[過去ログ] SNSのワクチン後遺症の人達を生温かく見守るスレPart177 (1002レス)
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(1): (みかか) (ワッチョイ abe5-ptLU) 2024/05/27(月)23:05 ID:UrVn7GEy0(2/21) AAS
人はなぜ合理的な判断が
できないのか
一般的に私たちが何か治療を受けるのは、治療を受けたことで得るベネフィット(利益)が、受けたことで損失が発生するリスクを上回ると判断するからだ。たとえば抗がん剤治療は吐き気がしたり、髪が抜けるなど副作用のリスクがある。しかし多くの人は、それらのリスクより、がんが寛解するというベネフィットが大きいと考えて抗がん剤の治療を受けている。

mRNAワクチンでは、感染予防率が高いこと(ベネフィット)、重篤な有害事象は非常に頻度が低いこと(リスク)を天秤にかければ、ベネフィットがリスクを上回る。

ところが実際にはこの天秤がうまく働かず、ワクチンを忌避する人もいる。それを非合理的と批判するのは簡単だが、千酌教授は「人間は計算機ではなく、つねに合理的な判断ができるわけではない」と優しく諭す。

「新型コロナウイルスは新しい感染症であり、罹患するとどれだけ大変なのか、一般の方からはわかりにくい。それはすなわち、発症や重症化を防げるというベネフィットが見えづらいことを意味しています。ベネフィットが見えないので、リスクばかりに目が行くのです」

人間はベネフィットが明白でも、合理的な判断を下すのは難しい。

唐突だが、目の前に札束があったとしよう。何もしなければ100万円が手に入るが、コインを投げて表が出たら200万円、裏ならお金は1円ももらえない。このとき、みなさんはコインを投げるだろうか。

理論的な期待値は同じなので、どちらを選んでも間違いではない。しかし、実際はコインを投げずに100万円をもらう人が圧倒的に多い。得する局面において、人は不確実性を回避する傾向が強いのだ。 すでに損失を抱えているときの選択も興味深い。200万円の借金があったとして、何もしなければ借金は100万円に減額、コインを投げて表なら借金はチャラ、裏なら借金はそのまま200万円だとしよう。人間が不確実性を嫌うのなら、何もしないで少しでも借金を減らす選択をするはずだ。しかし、実際に多いのはコインを投げる人のほう。損失を前にすると、それを回避するため、むしろ積極的に不確実性を選ぶ。

こうした人間の性質は行動経済学の「プロスペクト理論」としてまとめられていて、理論構築したダニエル・カーネマンはノーベル経済学賞を受賞している。千酌教授は、この理論を踏まえて次のように解説する。

「ワクチンを忌避する人の行動も同じです。打てばベネフィットがあると頭でわかりつつ、副反応リスクを過剰に意識するし、逆に副反応という損失を避けるためなら、ワクチンを打たずに罹患するリスクを取ってしまう」

問題は、非合理な判断を下しがちな人にどのようにアプローチするか。

「まずリスクよりベネフィットを強調して伝えることが重要です。もちろんリスクがあることも隠さずに伝えるべき。ただ、それと同時に有害事象が起きたときの対応法なども教えれば、不安を軽くしてあげられるのではないでしょうか」

図1 各国の子宮頸がんワクチン接種率
図1「子宮頸がんとHPVワクチンに関する最新の知識と正しい理解のために」(日本産科婦人科学会)

図2 HPV16、18型に対する子宮頸がんワクチンの効果
図2「子宮頸がんとHPVワクチンに関する最新の知識と正しい理解のために」(日本産科婦人科学会)
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