[過去ログ] 煩悩の十二国記*十四冊目 (1002レス)
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22: 浩瀚×祥瓊 雪 2011/02/03(木)07:40 ID:o+8sYHV7(12/14) AAS
もう…荒れてないのかと、恐る恐る祥瓊も浩瀚の背中に腕を回した。
「…なにを言って…いいんだか…」
深く溜め息を吐かれ、浩瀚の身体が祥瓊に凭れかかる。温かい…。その温もりと重さが嬉しかった。
浩瀚の手が無心に祥瓊の髪を撫でる。手の平の大きさに安心する。
「…おかえり…なさい」
ようやく…自分の所に戻って来た…そう感じて嬉しかった。祥瓊の閉じられた瞼から涙が零れる。
浩瀚の背中を撫でていた祥瓊の指が、引きつれたような痕に触れた。
「…ここ?」
「ああ…もう、わかりにくいな…」
白く引きつれたような傷。刺し貫かれた矢の痕。祥瓊の唇がそこに当てられ軽く吸い上げた。浩瀚の顔がしかめられる。
省12
23: 浩瀚×祥瓊 雪 2011/02/03(木)07:42 ID:o+8sYHV7(13/14) AAS
初の…お口ででしたな…
新しいスレでの初投下
お目汚ししつれい
この話の陽子のエロは前のスレにあります
24: 2011/02/03(木)20:20 ID:SmF8dX2p(1) AAS
>>8>>10
次スレでは一応テンプレに入れといた方がいいんじゃないか?
容量制限は500kって事と
その付近になったら次スレが立つまで自重するとか
25: 2011/02/03(木)21:48 ID:K/DRjJLq(1) AAS
いやぁ〜最近の職人さんのガンバリには頭が下がります。乙であります
ちなみに2ちゃんの512k制限は昔からあり有名、AAスレがよく引っ掛かっていた
26: 2011/02/03(木)22:45 ID:fTR7fkUE(1) AAS
きもっ
27(1): 2011/02/03(木)22:50 ID:o+8sYHV7(14/14) AAS
なかなか、日常に帰れません。
仕事中、頭だけあーだから、こーしてと考えているうちに、無表情になったと笑われました。
前スレでも、書きましたが、気をつける事があったら教えてください。
おやすみなさい
28: 2011/02/03(木)23:16 ID:JLsF/p+i(1) AAS
頻繁に投下って幸せだな。職人様ありがとう。
今から風呂で図南の翼よんでくる。
29: 2011/02/04(金)10:22 ID:z6iAFNq/(1) AAS
>>27
いつも乙
スレを使い切る前に
次スレを立ててURLを書いておいて貰えると
他の人が路頭に迷わないで済むのでいいと思います
30: 2011/02/04(金)12:06 ID:2HRfpgh0(1/5) AAS
本当に、縛りを知らず申し訳ない。
1000スレ縛りは知っていたんだけど…512KM縛りは知らなくて。
迷わないようにして下さいと、祈る気持ちしかないです。
自分も迷子になるかと思った。
31: 2011/02/04(金)12:10 ID:2HRfpgh0(2/5) AAS
さて、お昼ご飯の時間です
珍しく、短編。
浩瀚…祥瓊
ていうか、祥瓊
こういう夜もあるわなと。
2落とします。
32: 浩瀚…祥瓊 独り寝 2011/02/04(金)12:13 ID:2HRfpgh0(3/5) AAS
…冢宰…
影の声に寝台から身を起こした。
…主上がお呼びです…気配が消える。
浩瀚は、寝台から立ち上がりながら、身を固くして様子を伺っていた祥瓊になんでもない、と笑いかけた。
「寝てなさい」
そう言い残し、着替えをし部屋を出て行った浩瀚の後ろ姿を見送り…祥瓊はゆっくりと寝台に身体を伸ばした。
…静かだわ…片腕に頭を乗せるようにして、先程まで隣りにいた浩瀚の温もりを指で確かめる。敷布の温もりは、しばらくすると冷たくなった。
主上の呼び出し…こんな夜中に…。なんかあったのかしら…。一介の女史と冢宰では、知らされる国の事情に雲泥の差がある。分かっている分、なにもできない事に深く息を吐いた。
帰って来るか…わからないわね…。そのまま朝議ということもある。伸ばした腕で何気なくない枕元を探って、身体を起こした。
「…煙管が…ないわ」
省13
33: 浩瀚…祥瓊 独り寝 2011/02/04(金)12:15 ID:2HRfpgh0(4/5) AAS
…浩…瀚…
指が合わされた太股の間に触れる。
…だめ…ここでは…だめよ…
知らぬ間に歯が軽く下唇を噛んでいた。
…大丈夫…帰って来ないわ…
どこからか、甘く優しい声もする。
誘惑に負けた気がした。
…ごめんなさい…
何に謝ったのだろう…わからないまま、指先に心を任せた。
指先が思っていたより濡れている事に驚いたように離れた。でも、ゆっくりと…撫でるようにして差込まれて行く。
省22
34: 浩瀚…祥瓊 独り寝 2011/02/04(金)12:16 ID:2HRfpgh0(5/5) AAS
珍しく、エロのみ?の気分。
時間がなかったので、ここまで。
お目汚ししつれい
35: 2011/02/04(金)23:54 ID:2MzyVkAz(1) AAS
いい加減、浩瀚×祥瓊ウッゼ
自分語りもウッゼ
36: 2011/02/05(土)01:18 ID:81BuGQ2e(1) AAS
GJ!毎日、投下を楽しみにしてます。
37(1): 2011/02/05(土)02:01 ID:GP10fVdZ(1) AAS
前書きや後書きは一切書かず、SS『だけ』投下すればいいんでない?少なくとも、この職人さんは
38(1): 2011/02/05(土)07:18 ID:QgYoNmEB(1/8) AAS
事前報告
景麒×陽子
普通
…6落とします
39: 景麒×陽子 本 2011/02/05(土)07:20 ID:QgYoNmEB(2/8) AAS
「…物凄い…本だな」
感心したように陽子が部屋の中を覗き込んでる。
「掃除が行き届いておりませんで…」
浩瀚の建物のあらゆる部屋を探検気分のように巡りながら、たまに絵のついた書籍を引っ張り出して見る。
「主上!貴重なものですよ」
「わかってる」
声だけ聞えて、景麒が呆れたように溜め息をついた。
「休んでおられたのではないか?」
殺風景な浩瀚の私室の円卓に座りながら、景麒が申し訳ないという表情をする。浩瀚が苦笑いして首を振った。
「とんでもない。もともとこの建物も、主上のものです」
省23
40: 景麒×陽子 本 2011/02/05(土)07:22 ID:QgYoNmEB(3/8) AAS
一冊を誰かが書き上げ、古くなる前に誰かがまたそれを写す。その繰り返しで今の手元にある本ができる。
「…確かに…貴重だな…」
きっとあちらの国でも印刷が無い時代はそうだったのだろう…。おいそれと子供が触れるものじゃない。
「…子供向けかは分かりませんが…」
浩瀚が、棚の中から一冊の書籍を引っ張り出す。
「…地方の言い伝え…あちらこちらで言葉だけで伝えられて来た話をまとめたものです」
紙をやはり丁寧に捲って見せる。墨一色だが、見開きにたまに絵がかいてある。
「…妖魔?」
景麒も興味深そうに覗き込んだ。
「…武勇伝みたいなものか?」
省26
41: 景麒×陽子 本 2011/02/05(土)07:23 ID:QgYoNmEB(4/8) AAS
「…お…」
おっと…そうか…なるほど…。見る間に顔が赤くなるのがわかった。
膝に乗せられた女性の肩に男の顔。着物は纏ったままだが…なにをしようとしているのか、もしくは、その…。
小さく笑った。やはりあるのか…こういう本は…こちらにも。
だが…この本には…よくわからないが愛嬌があった。どことなく…愛らしくて可愛らしい。
作者の絵筆に込められた愛情が、本から溢れ出して来るようだ。絵を書くことが好きで、女性を書くことが好きで…。
丁寧な筆で細かい部分まで色付けしてある。乱れた裾…柔らかく重なった手の爪…。残念ながら…古い本なのだろう…色が掠れてしまっている。
「勿体ないな…」
つぎの頁は、女が寝そべった後ろから男が覗いている絵だった。男の手が女の胸元に差し込まれている。
頬に一筋の髪がかかっている。その表情が…愛らしい…。
省21
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