【日本史】GHQに焚書された書籍 (542レス)
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480: ブログ転載 2024/11/17(日)15:17 AAS
登極令による即位の大礼はこれがはじめてあって、今上天皇が第二回である。登極令によってなされる即位礼であるから、今上天皇の即位大礼と大体において同じことであった。従って未曾有の盛儀であったのである。
学習参考
(1)挿絵解説
「東京帝国大学に行幸しなさる」絵は聖徳記念絵画館書題考証、五姓田芳柳筆の内からとったもので、明治天皇最後の行幸でいらっしゃる。時は明治四十五年七月十日午前十時頃である。そして七月十四日には宮内省から御容体書が発表されているのだから、この頃は御病気を押しての行幸と拝察される。この日は東京帝国大学の卒業式に行幸になったので、図に見える門は、もとの加賀候御門で赤門である。これが帝大の門になっているから、赤門といえば東京帝大の表徴となっている。天皇の御馬車は今、赤門の前を御通過になって、帝大の正門に向かわれるところである。正門はこの時に新設されたものである。
「国民は天皇の御平癒を祈り申し上げる」絵は当時の写真によったもの。向こうには宮城〔※皇居〕御土居の石垣が見えている。そのこちらは御濠、そのこちらは鉄柵、女学生一団の御平癒祈願のところは広場である。明治四十五年七月十四日から三十日までは、宮城〔※皇居〕前は引きもきらず、こうした状態が続いたのである。国民精神の発露を味あわねばならない。
(2)指導要領
国体ということは主権がどこにあるか、主権と人民との関係はどうであるか。この二つの問題に答えればよいのである。
我が国の主権は万世一系の天皇にある。そして天皇と人民との関係は、義則君臣、情則父子ということになっている。これが我が国の国体である。
この教材などは明らかにこの国体観念の例証をあげているものと見たほうがよい。
すなわち明治天皇から大正天皇へ連繋する間隙のない皇位の厳存がこの教材にあらわれているし、また皇室が垂れなさった御恵みと、人民が捧げ申し上げる赤誠とが、ぴったり一致して日本が発展したこともあらわれている。
この理由で国体観念の養成をまともに追求してこの教材を取り扱えばそれでよい。
体験的な思い出話とか、当時の新聞雑誌その他当時の実感的伝承が環境となれば成功する。
ここで明治史をひとまとめにして、大正時代以後を展望させることもよいことである。
※登極令=天皇の代替わりに関する旧皇室令
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