ラテン語スレ [無断転載禁止]©2ch.net (719レス)
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408: ボケ老人 (オイコラミネオ MMdf-WOrK) 2019/11/04(月)11:33 ID:XlW6jtHfM(3/5) AAS
フィンランド語が印欧語でないことは言うまでもないので、こりゃウラル語の特徴か、ウラル語(フィン・ウーゴル語族)って面白れーな!と感じ、ハンガリー語にも手を出したが、
ハンガリー語でもほぼ同じ事情であることが分かった。
洪語でりんごは alma であり、複数主格形としてはちゃんと almák という形が存在する。
でも何個かあると言いたい場合、néhány 'some, several' なる語に続く名詞は単数形しか取れず、
動詞も自動的に3人称単数現在形になる:
az asztalon van néhány alma
(van は存在を示す動詞の3単現で、複数形なら vannak)
しかし、「そのテーブルの上にある(複数個の)りんごはとても美味しい」なら
nagyon jók az almák, amelyik az asztalon vannak となる。
nagyon「とても」 jó「良い、美味しい」(-k は複数を示す語尾)
amelyik は先行語が複数形を取る場合の関係代名詞。
洪語と芬語の決定的な違いは、前者には定冠詞が存在する(a/az:この2形の使い分けは後続語が母音で始まるかどうかだけであり、単複の区別はない)ことで、
almák と複数形を使う場合は、何かしら限定を受けているのでほぼ自動的に az almák と定冠詞がつくことになる。
つまり、限定を受けない複数個のりんごなら alma であり、日本語の「りんご」と同じで、それだけでは1個だけのりんごのことか、複数個のりんごなのかの区別は付かない。
区別は付かないというより、そういう区別を日本語とハンガリー語は必要としていない。
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