【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 5冊目 (775レス)
【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 5冊目 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308289584/
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141: 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/02/01(水) 00:49:53.59 ID:iKHGWvRj そして、冒頭に至る。 「……お前は、普段からそれを食べてるのか?」 雪姫の目の前には、30センチはあろうかというほどの巨大なパフェ。 先日円が食べていた、スペシャルサンデーデラックスパフェではなく、グッドチューズデーエキサイトパフェと言うらしい。雪姫曰く、サンデーの方とは少し異なり、フルーツが多めに盛られているとのこと。 なぜ平日にスペシャルサンデーなのかはわからないが、ジュウはよくもそんなに甘い物が食べられる物だと思っていた。 円は、雪姫や雨と来る時は食べれないとか言っていたが、逆に、雪姫や雨は普段から食べているのだろうか? 雪姫はキョトンとして、「いや、無理でしょ?」と答えた。 「無理?」 確かに物量的にはかなりきついかもしれないが、女は甘い物は別腹と言うし、実際、円は完食していた。 「だってほら、ここに書いてあるじゃん」 雪姫が机を指差す。 そこには限定メニューと大きく書いてあり、その下に、それらのメニューの名前が並んでいた。 限定メニュー! ご家族限定! 親子プレート! 兄弟・姉妹限定! 仲良しフルーツ盛り合わせ! カップル限定! 日替わりパフェ! (曜日によってそれぞれ盛り付けが違います!) 「……いつの間に俺とお前はカップルになったんだ……?」 「まあまあ、細かいことはいいじゃん!」 雪姫のあっけらかんとした態度に、ジュウは大きく溜息を吐いた。 「溜息吐くと、幸せが逃げて行くんだよー」 「知るか」 「自分のだけじゃないよ。周りの人のも逃げて行くんだよ?」 「知るか」 「ひっどーい」 雪姫は喋りながらもペースを落とすことなくスプーンを動かして行く。 円は後半きつそうにしていたが、普段からこういう物を食べている雪姫は余裕なのだろうか。 「なに? 私の顔になんかついてる?」 「嫌、よく食えるなと思ってな」 ジュウが言うと、雪姫はなぜかふんぞり返りながら、 「甘い物は別腹なのです!」 「……そうか」 ジュウは今日もコーヒーを頼んでおり、既に3杯目。 しかし、雪姫は円より食べるペースが早いので、先日のように口の中がコーヒー一色になることは避けられそうだった。 その3杯目が空になろうかという時、雪姫が唐突に質問して来た。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308289584/141
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