卑弥呼=天照大神の方が盛り上がるやん? (385レス)
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374(1): 08/31(土)17:32 AAS
邪馬台国の女王卑弥呼と天照大御神――歴史ロマンと学術の狭間で
邪馬台国の女王卑弥呼と、日本神話の中心人物である天照大御神。一見、時代も役割も異なる二者を同一視する説は、歴史ロマンを掻き立てるものとして、人々の関心を集めてきた。しかし、この説は歴史学の視点から見ると、いかに魅力的な仮説であっても、根拠に乏しいと言わざるを得ない。
卑弥呼は、魏志倭人伝に記された実在の人物である。その治世は、邪馬台国が周辺の諸国を服属させ、国際的な交流を行っていたことを示している。一方、天照大御神は、日本神話の最高神であり、その存在は神話の世界に属する。両者を同一視する根拠として、女性であることや、宗教的な権威を持っていたことなどが挙げられるが、これらは共通点に過ぎず、同一人物であることを証明する決定的な証拠とはならない。
さらに、時代背景も大きく異なる。卑弥呼が活躍した時代は、弥生時代後期であり、鉄器が普及し、国家形成が進んでいく時代である。一方、天照大御神の物語は、神話の世界であり、具体的な時代設定は存在しない。歴史的事実と神話の世界を安易に結びつけることは、歴史学の立場からは避けるべきである。
卑弥呼と天照大御神を同一視する説は、歴史ロマンとして楽しむことはできるだろう。しかし、歴史学の視点から厳密に検証すると、その根拠は脆弱である。歴史研究は、史料に基づいた客観的な分析を重視するものである。魅力的な物語に惑わされることなく、歴史的事実に基づいた冷静な判断が求められる。
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