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【スカトロ】排泄系妄想廃棄所7【汚物】 (511レス)
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所7【汚物】 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/
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462: H [sage] 2011/01/11(火) 23:30:38 ID:A7QQGriV “この冬一番の寒波が北海道と東北、東日本の広い範囲に到来し、○○県の日本海側では昨夜未明から、平野部でも 猛烈な吹雪となっています。各地で積雪による交通機関の乱れも発生し、その影響で、入試日と重なった一部の 大学や高校では受験生への対応に追われています。現時点で入試が延期となっているのは、以下の――” 「……大変だなぁ」 リモコンを傍らに、イチゴジャムを塗りたくったトーストをかじりながら、ぽつりと彼女は言った。 テーブルについてテレビの電源を入れてみると、9時台のワイドショーは、どのチャンネルも大雪のニュースを流していた。 防寒具を着込んで雪かきをしている人や、駅で足止めを食らって深刻な面持ちでインタビューに答える受験生の人たち、 サラリーマンの人たち。 本当に、大変だと思う。 だが幸いというかなんと言うか、受験組で仲の良い友達は同じく推薦か、二月初旬の日程でしっかり結果(自己採点だが)を 出しているので心配する相手は特にいない。就職コースの友達もどうにか全員内定をもらえている。 なので完璧に他人事なのだった。 「外出たくないなぁ……買い物、どうしよう」 こんがり焼き上がった4枚目のトーストをオーブンから取り出して、窓の外の景色に視線を移す。 どんよりとした色の……いかにもと言った重苦しい冬の雲の下、塀越しに見える国道の街路樹が大きく揺れていた。 この辺に雪の予報は出ていないが、今日は北風がきつい。まだ仮免許しかないから、スーパーまでは自転車で行くことになる。 ……正直家から出たくない。 予行演習と気合を入れたものの、今日の窓の外の風景は、その意気を挫くには十分だった。 「でも一人暮らしをはじめたら……暑いとか寒いとか、言ってられないよね……」 気を取り直してミルクを半分飲み、こん、とマグカップを置いた。 そしてテーブルの上で手のひらを重ねて、自分のあごを乗っける。 四月からは全部自分一人だ。もう親には頼れない。 下宿先も一応決めてある。 自宅からの通学は不可能ではないが、キャンパスまで片道2時間以上というのはアルバイトやサークル活動などを考えると やはりきつい。 「一人暮らし」をしたいという、そのものに対する憧れもある。 それに、何よりも……。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/462
463: H [sage] 2011/01/11(火) 23:31:46 ID:A7QQGriV (電車とバスで2時間なんて、絶対無理。我慢できない) 行きと帰り、毎日4時間半近く。 想像するだけで恐ろしい。 万一、途中で便意をもよおし、そして我慢できなくなったら……それこそ地獄のような情景が満員の電車内に 広がることになるだろう。 そうなったらもう死ぬしかない。恥ずかしすぎる。 長時間、ラッシュの通勤電車に揺られる……ただそれだけのことが、彼女にとっては自殺行為に等しい非常な危険行動だった。 単に腹を下しやすい、というだけなら普通だが……彼女の場合はもっと厄介な、人に言えない事情がある。 「そうなったらホント、ニュースでよくやってる自爆テロみたい………ん? ……あ、来た?」 ぴくっと、身体が反応した。彼女の表情が変わる。 朝食を終え、洗い場に立って食器を洗っていると――例の感覚がまた下半身から駆け上がってきた。 そして、はぁ、と一息ついて泡まみれの手をゆすぐ。 彼女はおなかをさすってから、ピンクのエプロンを脱いで台所を出た。 向かう先は、トイレである。 (今日はちょっと、遅めだったな……) ようやく、朝の定期便が来た。 見えない手で下腹部を絞られるような、巨大な便意が。 またいつものようにバケツ数杯分もの……常識外れの大量の排泄物が、体外に出たがっているというサインが来たのである。 彼女は、何故か食べた量より明らかに多い量の大便を毎日排泄してしまうという、特異体質の持ち主なのだった。 それも一日に数回、一度トイレに入れば排便だけで体重が10キロ近く変動するほどの量である。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/463
464: H [sage] 2011/01/11(火) 23:34:04 ID:A7QQGriV (んー……今日はどのくらい……かな) ぱたぱたとスリッパを鳴らして廊下を歩きながら、彼女はぽっこりとしたおなかを撫でる。 しかし今まで一体、どのくらいの量のうんちを出してきたのだろう。 ……彼女自身、想像すらできなかった。 学校で、駅で、公衆トイレで、河川敷の草むらで。 腹を下し、我慢できずに……自分ではどうにもできないほどの巨大な大便の山を作ってしまい、泣きながらその場から 逃げたことは一度や二度ではなかった。 高校のトイレで処理に失敗したときなどは、白い便器にこんもり盛られた茶色い山を携帯で撮られるは、 噂話が一人歩きするは……本当に、毎日生きた心地がしなかった。 さらに悲惨だったのは中学時代だ。 買い物に行った家電量販店で特大の便意に襲われ、トイレに行くことすらできずに立体駐車場の隅っこで ぶちまけてしまい――逃げたはいいが悪質な営業妨害として警察に通報され、地方ニュースでテレビにまで出てしまった。 どちらも、なんとか特定されずに逃げおおせたのは、まったく運が良かったとしか言いようが無い。 ……本当に、どれもこれも思い返すだけで泣きたくなってくるような、ひどい思い出だ。 いい加減、彼女自身も最近は慣れて対処に余裕が出てきたが、これが、彼女が極端に電車通学を恐れていた理由である。 そんなやっかいな体質と――つまりは自分自身と常に闘いながら、彼女は中学・高校生活を送っていたのだった。 「といれ、といれ……」 寒さを我慢しながら、彼女はパジャマ姿のまま、風呂場の隣の便所に駆け込む。 だが――その顔は以前のような、深刻な表情ではなかった。 むしろどこか嬉しそうにも見える。いつも持って入っている、流し切れない分のうんちを受け止めるためのバケツもない。 (安心してうんちができるって、いいなぁ……) 中に入って鍵をしめ、ほっこりとした笑顔でショーツごとパジャマの下をおろす。 すらっとした彼女の太腿……そして長い髪と同様、綺麗に整った慎ましい茂みが露わになった。 そのまま便器をまたぐ。 真新しい、真っ白な和式便器を見下ろすのは、これまた白く美しい、桃のような大きなおしり。 だがきゅっと締め付けられた小さな肛門のすぐ内側では、直腸と大腸いっぱいに溜まった大量の汚物が、 解放されるその瞬間を待っている。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/464
465: H [sage] 2011/01/11(火) 23:35:58 ID:A7QQGriV 「ふぅ……」 その無言の圧力に背中を押されるように、彼女はしゃがんだ目の前にある、銀色のレバーを握った。 そしてぐっと歯をかみしめ、その体勢のままタイミングを計る。 「ん、ふ…ん……んっ! あ、ああっ………出るぅ……!」 ぷしー………… ぶっ! む…ぶぼぼっ! むりゅむりゅむりゅりゅりゅりゅ……… 最初に、自転車の空気入れのような、かわいいおならの音。 だがその次の瞬間、彼女の可憐な……ピンク色のつぼみが一気に数センチほども開いたかと思うと、その奥から こげ茶色をした、巨大な大便の塊がうねうねと滑り落ちてきた。 「ふっ……う…ううぅ……」 声が震える。 ごつごつとした、小さな便塊が圧縮された先端部分で小さな出口が限界まで押し拡げられ、その刺激が彼女の顔を歪ませる。 便器の上にかがみこんだ、白く、かわいらしいおしりに全く似つかわしくない……グロテスクな汚物の塊が、べちゃっ! と大きな音をたてて 和式便器の浅い水面に跳ねる……。 「んっ!」 と、彼女はぐいっとレバーを押した。 水道と直結されたフラッシュバルブからの水圧が解放され、大きな音を立てて猛烈な水流を吐き出していく。 産み落とされた巨大な便の塊は後ろから押し流されて、白い便器の底に茶色い跡を残しながら次々に穴の中に消えていった。 いや、大便が流され……穴に吸い込まれ続ける。 排便も、水流も終わらない。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/465
466: H [sage] 2011/01/11(火) 23:36:37 ID:A7QQGriV 「ふ……! んっ……! んっ……!」 彼女は顔を赤らめながら、呼吸に合わせて腹に力を入れる。 水流のレバーも握りっぱなしだ。 真下に向かって火山の噴火口のように盛り上がり、拡がった彼女の肛門から、やや柔らかめの……水気のある粘土にも似た 大便が、全く途切れることなく延々と生み出され続ける。 そして産み落とされると同時に、便器の水流に乗っかって 自動的に流され、ごぽごぽと音を立てて下水管へと吸い込まれていく。 排便開始から既に2分以上が経過したが、柔らかい大便の奔流が終わりを見せる気配は、全くなかった。 ……彼女の笑顔の理由。 それは、今月の初めに改装したばかりの、この新しい便器だった。 今年の始め、元の便器の調子が悪くなったのを機に、風間家のトイレは改装されていた。 内装や、便器が和式なのは変わらないが――給水方法が前のロータンク式からフラッシュバルブ式に変わっている。 今までは一度水を流したらタンクに水が貯まるまで流せなかったのが、レバーを引いている間ずっと水が流れるタイプに 変わったのだ。 つまり長年の懸案事項だった、 「一度に流しきれなくて、うんちが便器からあふれる」 「流しきれない分をとりあえずバケツに溜めておく」 ということが、なくなったのである。 もう、わざわざあの神社の汲み取り便所まで行かなくてもいい。 自宅で安心して、いくらでも……好きなだけうんちができる。 それは彼女にとって、革命だった。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/466
467: H [sage] 2011/01/11(火) 23:39:36 ID:A7QQGriV む……むりゅりゅ……ぶっ! ぶりゅりゅりゅ………! 「は……あぁっ♡ うんち……うんちいっぱい出てるぅ……♡」 彼女の呼吸が、段々と荒くなる。 だらしなく開けた口から、白い吐息と一緒に甘い声が漏れ出すのを抑えられない。 突き出したおしりが、しゃがみこんだ身体を支える両脚が、レバーを握る腕が、肛門に感じる快楽に震え始める。 ずっと太いまま、大量の軟便をひねり出し続ける彼女の表情は、徐々に変化してきていた。 ある程度の量(それでも常人の数日分だが)を出してしまった後は、腸内に溜まった大量の排泄物で内臓を圧迫される 気持ち悪さも腹痛も消える。 あとには、熱い大便の奔流で繊細な肛門の内側を擦られる、純粋な排便の快感だけが延々と続いていく……。 (あぁ……気持ちいい……) 口元も自然と緩んでいく。 もう既に普通の女子高生の10日分以上……完全に常識外れの量が出ているはずだが、全く便の勢いが衰える気配が無い。 時折、つい力が入って便が途切れてしまっても、直腸から押し出される圧力が途中で弱まることはない。 長くてもほんの数秒で、また排便が再開される。 そして音も、もう気にする必要はなかった。 ずっと水を流し続けるので、トイレの外には排便音も、多少ならあえぎ声も聞こえない。 今日は家族がいないので余計にだが――人が本能的に持っている、肛門を自分の大便に犯される排便の快楽に、 彼女はただ酔いしれていた。 「……あ! あああっ♡」 ――と、急に彼女の声のトーンが変わった。 いまだ汚物を吐き出し続ける肛門のすぐ上……ほんのり充血したピンク色の割れ目に、空いた右手をあてがったのだ。 「はぁ……あ! ああっ!」 肛門の快感で既に溢れ出ていた半透明の粘液が、彼女の細い指に絡む。 理性はもう、大量の大便に押し流されて飛んでしまっていた。 自宅、しかも家族がいないという解放感と好奇心から、つい、彼女は悪戯を思いついてしまったのだ。 ……排便中のオナニーという、普通ならあり得ない組み合わせを。 (おしりも前も……じんじんする……! 身体が熱い……!) 肛門を大便で、性器は自分の指で。 身体で一番敏感な二つの部分を同時に刺激され、あまりの快感に意識が飛びそうになる。 水洗のレバーを押す手から力が抜けそうになり、慌てて握り直した。 その間にも、肛門からは次々に新しい大便が生まれ続ける。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/467
468: H [sage] 2011/01/11(火) 23:41:49 ID:A7QQGriV 「んっ……んんっ! んんんっ……♡」 白かった彼女の頬が、ピンク色に染まっていく。 いつもなら真夜中のベッドの中、声を殺して触っていた。 なのにこんな明るい中で、いつも家族がいる場所で、しかもうんちをしながら……! 普段のオナニーとは、気持ちよさの桁が違う。 クリトリスをこねまわす、中指の動きを止められない。 まるで、肛門を犯す大便に、負けまいとするように……。 「あ……終わっちゃう……うんち、終わっちゃうっ……!」 排便開始から、約10分。ようやく終わりが見えた。 便の太さが、目に見えて細くなっていく。 そして腸内の残量がどんどん少なくなっていくのと反比例して、彼女の右手の指の動きが激しくなっていった。 「ふっ……ん! んんっ! あ、あ…あ……! い…く……イく、いっ………あ、あああっ…………!」 ぷしっ……… 無残にめくれ上がった肛門から最後の塊が産み落とされるのと、ほんの少し口を開いた可憐な性器から、大量の粘液が 飛び散るのとはほぼ同時だった。 「あああああああ…………」 かたく目を閉じ、頭の中を突き抜けていく快感の流れに打ち震えて、そして彼女は力を失った。 がくっと首を落とし、目の前の水洗の配管に両手で掴まって体重を支える。 この時ばかりは、座ってできる洋式便座が恋しかった。 そしてそのまま、膝が痛くなるのもかまわず……彼女はしばらくの間、前と後ろ、両方の快楽の余韻に浸り続けたのだった。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/468
469: H [sage] 2011/01/11(火) 23:44:05 ID:A7QQGriV 「気持ち、よかったぁ……」 自室に戻った彼女は、いまだクラクラする頭を枕にあずけ、パジャマのまま呆けた顔で、ベッドの上に横たわっていた。 ……正直、今のがクセになりそうで怖い。 「これから一人で……大丈夫かな……」 頭がすっきりしてくると、また不安が胸に広がる。 本当は、できることならこの家から出たくはなかった。 ようやく安心して排便ができる環境を手に入れたと思ったら、わずか二ヶ月でお別れだ。 人生は思い通りにいかないものとはよく言うが、またこれから、流すたびに苦労する毎日が始まるのだ。 自分で望んだ進路ではあるが、前途多難である。 (でも本当に、なんでだろ……まさか、何かの呪い……とか?) 子供の頃からちょっと多かったような気はするが、まだ普通に処理できる範囲内だった。 それが中学に上がり、いわゆる第二次性徴期を迎えたころから少しずつ量が増えてきた。 理由は全く不明。 馬鹿馬鹿しい考えだとは思うが、邪推したくもなる。 自分以外にこの体質を知っているのは母親だけだった。 他の誰にもこんなこと、言えるはずがない。 「便秘の傾向と対策」について時折真剣に話し合ったりしているクラスの友人たちが、むしろ羨ましい。 (そう言えば、あの女の子も知ってるってことになる……のかな) 寝返りを打ち、天井を見上げる。 ……誰も知らないと言ったが、例の動画とあの女の子については別カウントだ。 そういえばあれから、何ヶ月経っただろう。 以前にとある女の子の勧めで、この体質が少しでも生かせるのなら、と恥ずかしいのを我慢して自分の排便シーンを撮影し、 紹介された動画サイトに投稿してみたのだが……。 その数本の動画はいまだにものすごい勢いで閲覧数が増えているようで、とりあえず人の役には立ったらしい。 ただこの先、一人暮らしを始めても、彼女は新しい動画を撮るつもりは全くなかった。 何故かと言えば、一人で撮影するのが非常に面倒くさいことと……何度撮ったところでやることは全部同じだからだった。 あえて同じような内容の物をいくつも作る意味はない。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/469
470: H [sage] 2011/01/11(火) 23:45:16 ID:A7QQGriV ……体質のことと言えば、三月末に引っ越す下宿先のこともやはり心配だった。 もちろん部屋のトイレの性能について、である。 先月の中頃、父親について来てもらって、下宿先の候補を実際に見に行った時のことだ。 二軒目に行ったのは一般的な学生向け(1LDK風呂トイレエアコン付)賃貸マンション。 キャンパスから遠過ぎず近過ぎず、EV無しの4F、日当たり・風通しは良く、覗かれそうな周りの建物もないし 大きな道路からも離れている。 フローリングもまだきれいで、コンビニからも近い。 間取りの狭さについてはまぁ……一人暮らしの大学生ならこんな物だろうと言うところだった。 ドラマとかでよくみる部屋より小さい。 だが何よりも、彼女が一番気になったのはやはりトイレだった。 玄関を入ってすぐ横の、真ん中がカーテンで仕切られた、洋式便器と洗面台がバスタブと一緒に並んでいる…… よくあるユニットバス。 それを一目見た瞬間、彼女は、こうつぶやいた。 「こっちがトイレだったらよかったのに……」 ……言うまでもなく、バスタブを見ての感想である。 比較対象として根本的に間違っている気がしないでもないが、すぐ隣に鎮座するロータンク式の洋便器があまりにも 小さく、頼りなかった。 (本当に、よかったのかな……あそこで) 白い天井を見上げながら、下見のときのことを思い返す。 その後いくつか回ったもののどれも似たり寄ったりで、結局最後は家賃と立地条件から、父親が半ば強引にその二軒目に 決めてしまったが……本当に大丈夫なのだろうか。 不安は尽きない。 それに彼女の中ではまだ、1軒目の部屋のことが残っていた。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/470
471: H [sage] 2011/01/11(火) 23:46:00 ID:A7QQGriV 最初に見に行った――築35年、木造二階建てのアパート。 家賃1万9千円、風呂なしトイレ付1LDK。 ……二軒目よりも広く、5年ほど前に一応のリフォームはしてあって、何より安い。 正直、女子大学生が好んで住むような部屋ではないのだが、これは薫自身が見つけて候補に挙げた物件である。 理由はたった一つ。 このアパートのトイレが未だに簡易水洗の、汲み取り式だったからだ。 (あそこなら、うんちのこと心配しなくて済んだんだけどな……) やはり気にするのはそこだった。 他人が聞いたら呆れるだろうが、彼女は真剣である。 賃貸物件そのものの検討というより、自分の生み出す大量の排泄物の処理をどうするかという一点が彼女にとっては 何よりも重要だった。 結局ここは父親の、 「お前な、この部屋に友達呼べるか? やめときなさいって絶対後悔するから。お金のことなら、薫が心配しなくたって、 そのくらいは大丈夫だから。な?」 という言葉でしぶしぶ諦めたが、まだ未練は残っていた。 「トイレが汲み取り式だから、安心してうんちができるから、ここがいい」 ……それを言うことができたなら、どんなに気が楽だっただろう。 あの日ついて来てくれたのが母だったら、察してくれていたただろうか。 (まぁ、いっか。一人しかいないんだし……いざとなったら、また、バケツで) これからは、念願の一人暮らしをすることになる。 ここは前向きに考えよう。 別にルームシェアをするわけでもないのだ。 考えてみれば部屋の中で堂々と、誰にも見られず邪魔されず、バケツでもポリタンクでも並べて好きなだけうんちはできる。 全く自慢できないが……バケツにまたがって排泄するのもそれを処理するのも、もうすっかり慣れてしまった。 それに洋便器の隣に、大きな「水タンク」だってある。 水道代はかかるだろうが、普段からバスタブに水を入れておけば、バケツで水を汲んで、便器の水が貯まるまでの間に 出したうんちを流すことだってできるだろう。 ……流石に、何年もの経験を重ねた彼女である。 その辺りは臨機応変、創意工夫次第でやり方はいくらでもあるのだった。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/471
472: H [sage] 2011/01/11(火) 23:49:30 ID:A7QQGriV (あ、こういうのは……どうかな) ついでに、どうせほとんどシャワーしか使わないのだから――と、バスタブの底に和式便器のメカニズムを組み込んだ風呂を 彼女は思いついた。 (がばっと跨いで、そのまんま一度に全部……それで水が滝みたいに流れて……。あっ、でもそれ疲れそうだから、 普通に縁に腰掛けて……お風呂の大きさなら3日分くらい、うんち溜めてても全然大丈夫そうだし…………って、 なに考えてるの私) はっと我に返ると、彼女は首を横に振った。 目を閉じて、実際使っているとこを想像してしまっていた。 ……思い付いたところでどうすることもできないが、そのくらいの超大容量水洗便器をどこかのメーカーが 作ってくれないだろうか。 (……神様お願い。大学でだけは絶対に暴発しませんように。あの綺麗なキャンパスを汚したくないです) 彼女はベッドに仰向けになったまま、天井に向かって細い両腕を伸ばした。 ずっと思い描いていた夢の、これが第一歩なのだ。 嫌な思い出にはしたくない。 (色々心配はあるけど……きっと大丈夫。念願の大学生になるんだから、将来のためにいっぱい勉強して、アルバイトして 友達作って、サークルにも入って……) ネガティブなことはとりあえず置いておこう。 そんなことより、考えなければならないことはいっぱいある。 (できれば、素敵な恋人も見つかりますように) 両手を組んだお祈りのポーズで、彼女は決意を新たにするのだった。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/472
473: H [sage] 2011/01/11(火) 23:51:25 ID:A7QQGriV ぐる…きゅ…うぅぅぅ……… 「あぅ……」 夢のキャンパスライフの空想は、またも下半身からの便意で遮られた。 がばっと、彼女は上半身を起こしておなかをさする。 「ちょっ……あぁもう、本当に……少しは空気読んでよ、しょうがないなぁ……」 自分の意思ではどうにも制御できない自分の身体に、恨み節を一つ。 肛門を圧迫する腸内の蠢きが、また大量の排泄物が急降下してきていることを彼女に告げていた。 ……常識では考えられない、一日にバケツ数杯分もの大便を排出し続ける、この身体。 遺伝でも病気でもないようだし、本当にこの体質は一体、どこから来たものなのだろう。 いくら考えても分からない……だがこれからも、末永く付き合っていかなければならない間柄だ。 「はぁ……」 諦めるように小さくため息をついて、ベッドから立上がる。 そして長い髪をくくってからまた、彼女は誰もいない1階へと降りていった。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/473
474: H [sage] 2011/01/11(火) 23:52:40 ID:A7QQGriV 以上です。いつも前置きが長くてすいません。 続きということで時間を進めて、卒業後の進路の事とか絡めたんですが……中学時代の無差別脱糞テロについて 詳しくやったほうが良かったかな? 大量少女であと考えてるのは、いつきに出会う話と、大量体質の秘密に踏み込む話の二つです。 両方ともかなり長いんで、いつ書けるかわかりませんが……。 ではまた。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/474
475: 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/12(水) 00:09:42 ID:jHa0Bl15 >>474 続き美味しく頂きましたそしてGJ! 量が多すぎて最早テロとか何かツボったw 機会があったらそこkwsk読んでみたいです また続きが読めるのをのんびり待ってます http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/475
476: 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/12(水) 10:06:48 ID:iImj+FnB 夢広がるお話wですごい良かった 同じく続き楽しみにしてる http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/476
477: 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/12(水) 10:13:50 ID:W1ojxJUw 薫の健気さに泣いた gj http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/477
478: H [sage] 2011/01/12(水) 23:33:41 ID:ojfrBaUE 急いで仕上げたんでちょっと心配でしたが、楽しんでもらえたようでよかったです。 でも次はいつ書けるか……。 ところで良く考えたら、一軒目の部屋にしていた場合、汲み取りの回数が四月から異常に多くなって絶対怪しまれますね。 普通の部屋でむしろよかったかも。 それと、書き忘れてたんですが、薫の新年のお願いはこんなんでした。 「もし叶うなら、ド○えもんの四次元ポケットが欲しいです。ポケットだけ。……ムリですね。やっぱり、四月からの大学生活がうまくいきますように」 どうして「この体質を何とかしてください」って願わないのかというと、もう毎年毎年、散々祈ってきたからです。 もしポケットが手に入ったらどう使うかは……想像にお任せします。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/478
479: 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/14(金) 06:45:37 ID:bC9hZ3qG ポケットの中に潜み待ち受ける俺惨状 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/479
480: 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/15(土) 00:27:50 ID:5d+YqPVL エヴァのミサト、リツコ、アスカ 種のカガリ、フレイ、ナタル、ルナマリア OOのソーマ、ルイス、シーリン DQの女勇者、アリーナ FFのセリス、エアリス、ベアトリクス、ライトニング これらの女性キャラの立ちションSSを希望したい・・・!? http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/480
481: 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/01/15(土) 13:48:20 ID:nI3LiE+w >>478 四次元ポケットをおむつみたいにはいていれば、いつでも出し放題か 胸が熱くなるな 小正月に遅れながら「薫ちゃんが有機肥料サイトと巡り会えますように」と願ってきた http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/481
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