【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 5冊目 (775レス)
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550: 2014/11/23(日)20:29 ID:8sN1LYyH(2/8) AAS
「どうしたの紅くん?遠慮しないで食べていいのよ?」
「………結構です。」
目の前に並べられている、とても豪勢で煌びやかな料理の数々。
駆け出しの揉め事処理屋である真九郎にとって、めったに口に出来ない品々だ。
そんな料理を間に挟んで真九郎と向かい合って座っている女性もまた、まず街中ではめったにお目にかかれない程の美女であると思う。
幼さを残した、しかし何処か妖艶な整った顔立ちに、艶やかな薄紫のパーティードレスに深く食いこんだスリット。
そのスリットから除く白磁のような素肌、なによりもキュっと締まった腰のくびれの上から強烈に自己主張している豊かな膨らみが女性のスタイルの良さを表していた。
豪華な料理に見目麗しい女性とのディナー。普通なら、これに心躍らない男はいないだろう。
実際、真九郎も彼女相手でなければ食事を楽しめたはずだ。
「切彦ちゃんは、無事なんですか?」
省2
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