5世紀頃までの国境と守備軍事的長ヒナモリ Part1.1 (761レス)
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438(2): 07/01(月)17:02 AAS
奴国が位置していた筑前国には、現在の福岡市にあたる糟屋郡に「夷守駅(ヒナモリえき)」(『和名抄』)があった。現在は日守神社が建っており、卑奴母離が駐屯していた場所と考えられている。
『延喜兵部式』(延長元年・923年)には日向国諸県郡に夷守駅が記されており、『日本書紀』景行天皇紀に登場する兄夷守・弟夷守がいた場所でもある。現在は宮崎県小林市細野夷守となっている。
近くの霧島岑神社は夷守神社とも称されている。3〜4世紀頃、熊襲や隼人に対する守備隊が駐屯していたと考えられる。
『和名抄』は越後国頸城郡「夷守郷」を「比奈毛利」(ヒナモリ)と訓をつけている。現在は新潟県妙高市に「美守」(ヒダモリ)があり、新潟県上越市にはかつて美守村が存在した。3〜4世紀頃、北陸道の守備隊が駐屯していたと考えられる。
『延喜式神名帳』には、美濃国厚見郡(現在の岐阜県岐阜市茜部本郷)に比奈守神社を収めている。3〜4世紀頃、飛騨(ヒダ)人に対する守備隊が駐屯していたと考えられる。
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