[過去ログ] 【山本太郎】れいわ新選組13 【十匹の侍】 無印 (1002レス)
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447: 2019/07/10(水)00:17 ID:Y4BDHq/+(2/6) AAS
幻想の経済成長 作者:デイヴィッド ピリング
本書は、昨年英語圏で出版されるや、アメリカのトランプ現象やイギリスの欧州連合(EU)離脱などの根底に潜む
様々な要因を「幻想の経済成長」というプリズムを通して分析し、直ちに「時代精神を見事に捉えた」という高い評価を得た。
著者のデイヴィッド・ピリングは、2002年から08年まで英フィナンシャル・タイムズ紙の東京支局長を務めた
ベテラン報道記者で、その後、アジア編集長を経て、現在はロンドンを拠点にアフリカ編集長を務めている。
GDPや資本主義の限界に関する議論は、近年メディアで最もホットなテーマの一つであり、
その入門書としても理想的な一冊と言えるだろう。
日本でもアベノミクスの限界が取り沙汰され、「賃金統計」の不正問題をきっかけに、経済統計全般に対する関心が
かつてなく高まっていることを考えても、その内容はきわめてタイムリーである。
”私が深刻な不況の最中にあるとされたこの国に到着して抱いた最初の印象は、「日本には金持ち が多そうだ」というものだった。
イギリス北部出身のある国会議員は、訪日した際に夜の東京を こうこうと照らすネオンや、レストランやバーの外にできた
長蛇の列を見てこんな感想を述べた。「これが不況だというなら、うちの選挙区にもぜひ欲しいものだ」
(『日本‐喪失と再起の物語』 ハヤカワ・ノンフィクション文庫上巻、241頁)”
この印象的な逸話は、前著の第4部「ポスト成長神話」に登場する。
当時の日本は、バブル崩壊を 経て「失われた20年」の低成長期に突入していた。ところが、と著者は言う。
”名目GDPだけから見れば「悲惨な状態」にあるはずの日本で、悲惨さを感じることはまるでなかったのである。
失業率は極端に低く、『物価は安定しているか下落しており、国民の大半の生活水準はむしろ上昇』していた。
地域社会の結束も、少なくともアメリカ、イギリス、フランスと比較すれば、失われていなかった。
犯罪率は低く、薬物乱用もほぼ皆無に等しい。食事や消費財の品質は世界に通用するし、
国民の健康状態や平均寿命も世界でトップクラスである。
だが、それにもかかわらず、経済学のプリズムを通して見れば、日本は悲惨な失敗例にほかならなかったのだ。(本書31頁)”
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