、止まらない。 突然、友子はきびすを返し、拓雄に背を向けてものすごい勢いで走り出した。しかし、 ちょうど川原から草むらに入ろうとするところで、視界がぼやけているせいか、足がもつれ 真正面から転んでしまった。 (もうすぐクライマックス?) http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/classic/1094829437/225
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