[過去ログ] 【みなみけ】桜場コハル Part 13【今日の5の2】 (715レス)
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559: ハルカ・カナ嫁コレ参戦 2013/08/01(木) NY:AN:NY.AN ID:nrZPb6Ny(1) AAS
「保坂ー何それ」
「速水か」
「あんたいつの間にスマホなんて買ったのよ。で、何してんの」
「知りたいか」
「別に」
スマホをなでる保坂。
『ひゃっ!そ、そんなところなでたらダメだってば!』
「なんでスマホからハルカちゃんの声が?」
「嫁コレというスマートフォン向けのアプリケーションだ。
画面をなでたりキスをしたりすると画面の中のキャラクターがボイス付きで反応してくれるというものでな。
省19
560: 2013/08/23(金) NY:AN:NY.AN ID:FzFfXnB2(1) AAS
みらウソのネタが出ないな
関係があまり進展してないから想像しにくいのか
561: 2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:NQwdhOhK(1) AAS
そうだろうな
562: 2013/09/03(火)00:06 ID:bywA7xH+(1) AAS
ああ
563: 2013/09/08(日)00:19 ID:PHr3Gto0(1) AAS
保守
564: 1/2 2013/09/15(日)23:36 ID:OdV2K6E9(1/2) AAS
>>554-555
その設定、いただきました! ※独自設定あり
それは猛暑だった夏が終わり、秋らしい涼風の吹く穏やかな休日のことだった。
みなみけには三姉妹のほか夏奈の級友の藤岡、千秋の級友の冬馬が遊びに来ていた。
秋の味覚であるサツマイモの和菓子と熱々の番茶をお伴に、和やかな談笑が続いている。
そんな和気藹々とした雰囲気の中で長姉の春香が唐突に藤岡へある問いを投げ掛けた。
「そう言えば藤岡くんは下の名前なんて言うの?」
「えっ?」
唐突な春香の質問に藤岡本人はおろか、他の少女らも一瞬きょとんとした表情を浮かべる。
そして、一同はこれまで大分みなみけに馴染んでいた少年の名前を知らない事実に思い当った。
省18
565: 2/2 2013/09/15(日)23:39 ID:OdV2K6E9(2/2) AAS
「なぁ、じゃあ今度から藤岡じゃなくて美雪って呼んでも良いか?」
「あぁ、いいよ冬馬」
「へへっ、サンキュー美雪」
そこには名前に一抹のコンプレックスを抱える者同士の、確かな絆があるようにも見える。
もっとも、藤岡の方は冬馬が少女だと知らないので、冬馬の心情を知る由もないのだが。
面白くないのはそのやりとりを傍らで見ていた千秋だ。藤岡に頭を撫でられる冬馬のくすぐったそうな顔を見て、無性に機嫌が悪くなった。
「おい冬馬、そこは私の席だといつも言っているだろ」
「なんだよ千秋、秋に雪は降らないだろ。オレはこれから美雪とJリーグの話題で忙しいんだ」
「むぅ、北海道なら秋でも雪が降る! それにさっきから藤岡に対して馴れ馴れしいぞ!」
「美雪が良いって言うんだから問題ないだろ。千秋も美雪って呼べば良いじゃん」
省17
566: 2013/09/16(月)19:51 ID:XBe/Efl+(1) AAS
乙!
男でミユキだと龍騎の手塚がいるか
関係ないけどカナが出ている某犬アニメでチアキが「紅葉」役になるというガセバレがあったな
567: 2013/09/24(火)19:35 ID:7lF1LqMk(1) AAS
みのりんのブログ(9/22)見て和んだ
568: 2013/10/12(土)22:26 ID:YtF9Yk6c(1/12) AAS
投下します。大分間が空きましたが、>>543-548の続きです。
・保坂×春香
・エロ無し、11分割
・話の展開も遅いですが、それ以上に執筆ペースが遅いです。期待はしないで下さい。
569: folletto2 1/11 2013/10/12(土)22:28 ID:YtF9Yk6c(2/12) AAS
ホテルの一室。ベッドの上には一組の男女がいた。
壁にもたれ、赤ワインのグラスを傾けている男。その傍らに、寄り添うように抱きついている女。
「へーえ、カナちゃんが保坂の店でねえ」
「ああ、よく働いてくれている。明るく、そして美しい。さすがは南ハルカの妹だ」
男は保坂。上半身は裸になっている。そして女は―
「しかし速水。なぜ南ハルカの二人の家族が、娘ではなく妹だということをずっと黙っていた」
「だって、そっちの方が面白いじゃない」
保坂の同級生、速水である。こちらも上半身は裸である。
「それとも何?娘じゃなくて妹だったらあなたのハルカちゃんへの気持ちは変わっていた?」
「いや、それは些細な問題だ。そのことで俺の南ハルカへの想いは変わりはしなかっただろう」
省18
570: folletto2 2/11 2013/10/12(土)22:31 ID:YtF9Yk6c(3/12) AAS
「私が聞いたのは、今でも十年前と同じ気持ちでハルカちゃんを好きかってことよ」
「そんなわけはないだろう。俺は南ハルカに思いの丈を全てぶつけた。そして敗れたのだ。未練などない。
今の俺が愛するのは料理!俺の料理で客を笑顔にする。それが何物にも勝る喜びだ」
十年前、傷心の保坂が全力で打ち込んだこと。それが料理を究めることだった。
「今のハルカちゃんを見ても同じ台詞が言える?美しく成長して大人の女になったハルカちゃんを見ても」
「それは…」
速水はワインを飲み干しグラスを置き、保坂の逞しい胸に触れる。
「ま、そうなってくれた方が私は面白いんだけどね」
「速水、もし俺が再び南ハルカを愛してしまったらその時は―」
「分かってるわよ。あんたがそんなに器用じゃないのは知ってるしね」
省15
571: folletto2 3/11 2013/10/12(土)22:34 ID:YtF9Yk6c(4/12) AAS
カナがフォレットで働きはじめて一週間が経っていた。元々ウェイトレスの経験自体はあったため、仕事にも比較的早く慣れたようだ。
時間は夜の六時。この時間から徐々に忙しくなっていく。
ドアの開く音が聞こえた。
髪を結ぶ位置をいつもより低くして、制服の白いブラウスと黒いパンツを纏ったカナが接客に向かう。
「いらっしゃいませ!ってハルカ。それにチアキも」
仕事と授業を終え、私服に着替えたハルカとチアキだった。
ハルカは現在27歳で会社員。
十年前の時点で大人びた雰囲気はあったが、まさに大人の女性となった今はその魅力の全てが以前よりも増している。
元々老けていたから年相応になった、などと言ってはいけない。
「カナがちゃんと働いてるかどうか気になって」
省17
572: folletto2 4/11 2013/10/12(土)22:36 ID:YtF9Yk6c(5/12) AAS
ハルカはメニューを見ながらカナが戻ってくるのを待つ。
テーブルに乗った料理の写真に、料理の名前と値段が書かれているだけのシンプルな構成。
店主の保坂がデジカメとパソコンで自作したものである。
ページをめくる度に様々な料理の写真が目に入る。
(これを全部保坂先輩が…)
嫌っていたわけではないとは言え、ハルカにとって保坂は一度振ってしまった相手である。
ハルカは最初、再び顔を合わせると気まずくなると思いこの店に来るのを渋っていた。
しかし知人に妹が世話になっている以上、顔を出さないわけにもいかない。
またカナから保坂は十年前の件を気にしていないこと、何より保坂の料理が非常に旨いということを聞いて一度行ってみることに決めたのだった。
知人とは言ったものの、二人の間の直接の接点はあまりない。
省10
573: folletto2 5/11 2013/10/12(土)22:39 ID:YtF9Yk6c(6/12) AAS
「店長ー」
厨房に向かってカナが声をかける。
「カナ、言ったはずだ。俺が厨房にいる間は、シェフと呼べと」
カナを一瞥して再び鍋をかきまぜ続ける保坂。
「えーと…シェフ」
「どうした」
首をカナの方に向ける。
この人の面倒臭さはハルカがたまに見せる面倒臭さに似ている。この一週間でカナはそう感じていた。
「今、ハルカが来ましたよ」
「なにっ!?」
省19
574: folletto2 6/11 2013/10/12(土)22:41 ID:YtF9Yk6c(7/12) AAS
「保坂…先輩?」
一際目立つ長身に整った顔立ち。そしてはだけた胸元から覗く鍛え込まれた肉体。
十年という歳月が過ぎたにも関わらず、ハルカにはすぐに相手が保坂だとわかった。
(こうして見るとやっぱり…)
ハルカはある人物を思い出していた。
(あれから十年の月日が経ったが…やはりお前は変わらず美しい。南ハルカ…)
保坂にとってはかつて一方的に愛した女性との十年ぶりの再会である。にも関わらず。
(しかし…なんだ?何かがおかしい…)
そのハルカを前にして保坂は奇妙な違和感を感じていた。しかし、それはハルカに対してではない。
「お久しぶりです保坂先輩。カナがいつもお世話になってます。ご迷惑かけたりしてませんか?」
省17
575: folletto2 7/11 2013/10/12(土)22:44 ID:YtF9Yk6c(8/12) AAS
九時の閉店時間を過ぎた店内。保坂とカナは片付けにかかっている。
「カナ、少しいいか」
「はい?」
テーブルを拭くカナに保坂が近づく。
「今日、南ハルカと会って話したのだが」
「はあ」
「美しかった…」
「はあ」
目を閉じ、陶酔した表情を浮かべる保坂。
「十年前と変わらず…いや、十年という時を経て更に美しさに磨きをかけていた」
省30
576: folletto2 8/11 2013/10/12(土)22:46 ID:YtF9Yk6c(9/12) AAS
南家のリビング。ハルカとチアキは既に帰宅してテレビを見ながらお茶を飲んでいた。
時刻は九時半を過ぎている。
「ハルカ姉様、カレーリゾット美味しかったです」
「そう。よかったね」
結局カレーライスはなく、保坂にお勧めされた同じ米料理であるカレーリゾットを頼んだのだった。
「分けてもらったヴォンゴレもすごく美味しかったです」
「うん。カナが褒めるだけあって一味も二味も違ったね」
「しかし、カレーの妖精がハルカ姉様の先輩でカナの雇い主だったとは驚きました」
近所のスーパーでたまに見かける、料理に詳しくよく独り言を言っている大男。十年前、よくチアキからその話を聞かされていた。
そして妖精の言葉のおかげでチアキはある程度野菜嫌いを克服出来たのだった。
省17
577: folletto2 9/11 2013/10/12(土)22:50 ID:YtF9Yk6c(10/12) AAS
「ハルカ姉様、妖精は学校ではどんな感じだったんですか」
チアキは目を輝かせながら尋ねる。
「どうって言われても…あんまり話したことないから。バレー部の部長ってことくらいしか知らなかったし」
「そうですか…」
かつて保坂に告白されたことはやはり言わない。
カナは二人のやり取りを見て口元をニヤリとさせた。
「なあチアキ、もし妖精がハルカと付き合うとしたらどうする?妖精はハルカに相応しいと思うか?」
「ちょっとカナ!」
ハルカは慌ててカナに詰め寄る。
「大丈夫だって。告白のことは言ってないだろ」
省22
578: folletto2 10/11 2013/10/12(土)22:52 ID:YtF9Yk6c(11/12) AAS
「今はどうなんだ?私もチアキももう大人だ。まあ、少なくとも私はハルカに男が出来ても気にしないぞ。言い寄ってくる男とかいないの?」
「いなくはないけど…」
「けど?」
恥ずかしさの中から本音を搾り出す。
「私だって…付き合うのは本当に心から好きになった人とにしたいもの…」
やはりというべきか、生真面目なハルカは恋愛に対しても生真面目な考え方であった。
「カナだって、藤岡君のことが好きになってから付き合い始めたんでしょ?」
「あー、そういえばそうだったな」
カナはあっさりと同意した。
「ねえカナ。もし藤岡君からもらった手紙を果たし状だと勘違いしていなかったとしたら…どうしてたと思う?」
省12
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