[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第4夜 (656レス)
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644: 恋するキャットシーフFinal〜猫は、もう一度〜第8話 2009/04/08(水)19:24 ID:Y2ubrIYi(4/10) AAS
「……どういう……こと……?」
ゆっくりと高橋邸の廊下を歩きながら、里緒は思わず首を傾げる。
家の中は明らかに誰かが暮らしているような気配があったが、ただそれだけで。
「ここまで、何も無いなんで……」
明らかに人が暮らしている形跡があるのに誰にも出会わないこの状況に首を傾げつつ、里緒は近くの扉を開け、中に入る。
その瞬間。
「っ!?」
急に暗かった部屋の中が明るくなり、里緒は思わず目を覆う。
明るさに目が慣れ、里緒が目を開けると、そこは妙に広い部屋であった。
「……ここは……?」
『来たわね!』
壁をいくつかぶち抜いて作ったらしき部屋を里緒が見回していると、突然声が聞こえる。
里緒が上を見上げると、そこにはスピーカーが吊るされていた。
「……うん、来たよ。渚緒を助けに、盗み出しに」
『……安心しなさい、あなたの娘は無事よ。
……ただし、娘が無事でもあなたが無事で居られるかどうかは分からないけどねぇ!』
そう絢音が叫ぶと、里緒が居る場所の正反対の位置にあったドアが開き、男達がぞろぞろ出て来る。
そして、絢音は高らかに笑いながら口を開いた。
『12人ぐらい、1人ずつならあなたは倒せるでしょうね。
でも、逃げ道を塞がれて、12人に一斉に襲われたら、あなたは倒せるのかしら?』
「―――っ!」
そういわれて、里緒は後ろ手でドアノブを回すが、オートロックになっていたのかドアが開かない。
思わず里緒が焦りの表情を浮かべると、男達の先頭にいた天山がにやつきながら口を開いた。
「……さて、覚悟してもらおうか」
『ちょっと、父さんがするのは私が終わってからなんだからね?』
「分かっているさ。私だって自分の精液を娘に触られたくは無い」
そう天山が言うと、スピーカーから絢音の声が降って来る。
それに答える天山を見ながら、里緒はロッドとスタンガンを構えた。
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