[過去ログ] 日本びいきの外人を見るとなんか和むpart192 (1001レス)
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10: 例えばこんな日本びいき 33 2012/04/08(日)22:44 ID:LofSVuTb(2/3) AAS
前置きが長くなりました。
海外においての「源氏物語」の偏重。
その原因を作ったのが、今回紹介するアーサー・ウェイリーという人物です。
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アーサー・ウェイリー(Arthur David Waley)は、イギリスの東洋学者。
1889年、ユダヤ人経済学者の子供として生まれました。
1907年、ケンブリッジ大学に入学。古典学を専行し1910年卒業。
進学を望んでいたようですが、本人の体調が優れず諦めたようです。
1913年から大英博物館に勤務。
1914年、姓をユダヤのものからウェイリーに改めます。
彼は、語学に優れた才能があったようです。
日本語は、アラビア語とともに西欧の人々にとって最も習得が困難な言語と
いいます。また、この時代、西欧では美術品・工芸品において、日本ブームが
到来して久しかったのですが、一方で、言語としての日本語に関わる
文献・専門書は、殆どない状況でした。
そんな中、彼は独学で日本語と古典中国語を習得。
数々の日本・中国の古典の翻訳を行います。
代表作は、何といっても「The Tale of Genji」(源氏物語)
1921年から、六巻に分けて出版されました。
著作の中で、彼は、西洋人にはわかりにくい当時の日本の風習を、
いくつものの説明・注釈をつけて解説。
その「自由すぎる翻訳」は、一部で批判もあるものの、一方で、
原作にすらない「新たな世界観」として、強い支持も受けています。
著作はイタリア語、フランス語、ドイツ語などに二次翻訳され、その後の
日本文学の翻訳ブームの火付け役となりました。
上で記したように、海外において「源氏物語」の偏重を生んだのも、
彼の著作のレベルが高く、その影響力が強すぎるのが原因です。
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