[過去ログ] 【幕末の】水戸藩・天狗党の乱【悲劇】3 (756レス)
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730: 2022/09/23(金)23:04 ID:iiAqLOC20(13/14) AAS
八卦堂は弘道館全体の中心に建てられ、その中に「弘道館記」(建学の精神を記した文章)
を刻んだ大理石を収めた。やや押しつけがましいというか、何事も徹底して行い、懈怠を
許さない斉昭公らしいやり方である。
何故八卦堂という名称なのかといえば、八面ある壁面の上部に、それぞれ算木を並べ、
易の「卦」が示されているからである。
八卦堂についてはここが詳しい。
外部リンク:ibamemo.com
易経にある「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず」。
この言葉が図にされているので是非ご覧頂きたい。
両儀、四象、八卦は算木を使って表示される。
このページの説明にあるように、算木の真っ直ぐな横棒は「爻」(こう)と呼ばれ、中央に
切れ目が無いものと切れ目が入ったものとがある。
切れ目が無いただの一直線の棒を「陽爻」、切れ目があるものを「陰爻」と呼ぶ。
(今は一枚の板が陰陽裏表になっているものが多い)。
易は陰陽五行説に基づき、この世のすべての事象を陰と陽の組み合わせで説明する。※
この陰と陽をそれぞれ「陽爻」と「陰爻」であらわし、具象化するものが算木なのである。
爻が2本あれば陰陽四つの組み合わせが表示できる。これが四像である。
爻が3本あれば陰陽八つの組み合わせができる。これが八卦である。
八卦堂の外壁には、この八つの卦が表示されているのである。
例えば八卦堂の入口は真東を向き、その上部には「震」(しん)を示す算木がある。
その横の東北の壁面には「巽」(そん)、真北の壁には「坎」(かん)である。
このようにして八面の壁を使って八卦が示されている。
外部リンク[svg]:upload.wikimedia.org
なお、韓国の国旗には中央に赤と青の二色で「太極」を置き、四隅に八卦のうち四つの卦が
置かれている。

※易者は筮竹(ぜいちく)と算木を使って卦を導き出す。
(易者のみならず、明治の頃までは筮竹で易占をする教養人がいた。幕末から明治にかけて
活躍した高島嘉右衛門は有名である)。
八つの卦だけでは大ざっぱすぎて占いには使えないので、八つの卦を縦横に重ね、8x8で
六十四の卦を作った。古代からの聖典である「易経」は、孔子が監修したといわれるが、
この六十四卦の意味を解説する書である。
卦を導く方法は、古来亀卜(きぼく)や太占(ふとまに)などである。
簡易なやり方もある。タロットでもサイコロでも原理は同じである。
易者がするのは筮竹占いである。
50本の竹籤の1本を太極として残し、残りの棒を二つに分け、数を数えて出た数字によって
陰陽を判断する。陰は短い2本の棒を並べ、陽は1本の棒を置く。
(今は1本の棒の表が陽爻、裏は真ん中を色違いにして陰爻を現すようになっている)。
これで目に見える形で卦が示されるということになる。
動画・易占の仕方
外部リンク:uranaitv.jp
動画リンク[YouTube]
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