日本文明の精華、見てみませんか [転載禁止]©2ch.net (830レス)
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488: 2020/01/14(火)10:39 ID:O2Mb3Fhf(2/2) AAS
長期的利を追求するために具体的に何が必要となってくるのかといえば談合である。談合
とはお互いになごやかに話し合うこと、お互いの立場、利益をできるだけ尊重しあい、察し
あいながら妥協点を見つけることである。談合とは討論し、誰かが論戦に勝ち、その者の言
うことに全面的に従うことではない。
談合するためにみんなが持っていなければならないものは共同体感覚、仲間意識である。

経済的公正さの対義語は共同体感覚、連帯、和(柔和)となる。
公正さがみんなが納得できる、透明性のある、実力主義の社会、つまり弱肉強食の監視社会
を目指すように共同体感覚、連帯、和は他人にやさしく、調和のある、みんなができるだけ
幸せでなごやか社会を目指す。
共同体感覚、連帯、和の目指す社会は理想的だが、必ずフリーライダーがでてきて、その社
会を維持することが極めて困難なことが最大の問題である。(フリーライダーの問題は8月
末以降の「デフレ克服法」で書く)

公正さを盾に自分の利益を最大化しようとする者は、社会全体の長期的利を必ず毀損する。
しかしここで一つ注意しておかなければならないのは、死の恐怖が生物が生きるためには
絶対必要な感情であるのと同じように、公正さという徳も一見絶対悪のように見えるが、人
間が納得感のある人生を送り、また秩序ある社会を築いていくためには絶対必要な徳で
あるということである。

共同体感覚、連帯、和と公正さとの間には日本語では無名称の中庸の徳があると推察される。
この無名称の徳が世の中を支配すると、人はほどほどに納得感のある人生を送ることがで
き、ほどほどに幸せになれるし、ほどほどに切磋琢磨し、かつほどほど助け合う社会を築く
ことができるのである。
もうすこしこの無名称の徳について具体的に語ろうと思う。とりあえず私はこの無名称の
徳をドンマイ主義と名付けようと思う。
「一生懸命努力して、切磋琢磨して、人生と戦ったなら負けてもドンマイ。お互い様。」と
いうことがこの徳の本質である。
一生懸命努力して、切磋琢磨して、戦って負けた人に屈辱的に自己責任を追及させる社会を
作ると必ず人はリスクのあるチャレンジをしなくなる。切磋琢磨しなくなる。その社会では
みんな学歴競争に夢中になり、つぶしあいに夢中になる。つまり現在の新自由主義的な日本
みたいな国になる。だからドンマイ主義は大切なのである。

これで橘謙信経済学の草稿は完成した。完成してないと思う人は過去レスをよく読むよう
に。笑 
                               以上
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