[過去ログ] 【九州説】魏志倭人伝を正しく読む 邪馬参拾 (1002レス)
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632: 06/22(土)12:09 AAS
『古事記』『日本書紀』の神話において、九州が物語の舞台として重要な役割を果たしていることは明らかだ。天孫降臨神話における日向国、神武東征神話における熊襲征伐など、九州各地を舞台としたエピソードが数多く語られている。しかし、なぜ神話編纂者たちは、九州に如此にも深い関心を抱き、物語に織り込んだのだろうか?

神話の内容を単なる架空の物語として捉えるならば、九州への偏重は説明が難しい。しかし、史料を掘り下げることで、その必然性が浮かび上がってくる。

まず、『古事記』神話の資料となっている個別神話は、その多くが北九州の地で伝承されてきたものであることが指摘されている。例えば、天孫降臨神話に登場する高千穂峰は、宮崎県に実在する山であり、古くから神聖な場所として信仰されてきた。また、海幸彦・山幸彦神話に登場する鵜戸神宮も、宮崎県にある。このように、神話に登場する地名や施設が実際に存在することから、これらの神話は北九州地方で生まれたと考えられるのである。

さらに、考古学的調査からも、北九州地方が古代において重要な拠点であったことが示唆されている。例えば、福岡県にある吉野ヶ里遺跡は、弥生時代後期の大規模な集落遺跡であり、当時の権力者たちが居住していたと考えられている。また、佐賀県にある江田船山古墳は、前方後円墳としては日本最古級の古墳であり、被葬者がヤマト王権と密接な関係にあったことを示唆している。

これらの史料から、北九州地方は古代において政治、経済、文化の中心地として栄えていたことが推測される。そして、そのような繁栄を背景に、神話的世界観が形成されていったと考えられるのである。
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