[過去ログ] とある魔術の禁書目録 9フラグ目 (1001レス)
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460
(1): 2008/06/19(木)02:09 ID:czoMTcf1(1/13) AAS
どうも。414(415)です。
木山先生SS完成いたしました〜
今回初挑戦だったエロ描写がマジで大変だ……こんなにも大変なものだと思わなかった。

まあ、どうでもいいですねそんなことは。
とりあえず、投下してもよろしいでしょうか?10分ほど反応がなければそれでも開始しようとは思っていますが。

>>452
ありがとうといわざるを得ない
>>455
>>456
木山先生主役のスピンオフとかやってくれませんかね。無理。乙。
省6
461: 2008/06/19(木)02:12 ID:czoMTcf1(2/13) AAS
>>460
415じゃねえや451だ
462: 2008/06/19(木)02:25 ID:czoMTcf1(3/13) AAS
では、投下開始します。一応注意書き。
・しつこいようですが、漫画版レールガンネタです
・エロ……のつもりで一応本人は書きました
・それなりに長いです。途中ちょっと止まるかも
・木山先生……なんか申し訳なくなってきた
・ガキ……みなさん、藁人形と五寸釘と金槌の用意はできましたでしょうか

それでは、『とある教師の幸せな夢』最終話。次からスタート。
463: 2008/06/19(木)02:28 ID:czoMTcf1(4/13) AAS
真夏日に比べ、徐々に空気が涼しさを帯びてくる晩夏とは言え
夏の夜にも関わらずエアコンをつけ忘れたその部屋はやはり暑かった。
そんな、思わず普段ならば手で仰いで涼しさを確保するであろう部屋の中を支配していたのは、二つの荒い呼吸音。
一つは、流石に幼い自分の体に疲労感を覚えはじめたのであろう彼のもの。
もう一つは、そんな幼い彼にされるがままにされ、その彼の行為によって乱れさせられた私のもの。
そんな、お互いの規則的な呼吸音だけがしばらくの間続いていた部屋に、金属が軽くぶつかり合うような音が新たに加わった。
彼が己のズボンにまきつけられたベルトを外す音だと……瞬時に理解できた。

(小学生でも……ベルトをするものなんだな……)

ことここに及んでそんなどうでもいい考えが頭をよぎったのは、決して私に余裕があったからではなく、むしろその逆。
そんな事しか考えられない……そんなことを考えてしまうほどに、私の頭は真っ白になっていたのだ。
省24
464: 2008/06/19(木)02:29 ID:czoMTcf1(5/13) AAS
「はぁ……ぁ……ぅ……」
「脚、動くようになってたんだ、先生」

ほとんど反射のようなものであったと思う。
正直、そこに彼の行為を阻もうとする意思があったのか……そもそもそんな思考自体がまだ残っているのかどうかすら分からなかった。
ただ、私自身も気づいたのはつい先ほどだったのだ。
アルコールが回ったおかげでまともに力が入らず、故にここまで彼の行為に自由を許してしまった要因の一つである私の両脚が、動くようになっていた。

(だが……これは……)

結論から言えば、脚は本当に『動くようになった』というだけであった。
めいっぱい力を込められるような感覚は一切得られず、今現在の状態も、動くようになっただけの伽藍洞のような脚をせばめて
ただ彼の体が秘部へととどかぬように、その経路をほんの少しだけ狭めたにすぎない。
省23
466: 2008/06/19(木)02:30 ID:czoMTcf1(6/13) AAS
内容的には先の質問をただ逆説的に聞いただけだ。
子どもが使うには少し趣味の悪い言葉遊びだと思う……しかし
普段ならばそう思うであろう言葉に私は、気づけば小さく……本当に小さくだが確かに……頷いていた。

「俺に好きって言われて……驚いた?」

小さく頷く。

「俺に体触られて……気持ちいいと思ってくれた?」

小さく……本当に小さく頷く。
省29
467: 2008/06/19(木)02:32 ID:czoMTcf1(7/13) AAS
「……ほ……い」

……私はその、もうほとんど崩壊寸前の
だがしかしまだ柱としての機能は失っていない、今からならまだ修復は可能だとかろうじて思える柱の前に立ち……

「……きだと……い……しい」
「え?」

拳を振り上げ―――

「もう……一度……『好き』だと……言ってほしい」
省23
468: 2008/06/19(木)02:34 ID:czoMTcf1(8/13) AAS
「っ……く……ぅ!」

ズ……チュ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ずちゃ、ぬちゅ、ぬちゅ

「んくぅッ! はぁ、あっ、はっ……やっ、んッ、はぁ、はぁっ……や」

前戯の時と同じく、大きさとテクニックの不足をカバーする力強さと速さに、私の体はあまりにも簡単に反応する。
久しく感じていなかった異物感、ストロークのたびに走る強すぎる快感。そして―――もうごまかしようがない―――拭い去ることは出来なかった背徳感に体が震える。
タオルを取らなかったのは正解だったかな、と、天井を霞む視界に収めながら頭の隅で思った。
彼には申し訳ないが、もしこれがなかったらやはり自分の体は彼との交わりを拒否したかもしれない。
彼の真摯な思いを受け取れなかった時のことを思い、おこしたその選択に安堵した……もちろん、自分のための選択であったことも、もはや否定のしようがなかった。

「はっ、しきゅ……突き上げられ……んあッ! はあ、んく、はぁっ……」
「せんせっ……!締め付けすぎ……もうちょいっ、力……抜いて」
省23
469: 2008/06/19(木)02:35 ID:czoMTcf1(9/13) AAS
ドプッ……ビュッ、ビュルルルルッッ

「! はっ、あっ……出てっ……ふあぁああぁぁぁぁっ!!」
「っあ……あ……くうっ……あぁぁぁっ!!」

絶頂を迎えた私の中に熱を持った白濁液が流れ込み、下腹部を満たしていくような感覚を私に与え、数えて今日二回目の絶頂へと私を誘った。
その後、すぐ……私と、恐らく彼の意識は、白い闇の中へと吸い込まれていった。

爽やかな朝、というのはいいものであると思う。
この顔立ちのせいかどうにも低血圧に見られがちだが、私は朝、眩しい陽光の中でその光に瞼を刺激されて起きるというのは嫌いではない。
それが、なにか研究の成果が上がった後などならそれはもはや至福の時といっても差し支えない。
だから、私は爽やかな朝が好きだ。
窓から差し込む光に、聞こえてくる鳥の囀り……もしこれを聞くのが今日(土曜日)のように休日ならば、その気持ちは一層強くなることであろう。
省13
470: 2008/06/19(木)02:36 ID:czoMTcf1(10/13) AAS
……つまりはそういうことらしい。
昨晩、アルコールを摂取した彼の思考は、ぱっと見には気づかれない程度に……
しかし大きく彼の正気と理性をそぎ落としていたらしい(昨晩からずっと分かっていたことではあったが、やはりあれが全ての元凶だったようだ)。
明後日、出勤してからすぐにでも責任者に報告をしようと私は強く心に誓っていた……顔もよく覚えておらぬ保険教諭(恐らく女性)の泣き声が聞こえた気もするが、
そのあたりは流石に自業自得だと思っていただきたい……いや、少なくとも今この場ではそれはどうでもいいことだ。
眼下に目をやると、そろそろおでこから煙が出るのではないかというほどに激しくこすりつける彼の姿があった。
彼にとっての不幸は、彼が、酔ってもその間のことをはっきりと覚えているタイプの人種であったころだろうか。
もし彼が酔ってこの行動をしているのなら
起きた時、色々理屈をつけてごまかそう―――馬鹿みたいに、そう思うと胸が少しばかり痛んだが―――という考えは、昨晩の交わりの時からぼんやりとはあった。
もしこのことを忘れられるのなら……それが彼にとっても自分にとっても一番よいことだと分かっていたからだ。
省23
471: 2008/06/19(木)02:38 ID:czoMTcf1(11/13) AAS
「あ、あの……俺っ、まだガキだけど! 色んなこと分かってないしかっこよくないけど! 勉強だってそんなできないけど! ……俺、いつか背も先生より高くなって!
いい仕事について先生に楽させてあげられて! 先生に似合うような男になって、先生と……けっ、結婚したいって本気で思ってる!」

子ども特有のませた考え方だと思った。
計画性もなく、その大口を支える論拠もなく、ましてや女性一人を守る力すらもまだ持っていない子どもの言葉。
あえて悪い言葉を使うのならばそう『子どもの戯言』。取るに足らない、寝言と大して変わらない、聞く価値のないもの。
こんなもの真面目に聞く必要も、ましてや聞こうとする姿勢をもとうとする必要すらもない。
ただの、左の耳から右の耳へと流れていく雑音……そう思ったなら―――そう思うことができたのならばどれほど楽だったであろうか

「だっ、だからそのっ! 俺、今回のことの責任は取りたいって思ってるし!
先生が望むこと、先生に認められるために必要なことならなんでもするよっ! だから……だから俺のこと男とし……先生?」

あまりにも長い間、私の反応がなく、そんな私の様子を伺うために恐る恐る顔を上げた彼は、後にこう証言している。
省14
472: 2008/06/19(木)02:40 ID:czoMTcf1(12/13) AAS
叫び仰け反った勢いで彼から顔を背けた体勢のまま、私は私の異常だらけの体をなんとか少しずつ正常に戻そうとする。
……もし、このとき私が彼の顔だけでも見る事をやめていなかったのなら

「? …………!……なる」

というように、疑問符を浮かべた後で、名案を思いついた悪魔のような笑みをした彼の表情が垣間見えたはずだ。
もっとも、このときの私にそんな余裕など本当になかったわけであるのだが。

「ねね、先生」
「……ん?」

もしも余裕があったのなら、こんなにも分かりやすいカマかけにはせめて乗らなかったであろう。
省22
473
(1): 2008/06/19(木)02:42 ID:czoMTcf1(13/13) AAS
終わりです。

なんというかもうちょい上手くやれたんじゃないかっていう気がしなくもない。
でも楽しかったしまあ……いいや
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