[過去ログ] 長野県佐久市 (1002レス)
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953: 2022/01/06(木)13:08 ID:LK9Ub6+c(11/58) AAS
また、財務相には「3A」の一角・麻生太郎氏の側近にして親戚の鈴木俊一氏が起用された。鈴木氏は大ベテランだが、財政通と呼ばれる経歴はない。麻生氏は党副総裁に移るが、その後も実権を握り続けるつもりなのだ。

 これが、安倍氏による「新・闇将軍」体制の確立なのである。
954: 2022/01/06(木)13:09 ID:LK9Ub6+c(12/58) AAS
小選挙区制の時代では、「闇将軍」は現れないはずだった
 正直、これまでちまたでよくいわれる安倍氏の「影響力」について懐疑的だった。派閥の親分のような大物政治家が、裏でカネを配って権力を振るったのは遠い昔の話だからだ。

 90年代、「政治・行政改革」によって資金と人事と公認の権限を握るのは、首相(党総裁)と党幹事長、そして官房長官となった。一方、派閥は力を失った。だから、資金、人事、公認の権限を与えない限り、史上最長の長期政権を築いた元首相といえども、権力を振るうことはできない。首相を退任して無役となった政治家が政界に隠然たる影響力を保つというのは、難しいと考えていた。
955: 2022/01/06(木)13:10 ID:LK9Ub6+c(13/58) AAS
ところが、安倍氏は総裁選で、したたかに動いて岸田氏を勝たせた。そして「人の話をよく聞くこと」が長所だという岸田氏によく話をしたのだろう。資金配分権、人事権、公認権を握る幹事長、官房長官は、安倍氏の手中に収まった。さらにいえば、選挙に直接影響する支持者への利益誘導を決める財務相と政調会長まで、安倍氏の影響下に入ったのだ。

 これが、派閥の親分たちが支配した「中選挙区制の時代」とはまったく違う、「小選挙区時代」の新しい「闇将軍」の誕生だと思う。

 本来、選挙制度が改革されたのは、何の公的な権限も権力も持たないはずの派閥の親分たちが、首相や党幹事長などよりも影響力を発してしまう「権力の二重構造」を壊すためだった(第16回)。

 言い換えれば、小選挙区制の時代では、「闇将軍」は現れないはずだった。実際、首相や党幹事長などのポジションを実際に得た政治家が、その任期の間に権力・権限を行使する。その結果が、政権交代が起きやすい小選挙区制の選挙によって、国民から民主的に審判を受ける制度に変わった。長期的には、権力・権限は特定の政治家には集中しないはずだった(第115回)。
956: 2022/01/06(木)13:11 ID:LK9Ub6+c(14/58) AAS
岸田政権が長引けば、「新・闇将軍」の力が強大に
 安倍氏が、岸田政権期にこの支配体制をしっかり構築し、岸田政権が総選挙、参院選を乗り切り長期政権化すれば、どうなるか。人事権、資金配分権、公認権を「新・闇将軍」が掌握し続け、新人候補は「新・闇将軍」の推薦する人ばかりになることはありえる。現在でさえ、自民党議員の約4割は、安倍政権期に初当選した若手だが、それ以上に安倍氏の影響下にある政治家が増えて、党内の多数派となっていく。総裁選で勝てるのは、「新・闇将軍」に従う人ばかりになる。

 そうなれば、誰が首相になろうと、人事権、資金配分権、公認権を行使するポジションに就くのは「新・闇将軍」の影響下にある政治家だけになる。だから、安倍氏をただの「首相の後見役」とみなすのは甘いと思う。「新・闇将軍」と呼ばせていただくのが妥当だ。
957: 2022/01/06(木)13:12 ID:LK9Ub6+c(15/58) AAS
永田町に「新・闇将軍」が誕生しようと、国民にとって重要なことは、政治が国民の生命と安全、生活を守ってくれるかどうかだ。「新・闇将軍」の影響が強まると、岸田政権が「保守化」「右傾化」すると思われるだろうが、事は単純ではない。

 安倍政権時代の国内政策は、実は「女性の社会進出」「全世代社会保障」「教育無償化」「外国人単純労働者の受け入れ」など、社会民主主義的な傾向が強かった(第218回)。これらは、保守派の不満が強かったが、それを押し切って実行された。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」も含めて、世論・社会情勢の変化に対して「現実的対応」をするのが安倍政権の特徴だったのだ(第163回)。この傾向は、岸田政権でも継続されるのではないだろうか。

 総裁選でも論争になった「同性婚」「選択的夫婦別姓」など多様性・人権に関わる政策は、高市政調会長の下で自民党内の議論が停滞すると思われるかもしれない。だが、私はむしろ着実に前進すると考える。
958: 2022/01/06(木)13:12 ID:LK9Ub6+c(16/58) AAS
高市政調会長は、本質的には保守というより徹底したリアリストだ。それは、女性政治家として政界を生き抜く術だった(第285回・p3)。例えば、選択的夫婦別姓の問題については、「通称使用の拡大」に取り組んできたと総裁選で説明してきた。選択的夫婦別姓は、女性差別の問題であると捉えられがちだが、それと同時に、女性の社会進出の促進という「競争政策」の側面がある。高市政調会長は、女性の社会進出を否定するのではなく、現実的な取り組みをしてきた。多くの女性議員など「推進派」の議員との間で、党内の議論は活発化する。議論の活発化は、岸田首相の総裁選時の発言と一致している。

 来る衆院選、来年の参院選に向けて、自民党は権力を死守するためのリアリティーを見せつけるだろう。「同性婚」「選択的夫婦別姓」など社会民主主義的な政策の党内議論を進めていくことは、野党の存在意義を消すことになるからだ。
959: 2022/01/06(木)13:13 ID:LK9Ub6+c(17/58) AAS
総選挙では、保守派の支持はスルーする自民党
 自民党にとって、党総裁選では「保守派」の支持が重要となるが、総選挙では、「保守派」の支持の重要性が薄れる。自民党総裁選では、各候補者が日本遺族会や日本会議など、保守系の団体に配慮をしてきた。選挙の勝敗に一定の影響を持つからだ。

「新・闇将軍」安倍晋三の誕生、岸田政権長期化で日本の右傾化が加速するか
本連載の著者、上久保誠人氏の単著本が発売されています。『逆説の地政学:「常識」と「非常識」が逆転した国際政治を英国が真ん中の世界地図で読み解く』(晃洋書房)
 しかし、総選挙になると、自民党は保守派に配慮しなくなる。むしろ、子育て世代、現役世代のいわゆる「中道層」の票の獲得を狙う。声が大きいが、実は多数派ではない右派や左派ではなく、日常的に政治に声を上げることは少ないが「サイレントマジョリティー」である中道層の支持を得ることが、野党を破って、政権を維持することにつながるからだ。
960: 2022/01/06(木)13:14 ID:LK9Ub6+c(18/58) AAS
それが、安倍政権が保守層にリップサービスをしつつ、実際に社会民主主義的な政策を実行し続けた理由だ。一方、野党の弱体化は、左傾化して中道層に失望されてしまったことで、安倍政権は長期政権を実現した(第169回・p3)。

 なぜ、総選挙では保守派が重要でなくなるのか。

 保守派は、自民党に不満があっても、総選挙で野党に投票することは、絶対にないからだ。だから、岸田政権も、保守へのリップサービスを続けつつ、実際には中道層に支持される社会民主主義的な政策を拡大していくことになる。それが、野党をつぶす常套策であり、自民党の権力維持のためのリアリティーなのである
961: 2022/01/06(木)13:15 ID:LK9Ub6+c(19/58) AAS
岸田文雄首相は、二階俊博前幹事長を自民党総裁選で抵抗勢力に設定して勝利を収めたことで、権勢を振るってきた二階派を窮地に追いやった。しかし、「3A」と呼ばれる安倍晋三、麻生太郎、甘利明の3氏が、代わりの闇将軍として自民党を牛耳る構図が鮮明だ。岸田首相が組閣した新内閣も「3A内閣」と呼ばざるを得ない状況にある。(イトモス研究所所長 小倉健一)

約30年ぶりの宏池会政権誕生も
権力の中枢は「3A」にあり
 自民党の総裁選を勝ち抜いた岸田文雄総裁は10月4日、臨時国会で第100代首相に指名された。宮沢喜一元首相以来、約30年ぶりの宏池会(現岸田派)政権が誕生し、笑顔を振りまく岸田新首相は権力の頂点に登り詰めた喜びで甘い気分に浸っているように映る。
962: 2022/01/06(木)13:15 ID:LK9Ub6+c(20/58) AAS
総裁選で抵抗勢力に設定した二階俊博前幹事長の勢力を一掃し、いよいよ公約に掲げた「令和版所得倍増計画」の実現に向かうとの期待の声も上がる。だが、党役員人事に続く初の組閣は、二階氏に代わり自民党を牛耳る「3A(安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁、甘利明幹事長)」カラーが色濃く、自縄自縛のジレンマも抱える。その実態が「影法師内閣」となる中で、岸田カラーを打ち出すことはできるのだろうか。

 新内閣は全20閣僚のうち13人が初入閣で、当選3回の若手3人を抜擢するなど「党風」を一新したいとの意欲は伝わってくる布陣に見える。総裁選で最下位だった野田聖子氏を少子化担当相に起用し、3位の高市早苗氏を党政調会長で重用する。一方、2位の河野太郎氏は党役員の「末席」に当たる党広報本部長として冷遇するなど、ライバルたちを取り込むことで「反目」に備える周到さもうかがえる。
963: 2022/01/06(木)13:17 ID:LK9Ub6+c(21/58) AAS
だが、組閣の主役は宏池会ではない。安倍元首相が実質的に率いる党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)であり、麻生副総裁と甘利幹事長が牽引する麻生派(志公会)だ。いわゆる「3A体制」である。

 細田派からは、首相の女房役である官房長官に松野博一氏が起用され、安倍氏最側近の萩生田光一前文部科学相は経済産業相に横滑り、後任の文科相は末松信介氏、安倍氏実弟の岸信夫防衛相は再任となった。
964: 2022/01/06(木)13:17 ID:LK9Ub6+c(22/58) AAS
岸田派からこぼれる
「甘利氏がやりすぎ」の声
 とりわけ、総裁選で同じ麻生派の河野氏を応援せず、岸田氏の支持を固めた甘利幹事長の存在感は際立つ。9年弱ぶりに交代する財務相に、前任の麻生氏の義弟である鈴木俊一氏が食い込んだことをはじめ、麻生派から山際大志郎経済再生相、牧島かれんデジタル担当相を入閣させた。

 山際、牧島両氏は甘利氏の地元・神奈川県の選出で、同県の菅義偉前首相が河野氏(神奈川15区)、小泉進次郎前環境相(同11区)を重用して地元の覇権を維持していたことへの意趣返しと見て取れる。

 新設される経済安全保障担当相の小林鷹之氏は二階派所属であるものの、甘利氏が座長を務めた党の経済安保に関する戦略本部で事務局長を務めた「甘利印」。さらに萩生田氏が率いる経産省は、かつて経産相だった甘利氏の牙城で「今でも甘利氏の了解なしに政策を動かせない」(経産省幹部)とされる。
965: 2022/01/06(木)13:18 ID:LK9Ub6+c(23/58) AAS
新内閣のネーミングは
闇将軍の名を冠した「3A内閣」か
 岸田氏は4日、待ち構える記者団に「強い思い、強い覚悟をもってこれから臨んでいきたい」と抱負を語るサービス精神を見せた。

 岸田氏が総裁選で再確認する意向を示した、2019年の参議院選挙広島選挙区を巡る党本部から河井案里氏(公職選挙法違反で有罪判決が確定)側への1億5000万円の資金投入について、甘利幹事長が再調査する考えはないと明言した。さらに、6月に政界引退を表明した二之湯智氏を今回の組閣で国家公安委員長に起用する異例人事が批判されてもいる。それでも、「天下人」となった今の岸田首相には、小さな話なのかもしれない。
966: 2022/01/06(木)13:19 ID:LK9Ub6+c(24/58) AAS
そうした雰囲気に飲まれたのか、メディアからも「官房長官に萩生田氏」(9月30日、朝日新聞)、「経産相に山際氏」(10月1日、毎日新聞)などと誤った報道が流れる始末である。

 新内閣のネーミングを付けるメディアの恒例行事に加われば、今回は主導権を確保した安倍晋三、麻生太郎、甘利明の3氏から「3A内閣」といえるだろう。

 高揚感に包まれるまま10月19日告示、同31日投開票の日程で総選挙を実施する意向を固めたと報じられた岸田首相。かつて「闇将軍」として君臨した田中角栄元首相の後押しで政権を握り、その影響力が色濃く反映された中曽根康弘政権は「田中曽根内閣」と揶揄されたが、「3A」が背後に見える岸田内閣の姿とだぶる。
967: 2022/01/06(木)13:20 ID:LK9Ub6+c(25/58) AAS
山口県庁を訪問した姿は「凱旋将軍」のようですらあった
持病の潰瘍性大腸炎の悪化に伴い首相を辞任した安倍晋三前首相が、早くも活発に動き始めている。

辞任してからまだ1カ月半しかたたないのだが、連日のように活発な動静が伝えられてくる。健康回復するのはもちろん好ましいのだが、自民党内部からは「ならば辞める必要はなかったのではないか」という皮肉が聞こえてくる。
968: 2022/01/06(木)13:21 ID:LK9Ub6+c(26/58) AAS
安倍氏は11月1日から3日間、辞任後初の地元・山口県入りした。

2日には山口県庁を訪問。出迎えた約500人の職員を前に「7年8カ月、厚い支援を送ってくれた皆さまにお礼申し上げる」とあいさつした。村岡嗣政知事は「歴代最長の長きにわたり、重責を果たされた。県民を代表して心より敬意を表します」と呼びかけた。

その光景は、まるで凱旋将軍のようですらあった。安倍氏はこの3日間、後援者や地元の記者団を前に、首相時代に積み残した課題、憲法改正に向けても意欲を示した
969: 2022/01/06(木)13:21 ID:LK9Ub6+c(27/58) AAS
辞任してから3日後の9月19日、靖国神社への参拝を敢行
それだけではない。安倍氏は辞任後活発な動きをみせる。辞任してから3日後の9月19日、靖国神社への参拝を敢行。さらに1カ月後の10月19日にも参拝している。

首相時代は、中国、韓国などへの配慮から、13年12月に靖国参拝して以来自重していたが、首相を退任してその足かせが解けたということなのだろう。今後も足しげく通っていくことになるのではないか。

この他にも9月28日には自分の出身派閥である自民党細田派の会合に出席。同派所属議員と記者団らの私的宴席にサプライズ出席することもあった。宴席などでは、酒は控えめだが、ジョークも交えながら軽快なトークを繰り広げている。出席者が、3度目の首相登板への期待を口にすることもあるが、その都度、「そんなことはあり得ない」と全面否定しつつ、まんざらでもなさそうな笑顔を見せているという。
970: 2022/01/06(木)13:22 ID:LK9Ub6+c(28/58) AAS
1年以内に党内最大派閥「安倍派」が誕生する
その安倍氏。今後どんな政治活動をするのか。当面注目が集まるのは、党内最大派閥・清和政策研究会(通称・細田派)への復帰だ。細田派は、その名の通り細田博之元党幹事長が領袖を務め、7年8カ月間の安倍政権を支えていた。安倍氏の父・晋太郎氏が会長を務めたこともあり(当時は清和会)、安倍氏もこの派閥にわらじを脱いだが、12年、首相就任の時、離脱していた。

首相退任した今、安倍氏は古巣への復帰に意欲満々だ。周囲には、次の衆院選までは「一兵卒」にとどまり、選挙後に派閥復帰する考えを伝えている。このことは、永田町では大きなニュースとして伝わる。
971: 2022/01/06(木)13:22 ID:LK9Ub6+c(29/58) AAS
安倍氏が細田派に復帰するということは、自動的に即同派の会長となることを意味する。呼称も「安倍派」に変わる。来年秋までには衆院選は必ず行われるから、安倍氏は1年以内に自民党最大派閥のリーダーとなることが固まったといえるのだ。
972: 2022/01/06(木)13:23 ID:LK9Ub6+c(30/58) AAS
最大派閥のリーダーとして辣腕をふるった先人としては、1970年代から80年代にかけて「数の力」を背景に闇将軍といわれた田中角栄氏のことを思い出す。安倍氏は田中氏のようになれるのだろうか。

その可能性は十分あると考えていい。その理由は3つある。
973: 2022/01/06(木)13:24 ID:LK9Ub6+c(31/58) AAS
安倍氏が「闇将軍・田中角栄」のようになれる3つの理由
?「安倍株」は高まっている
まず安倍氏が求心力を維持して退陣したことを指摘したい。

辞任理由は、第1次政権の時と同じように潰瘍性大腸炎の悪化による退場だったが、1度目の辞任の際に「政権投げだし批判」を受けた反省から、今回は、新首相が決まるまではきちんと政権運営する考えを表明。記者会見での立ち居振る舞いが潔く見えたことで国民の支持は上がった。政権末期に支持が上がるのは珍しいことだ。

いいムードで菅義偉氏にバトンを渡し、その効果もあり菅政権は順調なスタートダッシュに成功した。現在の「安倍株」は自身の政権末期よりも高まっている。
974: 2022/01/06(木)13:25 ID:LK9Ub6+c(32/58) AAS
二階俊博幹事長を切ろうとした岸田文雄氏と、それを知って先手を打った形の菅総理。その結果、菅総理は出馬を断念し、岸田氏は一気に劣勢に追い込まれる。

 当の二階幹事長は「俺はまだ旗振りしない」(9月6日付、日経新聞)とキングメーカーぶりを見せる。ある意味で予想通りの展開だ。
975: 2022/01/06(木)13:25 ID:LK9Ub6+c(33/58) AAS
二階幹事長は4年間で37億円超

 そこには二階幹事長に流れる巨額な「政策活動費」という「闇の金」がある。これは自民党議員、特に若手議員は無視できない。公表された最も新しい2019年の政治資金収支報告書によると年間で10億円超だ。16年の幹事長就任以後の4年間では37億円超にのぼる。更に20年も21年も支払われているだろう。支払う責任者は二階幹事長その人だ。

 その金が、どう使われたのか全くわからない。総務省も把握していない。まさに「闇の金」だ。これについて自民党は「適正に処理している」と回答。国会議員が自ら作った政治資金規正法上、問題ないということだ。
976: 2022/01/06(木)13:27 ID:LK9Ub6+c(34/58) AAS
では、何に使われているのか? 取材に応じた自民党関係者は、「幹事長のモチ代、氷代」と語った。「選挙の趨勢を決する資金」だという。もちろん、それは表に出せない。つまり買収に使われるということだろう。

 ちなみに、買収事件が発覚した19年の参議院選の直前だけで1億円超の資金が二階幹事長に流れている。今回の総裁選挙でその金を使うことも可能だろう。それ故に必ずしも大派閥の領袖ではない二階幹事長がキャスチングボートを握れるわけだ。
977: 2022/01/06(木)14:08 ID:LK9Ub6+c(35/58) AAS
自民党には多額の税金が入っている。政党交付金だ。19年では、党の収入の7割を占めている。自民党は二階幹事長に払った「政策活動費」は政党交付金からではないと説明している。
978: 2022/01/06(木)14:08 ID:LK9Ub6+c(36/58) AAS
しかし、財布は一つだ。納得できる説明ではない。つまり、メディアが騒いでいる総裁選挙とは「闇の金」が左右するイベントだとも言える。そして、どの候補もその問題には踏み込まない。少なからず恩恵にあずかっているからだろう。
979: 2022/01/06(木)14:09 ID:LK9Ub6+c(37/58) AAS
そういうシステムで選ばれたリーダーに国政のかじ取りが可能だろうか? 例えば、菅総理はある意味で最も恵まれた総理だった。すべきことは明確だった。国民の命を守る。そして財政均衡など考えずに国債を発行して税金を使えた。その結果、国会に諮らずに使える30兆円もの予備費を手にした。しかし、それを有効に使うこともできず、国民の命を守ることも十分にできなかった。
980: 2022/01/06(木)14:09 ID:LK9Ub6+c(38/58) AAS
当然だろう。「闇の金」の上に立つリーダーが税金をまともに使うことなど期待する方がおかしい。政治と金に「闇」のある政治家にこの国を預けてはいけない。これは奇麗事ではない。自分の財布の収支を説明できない政治家が国費を適切に使えるわけがない。当然の理だ。
981: 2022/01/06(木)14:10 ID:LK9Ub6+c(39/58) AAS
衆院が解散され、この秋は政治の季節となった。政界で「闇将軍」といえば、ロッキード事件発覚後も絶大な政治力を行使した田中角栄元首相だ。岸田文雄政権が誕生したが、安倍晋三元首相、麻生太郎自民党副総裁、甘利明党幹事長の「3A」の影響が強い内閣と世間に受け止められている。「安倍かいらい」ともやゆされるが、内実はどうか。2度目の内閣退陣後、再び活動を活発化させる安倍元首相は、キングメーカーとして「令和の闇将軍」となれるのか。
982: 2022/01/06(木)14:18 ID:LK9Ub6+c(40/58) AAS
「宏池会(岸田派)は死滅したも同然ですよ」。そう嘆くのは、元参院議員の平野貞夫さん(85)である。1957年、池田勇人元首相が創設し、自民党の派閥で最も長い歴史を持つ宏池会。平野さんは国会議員の前は、59年から衆院事務局職員として33年間勤務し、その間には池田氏と共に宏池会を作った前尾繁三郎元衆院議長の秘書を務めたこともある。「私のように池田さんや前尾さんに接したことのある人間はもうほとんど生きていないと思いますが、宏池会を作った政治的な意味は、岸信介元首相の影響を受けた政権を作らせないこと。つまり、憲法改正をさせないことです」
983: 2022/01/06(木)14:18 ID:LK9Ub6+c(41/58) AAS
安倍元首相は言わずと知れた岸元首相の孫。2017年5月3日には、憲法9条に自衛隊の存在を書き加える改正案を打ち出すなど、祖父と同じく改憲論者だ。「岸田さんは自民党総裁選で憲法改正を主張しました。あれは安倍さんに気を使ったもので、はっきり言ってはいませんが9条改正のことでしょう。それではもう宏池会とは言えません」と平野さん。岸田政権誕生を後押しした安倍元首相におもねる現宰相を批判するのだ。
984: 2022/01/06(木)14:19 ID:LK9Ub6+c(42/58) AAS
岸田内閣では、安倍元首相の出身派閥である細田派から、竹下派と並び最多の4人が入閣。党役員人事でも高市早苗氏が政調会長に就任するなど、「安倍人事」とも呼ばれ、キングメーカーとして存在感を存分に発揮したようにも見える。だが一方で、安倍元首相は人事に不満を漏らしているとの声も聞こえてくるが、真相はどうなのか
985: 2022/01/06(木)14:20 ID:LK9Ub6+c(43/58) AAS
10月の衆院選で新潟5区から出馬し、比例復活当選した自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が、自身の公式ツイッターに、衆院選で「2000万〜3000万円の裏金を要求され、断ったら選挙が大変だった」との趣旨の文章を11月29日に投稿した。泉田氏は30日、報道陣の取材に対し、「要求したのは自民党の関係者だ」と述べた。

集会であいさつする泉田氏(30日午後7時31分、見附市で)=佐賀秀玄撮影
986: 2022/01/06(木)14:20 ID:LK9Ub6+c(44/58) AAS
泉田氏は、「総選挙の闇 新潟5区」と題してツイッターに投稿。「『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」「広島で(参院選の買収)事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました」と書き込んだ。

 泉田氏は、同党県連会長の高鳥修一衆院議員(比例北陸信越)に対応を求めたが、高鳥氏は「県連としては一切関わらないという結論になった」と回答したという。

 高鳥氏は30日、「突然ネットに話の内容や名前を出されて迷惑している」とのコメントを出した。
987: 2022/01/06(木)14:21 ID:LK9Ub6+c(45/58) AAS
政界、一寸先は闇−。

4年ぶりとなった10月の第49回衆院選は、自民党の川島正次郎元副総裁が言ったとされる政治の世界の格言を改めて痛感させた。

象徴的だったのが閣僚や党要職を歴任した自民党大物同士がぶつかった山口3区だ。当選10回の河村建夫氏と参院からくら替えした林芳正氏が公示直前まで激しい公認争いを繰り広げた。
988: 2022/01/06(木)14:44 ID:LK9Ub6+c(46/58) AAS
河村氏が後ろ盾としていたのは所属する二階派を率いる二階俊博幹事長だった。二階派は、公認決定に大きな影響力を持つ幹事長の権勢をかざし、くら替えをもくろむ林氏に対し「除名」もちらつかせた。

しかし、二階派の圧力は逆に、明治以降、多くの首相を輩出してきたことを自負する長州人の反発を買った。林氏は7月、首相の座を目指すため衆院選への立候補を正式に表明した。
989: 2022/01/06(木)14:45 ID:LK9Ub6+c(47/58) AAS
記者会見では、自民党県議団全員が署名した推薦状が林氏に手渡され、二階氏ら党重鎮が背後に控える河村氏に対し、林氏は地元支持の厚さを演出した。

9月、菅義偉首相が党総裁選への不出馬を表明すると潮目が変わった。菅氏の退任とともに二階氏も幹事長を交代し、河村氏は最大の後ろ盾を失った。
990: 2022/01/06(木)14:46 ID:LK9Ub6+c(48/58) AAS
総裁選の結果、菅氏の後任には林氏が所属する岸田派会長の岸田文雄首相が就任し、林氏には強い追い風が吹いた。結局、党本部の情勢調査でも河村氏を圧倒していたこともあり、林氏が公認を得た。林氏は選挙でも圧勝し、当選後は早速、岸田内閣の外相に起用された。

不出馬に追い込まれた河村氏は議員を引退。出馬を見送る代わりに、党本部は河村氏の長男、建一氏の比例代表での処遇を約束したが、地元の中国ブロックではなく、北関東ブロックに回され、落選した。
991: 2022/01/06(木)14:47 ID:LK9Ub6+c(49/58) AAS
3度目の再登板を目指すのか、「令和の闇将軍」を目指すのか。

12月6日、自民党最大派閥の清和政策研究会の10代目の新会長に就任した安倍晋三元総理(67)のお披露目を兼ねた政治資金パーティーが都内ホテルで開催された。

【画像】昭恵夫人はコロナ禍「和ハーブ」パーティー

同派は1979年、福田赳夫元総理が創設した「清和会」が始まりだ。安倍氏の父の晋太郎元外相が2代目会長を務めたこともある。昭和の時代は平成研究会(旧竹下派)としのぎを削り、森喜朗氏(84)、小泉純一郎氏(79)、福田康夫氏(85)、そして安倍氏と4人の宰相を生み出し、平成後期は自民党を牛耳った派閥といえた。
992: 2022/01/06(木)14:47 ID:LK9Ub6+c(50/58) AAS
現在もその勢いは枯れることなく、第二派閥・志公会(麻生派)53名に40名以上の差をつけた95名を誇る最大派閥で、ホテル内に5つの宴会場を用意し、2000人もの参加者を集めた。

「約半世紀にわたり自民党と日本政治の背骨を担ってきた派閥の会長として職責を果たすため、全力を尽くすことを誓う」
993: 2022/01/06(木)14:48 ID:LK9Ub6+c(51/58) AAS
父から数えて30年ぶりの「安倍派」を立ち上げた高揚感か、安倍氏は意気軒高にそう述べた。顔の輪郭は少しぽっちゃりとし、シワの目立った手に張りが戻っていた。10分ほどの挨拶でも両腕を大きく振るう総理時代のジェスチャーを何度も繰り返した。
994: 2022/01/06(木)14:48 ID:LK9Ub6+c(52/58) AAS
「選挙後も新規入会者も多く集まり、ますます勢いを増している。わが宏池会にも少しおすそ分けをしていただきたい」

来賓で駆けつけた岸田文雄総理はこう持ち上げた。へりくだる一方で、イギリス・グラスゴーで開催されたCOP26で世界の首脳とのやりとりを披露し、こう当て擦った
995: 2022/01/06(木)14:48 ID:LK9Ub6+c(53/58) AAS
顔なじみの世界の首脳と話していると、安倍総理は元気にしているのか、と何度も尋ねられた。ある国の首脳は『シンゾーは国政選挙で6連勝している。勝利の秘訣を自分は教えてもらった』と話していました。私はその秘訣をまだ教わっていません。参院選にむけて安倍会長から貴重なご指導をいただきたい(苦笑)」

安倍氏は困ったような笑顔を浮かべてこれに応えた。
996: 2022/01/06(木)15:05 ID:LK9Ub6+c(54/58) AAS
盟友の麻生太郎副総裁(81)、旧竹下派を率いる茂木敏充幹事長(66)も駆けつけ祝辞を述べた。7年8ヵ月の戦後最長の在任記録を打ち立てた元総理の元には次々と人が訪れ、笑顔で応じていた。

視界良好に見える最大派閥も、内情は不穏でもある。
997: 2022/01/06(木)15:07 ID:LK9Ub6+c(55/58) AAS
9月の総裁選で支援した高市早苗政調会長(60)の合流が取り沙汰されている。だが、野党時代に離脱した高市氏への反感が派内には根強く残る。パーティーに政調会長として参加し、高市氏は挑発するかのようにこう述べた。

「無派閥の高市早苗です」

さらに派内は「福田系」と「安倍系」に分かれる。安倍氏の力が強大なため、「福田派プリンス」の福田達夫総務会長(54)は野心を表に見せることはない。だが、高市氏の処遇を誤れば、軋轢を生み、派閥分裂の萌芽が生まれかねない。清和会所属の参議院議員が語る。
998: 2022/01/06(木)15:07 ID:LK9Ub6+c(56/58) AAS
「総裁候補として、萩生田光一経産相、下村博文元文相、西村康稔前コロナ担当相、そして福田氏となるが、誰も決め手に欠ける。いずれ安倍会長が指名するのだろうが、決め手に欠けるだけに誰を選んでも漏れた人やその側近が不満を持つ。次の総裁選で他派閥の候補を推せ、となれば求心力低下に繋がりかねず、大所帯であるが故に悩みは尽きない」

スピーチでは追従の姿勢を見せていた岸田総理だが、人事で安倍氏の望む官房長官・幹事長人事を差し戻した、と言われている。現職幹事長の甘利明氏の小選挙区落選で幹事長辞任を巧妙に利用した、と目されている。旧竹下派の茂木外相を新幹事長に充て、空いた外相ポストに岸田派ナンバー2の林芳正元元防衛相を滑り込ませたのだ。
999: 2022/01/06(木)15:08 ID:LK9Ub6+c(57/58) AAS
気心の知れた人、頼れる人を閣内にやっと作れた」

岸田総理は側近にそうこぼしたと言われる。

他方、この外相人事で安倍氏の不満は頂点に達した、と前述の参議院議員が指摘し、こう続ける。

「林家と安倍家は中選挙区制度の時期にともに出馬して票争いを繰り広げてきた。親の代から争いがある上に、次の衆院選から人口減の山口県の選挙区は4つから3つに減る。安倍元総理の山口4区が消滅し、林氏の3区と統合し、『新3区』となる見込み。林氏と安倍元総理で公認争いが起きるのは必定で、今回の選挙で2万票も減らした安倍元総理とこれから総理の椅子を狙う林氏では、勢いが異なる」
1000: 2022/01/06(木)15:08 ID:LK9Ub6+c(58/58) AAS
安倍氏の表舞台復帰は自身の力を誇示し、岸田総理に重圧をかける狙いがあると言う。

最大派閥のトップとなった安倍氏と現在、権力を握る岸田総理との水面下の駆け引きは来年夏の参院選まで繰り広げられる。参院選で自民が勝利すれば岸田政権は長期化も視野に入ろう。反対に、参院選で自民が敗れることが起これば、安倍氏は闇将軍として総理の首をすげ替えるように暗躍するか、あるいは、3度目の登板も……。
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