[過去ログ] ■◇■ドイツのバレエ団■◇■ Part5 (1002レス)
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136(1): 123 2012/06/17(日)01:42 AAS
>>133
このプログラムで唯一の読みどころ。クランコ在世時の上演時、
彼がプログラムに書いた解説の再録。この中でクランコは自分の版
を説明するために、チャイコフスキーやプティパのなしたことの一部
を批判している。ここでは、みんながよく知っているプティパの
原典振付に復帰することを主張しているのではなく、
チャイコフスキーのPDDの原典音楽に復帰すべきことを主張している。
すなわち、この音楽はプティパ版の王子Var.ではなく、原典音楽の
オデットVar.であるべきだといっているのだ。
しかし、それでは、クランコ版の楽器が変更された音楽ではなく
省4
137: 2012/06/17(日)02:44 AAS
クランコ版白鳥の湖は、つまんない。
ただ、それだけ。
138(2): 2012/06/17(日)10:10 AAS
>プティパの原典振付に復帰することを主張しているのではなく、
>チャイコフスキーのPDDの原典音楽に復帰すべきことを主張している
クランコの原典復帰の主張と、実際に使われた音楽が原典と違うということが、
クランコの意図したものが一貫性を欠いていることはわかったけれど、さらに
疑問が。
今現在の皆が良く知っている黒鳥のPDDはそんなに、チャイコの元の
音楽と入れ替えがあるのなら、振付自体も、原典と今の良く知られた
物は同じにはなり得ないよね?それとも、小節数を同じにして無理やり
振りをはめ込んでいるの???自然に考えて、音楽が違うなら
振りも違わざるを得ないことになりません?
省12
139: 2012/06/17(日)10:23 AAS
ん? 流れがよくわからないけどチャイコの曲はライジンガー版のために作曲されたでしょ
プティパは曲順を切った貼ったして振り付けた
140: 2012/06/17(日)10:39 AAS
138 です。
私も、音楽と振り付けの関係がよくわからなくなったので、ウィキで
みたところ、少し分かりました。
外部リンク:ja.wikipedia.org
「ブルメイステルは、曲の差し替えやリッカルド・ドリゴによる編曲を排し、
チャイコフスキーの原曲を尊重して新たに演出した『白鳥の湖』3幕の
『黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ』にアダージョと男性(王子)の
ヴァリアシオンの2曲を使用した」 ウィキのチャイパドから
141(1): 2012/06/17(日)11:57 AAS
>>138
原振付って1877年のボリショイ版の事を言ってるのかと思った。
142: 2012/06/17(日)12:26 AAS
>>141 すみません、プティパの方です。ボリショイのライジンガー版は失敗に終わっているとのことで、
見たこともなく、話もできません。クランコはラインジンガー版をみたことが
あったんでしょうか。ライジンガー版の音楽とクランコ版の音楽は同じなのですか?
143(2): 123 2012/06/17(日)15:07 AAS
プログラムのクランコの解説からとんだ発展ですね。
クランコの説明は「もともと女性のために書かれた音楽をプティパは
男性ヴァリアシオンに変えてしまった」というもので、それ以上でも
それ以下でもない。また、これはほぼ正しい考察でしょう。
黒鳥PDDには複雑で長い歴史がありますので、興味のある方は勉強して
ください。私の知っていることを数点説明しておきましょう。
(1)チャイコフスキーの音楽は完全な全曲1つだけで、音楽の
改訂は一切ありません。したがって、2つある出版譜の相違は
校訂上の問題だけです。そして、そこには、いわゆる黒鳥PDDは
存在しません。
省13
144: 2012/06/17(日)15:46 AAS
>>143
ウィキによると
3幕でパ・ド・ドゥを踊りたいと希望していた。彼女は『白鳥の湖』の初演
を担当したユリウス・ライジンガー(en:Julius Reisinger)[9]の振付を
嫌って、当時サンクトペテルブルクにいたマリウス・プティパに自分のため
のパ・ド・ドゥ振付を依頼した。プティパはソベシチャンスカヤの依頼に応
じ、レオン・ミンクス作曲のパ・ド・ドゥを振り付けた[3][10]。
その話を聞いたチャイコフスキーは、すでに『白鳥の湖』で多くの曲が
削除されたり、他人の曲とすげ替えられたりしていたのにもかかわらず、
このパ・ド・ドゥの追加に反対した。最終的には両者が歩み寄り、
省12
145: 2012/06/17(日)16:15 AAS
>>143
自分が勉強不足並びにプログラムを買ってないので分からないのですが、
クランコが主張している原典版への復帰という原典版というのは
外部リンク[html]:shosbar.com
これのことで、この順番でいいのであればアンドレ・プレヴィンの
ロイヤル交響楽団版のCDと一緒なのでそれを聴き比べるのですが、
>>123さんの言っている原典スコアはこれと一緒と考えていいのでしょうか?
だとすると、クランコ版も曲の順番はいじっているし、
>「もともと女性のために書かれた音楽をプティパは
>男性ヴァリアシオンに変えてしまった」
省9
146: 123 2012/06/17(日)19:50 AAS
なぜか話はあらぬ方向へ行ってしまいますねえ。
クランコ版をご覧になられたのですか?
ブルメイステルが当初!!!考えたような「チャイコフスキーの音楽へ
の復帰」という発想とはクランコ版は全く違うものです。
1幕に3幕のパドシス持ってくるなど序の口、何の関係もない
ハムレットへの付随音楽《弦楽のためのエレジー》の4幕への導入など
普通は考えも及ばないことです。
あくまでも、<<クランコの説明は「もともと女性のために書かれた
音楽をプティパは 男性ヴァリアシオンに変えてしまった」というもので、
それ以上でも それ以下でもない。>>ということです。
147(1): 123 2012/06/17(日)19:51 AAS
CDをお持ちのようで、クランコの主張を再確認してみましょう。
>>136の意図がご理解いただけるかもしれません。
私のCDはプレヴィン指揮ロンドン交響楽団です。CD No.TOCE-59029-30
<一幕パ・ド・ドゥの曲は、通常の黒鳥アダージョ、プティパ版男性ヴァリ、
ヌレエフ版ロットバルトのヴァリ、通常のコーダ>
オケが違うのが心配ですが、1幕にあるのなら同じスコアでの演奏だと思います。
トラック5番:
ワルツ、アダージョと進み、6分頃、プティパ版(ドリゴ編曲)
はいわゆるドリゴ終止で曲は一旦終わってしまう。ここで2人は拍手を受ける。
しかし原譜では終止せず、ヴァイオリンソロが同音でトリルやシンコペ
省12
148(1): 2012/06/17(日)20:02 AAS
>チャイコフスキーのPDDの原典音楽に復帰すべきことを主張している by 123
>ブルメイステルが当初!!!考えたような「チャイコフスキーの音楽へ
の復帰」という発想とはクランコ版は全く違うものです。 by 123
いつも書き込みがぶれるね。
149(1): 2012/06/17(日)20:26 AAS
>>147
145ですが、同じCDでしょう。
>ヴァイオリンソロが同音でトリルやシンコペ
>をしながら引き延ばされ低くなり、約30秒後そのままソロを
>速いテンポで続けます。
6分半過ぎから、いわゆるプティパ版の男性ヴァリの曲が始まりますね。
>すなわち女性が経過句をずっと踊り続け、
>引き続き女性のヴァリアシオンとなる考えるのが自然でしょう。
バレエではアダージョ終了後、女性は続けては踊りません。
もしくは、この曲がアダージョの続きと考えるならば、二人で踊り続けると
省3
150(1): 2012/06/17(日)23:12 AAS
144です。
話があらぬ方向へ行ったとお感じになるのですね、すみません。
123さんが主張しているのは、「黒鳥のPDDをチャイコフスキーの
原典音楽に戻すべきだと、クランコがプティパを批判して、あのクランコ版の
黒鳥のPDDを振付けた」ということだと理解しています。
それはきっとそのとおり、クランコはそう思ったのでしょう(どこの
資料に基づいているかは知らないですが)。
ただ、前と重複してしまいますが、ウィキペディアによると
黒鳥のPDDの曲はチャイコフスキーの真作かどうかは、専門家の意見が
分かれるところだとあるので、チャイコフスキーの原典音楽に
省2
151: 123 2012/06/18(月)00:58 AAS
>>148
これだけ錯綜してくると読むほうもたいへんですね。
まあ、ぶれるなんていわれると片腹痛いので・・・・
クランコの主張と私の主張をごっちゃにしてはいけません。
それにクランコは全曲を原典音楽に戻すといっているのではなく、
たった1点、黒鳥PDDのプティパ版の男性Var.の音楽は、もともとは
女性Var.の音楽だと言っているだけです。
ここでもそういう人がいるように、当時も、男の音楽を女が踊るのは
変だと言った人がいたんじゃないでしょうか。クランコはそれを
ネタにプログラムに取り入れたんじゃないでしょうか?(単なる
省3
152(1): 123 2012/06/18(月)01:25 AAS
>>149
<バレエではアダージョ終了後、女性は続けては踊りません。>
アダージョで女性が働く。当然今度は男の番だ。そして女性。
コーダは男性から・・・クラシックPDDでの非常に合理的な配分。
チャイコフスキーはこのパドドゥではそんなの無視しています。
次の曲はヴァリアシオンではなくワルツですよ!
<この曲がアダージョの続きと考えるならば、二人で踊り続けると
考える方が自然だと思います。>
CDをお聴きなら、そこに切れ目など全くないですね。チャイコフスキーは
なにも役柄については書いていないので、二人で踊り続けるというのも
省8
153(1): 2012/06/18(月)01:40 AAS
>>152
道化はアレグロで回転技をします。
男性ではアレグロは踊れない、それこそ123さんの思い込みではないでしょうか。
154: 123 2012/06/19(火)02:01 AAS
>>150
<黒鳥のPDDの曲はチャイコフスキーの真作かどうかは、専門家の意見が
分かれるところだとあるので、チャイコフスキーの原典音楽に
もどろうという考え方すら成立しない可能性もあるのではないだろうか>>
この疑問を解きほぐすのは、私にはたいへん興味あることだと思います。
まず、チャイコフスキーは、3幕に「黒鳥PDD」を作りませんでした。
それに準じるようなものとしては
(1)「No.19(パドシス)」が作曲されました。
しかし、これが何を意味するのかは誰も知りません。
チャイコフスキーはこの曲について何も説明していないからです。
省6
155: 123 2012/06/19(火)02:03 AAS
クランコが話題にしたのは(2)についてです。
ウイキの中で説明されているのは(3)についてです。
ウイキの解説はかなり詳しいものですが、決定的なものが1つ
欠落しています。ブルメイステル版には少なくとも2つの
相当異なる形態が存在することです。
(a)チャイコフスキーの音楽への復帰を標榜したオリジナル。
ショーズバーの表に掲載されている形。
外部リンク[html]:shosbar.com
(b)パリに進出した頃に、より解りやすく理解されやすいように
大幅に手が加えられた改訂版。ピエトラガラやミラノのザハロワで
省1
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