複雑系経済学 (260レス)
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209: 2011/08/20(土)10:07 ID:vm8lsOlb(1/6) AAS
取引コスト理論その一
市場によって経済主体とされている企業は一点のように解され、粗再帰として説明されていない。
たとえば企業を組織として詳しくみるならば、この中での人事的資源配分は市場を介さず、限定合理的な
人事によって配分される。
さらに企業にしろ市場にしろ限定合理性のもとでは取引コストがかかる。
まず市場では相手にだまされないための探索コスト、契約コスト、モニタリングコストがかかる。
同時に企業内でも経営者と従業員の間に駆け引きが生じ組織内取引コストがかかる。
このように市場での取引コスト、組織での取引コストを比較して総取引コストが一番低い点で企業は産まれる。
210: 2011/08/20(土)10:17 ID:vm8lsOlb(2/6) AAS
粗再帰−>組織
取引コスト理論その二
全ての人間は自分の利益のため悪徳的に行動する可能性がある。
〈機会主義という、これは効用最大化、利己的な仮定と基本的には同じ)
全ての人間は情報の収集、情報の計算処理、情報の伝達能力で限定合理的である。
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よって上記一のように限定合理性と相手にだまされないために探索コスト、契約コスト、モニタリングコスト
がかかる。これらを相承して取引コストと呼ぶ。企業内でも同じ。
211: 2011/08/20(土)10:28 ID:vm8lsOlb(3/6) AAS
取引コスト理論その三
このように取引コスト理論は何でアレ、かかるが増減する。
「資産特殊性」がある場合
一般的な資産であればぶっちゃけ競争市場で取引コストは下がる。
詰まり財がたくさんあり、其れを供給する主体もたくさんいる。
限定合理性の元でも取引コストは下がり、機会主義的に相手をだまそうとしても
経済主体がたくさんいるのでうまくいかない。要するにだまそうとする相手を出し抜こうと
正直という戦略を使う人間も出てくるので。
ところが扱う財が特殊で少数の供給しかない場合取引コストは高くなる。
探索コスト、契約コスト、モニタリングコスト共に限定合理性のもと機会主義
省1
212: 2011/08/20(土)10:35 ID:vm8lsOlb(4/6) AAS
「不確実性」がある場合
情報が不確実な度合いに応じて取引コストは増減する
「頻度」
取引頻度に比例して一般的には取引コストが下がる。
でも経営コンサルタントなどは何をもってその理論としてるのかわからないから
頻度によっても財により差があるって事。
213: 2011/08/20(土)10:54 ID:vm8lsOlb(5/6) AAS
この際にウィリアムソンが重要視したのは
「資産特殊性」である。
資産特殊性をkとしよう
k=0の一般資産の場合競争市場の市場価格Mpで取引される。
k>0の特殊資産で組=ガバナンス(G)が無い場合(g=0)
高い市場販売価格Mgpで取引される。
省8
214: 2011/08/20(土)11:02 ID:vm8lsOlb(6/6) AAS
根本的変容
資産の特殊性が一般的な財の取引(スポット契約)の元で、財の競争力
強化から資産の特殊性を増す根本的変容が起きる、動学的な事態をウィリアムソン
は指摘、研究が待たれる。そろそろ書けなくなるのでこれで今日はあがる。
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