[過去ログ] 【みなみけ】桜場コハル Part 13【今日の5の2】 (715レス)
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571: folletto2 3/11 2013/10/12(土)22:34 ID:YtF9Yk6c(4/12) AAS
カナがフォレットで働きはじめて一週間が経っていた。元々ウェイトレスの経験自体はあったため、仕事にも比較的早く慣れたようだ。
時間は夜の六時。この時間から徐々に忙しくなっていく。
ドアの開く音が聞こえた。
髪を結ぶ位置をいつもより低くして、制服の白いブラウスと黒いパンツを纏ったカナが接客に向かう。
「いらっしゃいませ!ってハルカ。それにチアキも」
仕事と授業を終え、私服に着替えたハルカとチアキだった。
ハルカは現在27歳で会社員。
十年前の時点で大人びた雰囲気はあったが、まさに大人の女性となった今はその魅力の全てが以前よりも増している。
元々老けていたから年相応になった、などと言ってはいけない。
「カナがちゃんと働いてるかどうか気になって」
「つまみ食いとかしてないかどうか気になってな」
「失礼な!うちは結構忙しいんだぞ。冷やかしに来たんなら帰りなさいよ」
顔をそむけるカナ。
「客に対する態度がなってないな。早く案内しろ、バカ野郎」
「はいはい。三番テーブルへどうぞ」
カナが二人を席に案内し、二人は注文を選びはじめる。
「それではご注文がお決まりになりましたら声をおかけ下さい」
別人のように丁寧な口調になるカナ。チアキは"美少女モード"のカナを思い出した。
「店員さん、この店のおすすめってありますか」
ごく自然に目の前にいる店員に質問するハルカ。
「お、おすすめですか。少々お待ち下さいませ」
普段に近い口調に戻ってカナは厨房に向かっていった。
「ハルカ姉様。この店、そら豆とキャベツのペペロンチーノがあります」
メニューを見ながら言うチアキ。
「へえ、珍しいね。チアキはそれにする?」
「いえ、春限定のメニューのようです。私はミートソースにします」
子供っぽいチアキの味覚は十年前とさほど変わっていないようだ。
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